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オクトーバー・リスト 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2021/03/09 |
JAN | 9784167916688 |
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商品レビュー
3.8
49件のお客様レビュー
さすが、ジェフリー・ディーヴァー。 読み終わったあと、バック トゥー ザ フューチャー方式でおさらい。楽しかったわ!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【あらすじ】 本書は最終章で始まる。(中略)真相が明かされるのはラスト2章!前人未踏の超絶技巧サスペンス。 なるほど、真相がこうならばこれは最終章から始めないといかんよね。第2章で「ああ、ガブリエルの正体ってこういう……」と納得しつつ大丈夫1章を読むと「ああ、あのシーンは全部仕組まれたことだったのか……」と納得。解説で阿津川辰海氏が言っていたように徐々にズームアウトしていき、物語全体が見えるようになっていく手法がすごかった。 イメージとしては『カメラを止めるな!』が近いかな、違うかも……。一気読み必須のサスペンス。
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終わりから始まるミステリー。娘の誘拐、そしてオクトーバーリストの謎とは? #オクトーバー・リスト ■あらすじ 怪しい男から娘を誘拐したと脅迫されている女性。タイムリミットは迫っていた。この事件には「オクトーバーリスト」と言われる情報が関係しているらしい。彼女はアパートで娘が無事...
終わりから始まるミステリー。娘の誘拐、そしてオクトーバーリストの謎とは? #オクトーバー・リスト ■あらすじ 怪しい男から娘を誘拐したと脅迫されている女性。タイムリミットは迫っていた。この事件には「オクトーバーリスト」と言われる情報が関係しているらしい。彼女はアパートで娘が無事もどってくるのを待っている、そして身を案じる仲間たちが娘を連れ戻しに行ったのだが… ■きっと読みたくなるレビュー 終わりから始まるミステリー。 なかなかのパワーワード、どんな物語なんだ?と思われるかもしれませんが、実はそのまんまです。最終章である「第36章」から時間が巻き戻るように物語が綴られていき、ラストは「第1章」で幕を閉じるという作品。私が大好きな映画「メメント」に近い進行ですね。 本作、漫然と読み進めてしまうと混乱しがちなので、ノートに人物と関係性を書くのがオススメです。人物は多くないので手間がかかるほどでもないですし、人間関係を理解できたほうが絶対楽しめますよ。 さて物語ですが、とにかく分からないことばっかりなのに、常に差し迫った状況なんです。しかもさらに不安を掻き立てるような情報が交錯してくるから、さらに胸騒ぎが大きくなっていく。 こいつ何者なの?何故こんなことするの?オクトーバーリストって一体なんなのよ? 先に気になってしょうがないので読み進めるのですが、そうです本作は逆進行。読めば読むほど、むしろ気になることが増えてくるという恐ろしい展開。でも気になるから読み進めちゃう…そしてまた分からないことが増える…助けて。 ただすべてが分からないわけではなく、先に戻ることによって判明することも出てくる。場面も人物も次々切り替わったり、細かい展開もスピーディでストーリーテリングが上手いのよ。めっちゃ楽しく読み進められました。 そして本作は登場人物の距離感が素晴らしいんです。特にメインの男女二人の関係性が見ものなんですよね~ 物語が進行する(遡る)ことによって、気持ちが少しずつ変化して(戻って)いく様子が面白いのよ。 そしてなんといっても物語の終盤(というか序盤)。そもそもどういう事件だったのか、娘の誘拐は何故おこったのか、オクトーバーリストとは何なのか… ついに謎が明らかになった時、あまりに綺麗な真相と収束に、とりあえず目ん玉が飛び出ました。 あっという間に「最初まで」読んでしまった、ドエンタメなサスペンスミステリーでした。 ■ぜっさん推しポイント 全て読み終わって、あらためて最初の「第36章」や、各章を飛ばし読みをしてみる。あのシーンはどうだったのか、奴はどうなったんだ…なるほど、そういうことだったのかと唸ること請け合い。 そして本書は、各章の冒頭に関連する写真が添えられているんです。部屋に飾りたくなるような写真ばかりで大好き。私のイチ推しは「第10章 土曜日午前10時30分 45分まえ」の写真。皆さんはどの写真がお気に入りですか?
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