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かがみの孤城(上) の商品レビュー

4.2

520件のお客様レビュー

  1. 5つ

    210

  2. 4つ

    207

  3. 3つ

    73

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    3

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2024/08/27

めちゃくちゃ面白い。 評判がよいのは知っていたが、内容は知らなかったから、こんな話だったのかと。 中学で不登校になってしまった主人公こころが鏡の中の孤城で、同じ境遇のメンバーと出会い、絆を深めていくストーリーなんだが、作中にでててくる、こころの不登校の原因になった事件が怖すぎる...

めちゃくちゃ面白い。 評判がよいのは知っていたが、内容は知らなかったから、こんな話だったのかと。 中学で不登校になってしまった主人公こころが鏡の中の孤城で、同じ境遇のメンバーと出会い、絆を深めていくストーリーなんだが、作中にでててくる、こころの不登校の原因になった事件が怖すぎる。 想像しただけで、ゾッとする状況。 そして、その事件の首謀者となった真田という少女。クラスの中心的な存在で、周りを巻き込みこころを悪者にしたてあげていく。 「真田さんがかわいそうー」 「あいつは卑怯者だよー」ってな感じで、 正義を振り翳す集団。本当に恐ろしい。 昔、学校であった隣のクラスのイジメ問題もクラスの委員長みたいなやつが首謀者だったなぁ。 学級会で、彼の人が嫌いな人?って先生の問いに、 堂々と手をあげたとか。嫌いな事を嫌いと言って何が悪いと言いたいのだと思うが、それなら、関わらなければ良い話。職場でも、嫌いな奴に限って寄っては絡んでくるからなぁ。 人間関係は難しい、、、 下巻が楽しみすぎる。

Posted byブクログ

2024/08/15

(下巻含めて) 久しぶりに読んだファンタジー。各々の事情で学校に行けない7人の中学生が、異世界の城に集い紆余曲折の中で、人間の心を知り、きっと助け合えるということを知っていく。各所に伏線が張り巡らされ、それらが終盤に向かってどんどん回収され、驚くべき新事実が明らかになっていく、ミ...

(下巻含めて) 久しぶりに読んだファンタジー。各々の事情で学校に行けない7人の中学生が、異世界の城に集い紆余曲折の中で、人間の心を知り、きっと助け合えるということを知っていく。各所に伏線が張り巡らされ、それらが終盤に向かってどんどん回収され、驚くべき新事実が明らかになっていく、ミステリ的面白さも具えている。全てが完結し、皆が夫々の現実に帰る時、記憶の残らないことがどれだけ物語の美しさを増長させているか。文章も読みやすく、誰にでもお勧めできる作品。

Posted byブクログ

2024/08/10

2017年第11回啓文堂大賞文芸書大賞 2017年第1回ブランチbook大賞 2017年ダヴィンチ「BOOKOFTHEYEAR2017」     小説部門第1位 2017年埼玉の高校図書館司書が選んだ本第1位 2017年熊本県学校図書館大賞 大賞 2018年第11回神奈川県学校図...

2017年第11回啓文堂大賞文芸書大賞 2017年第1回ブランチbook大賞 2017年ダヴィンチ「BOOKOFTHEYEAR2017」     小説部門第1位 2017年埼玉の高校図書館司書が選んだ本第1位 2017年熊本県学校図書館大賞 大賞 2018年第11回神奈川県学校図書館員大賞 大賞 2018年第15回本屋大賞 2018?第6回ブグログ大賞小説部門 大賞 2021年ダヴィンチ「BOOKOFTHEYEAR2021」     文庫部門第1位 ブグログの作品紹介に8冠とあり、土瓶さんのレビューに9冠とあって、文学賞ってそんなにあるのかって 思わず検索してしまいました これだけ評価され尽くされている本を読むのは ちょっと怖さもある 面白さがわからないと、恥ずかしいのではとかね 孤城ー孤立無縁の城ー このタイトルが、さすが辻村さんと思っていたら 担当編集者の良い仕事だったらしい 中学1年生の女子が、同級生のいじめをきっかけとして不登校となる この各小学校から集まる中学校での生活の始まり 探り合い 選択肢として出てくるフリースクール、保健室登校 担任との噛み合わない会話 5月のある日部屋の鏡の中に引き込まれる そこには孤城が建ち 自分と同じような問題を抱えた中学生たちが集められていた さてと、下巻へ

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2024/08/06

小5の長女に「面白いから読んでみて」と勧められて読んだ。子どもがいると、ちょくちょく涙腺が刺激されるなぁ…

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2024/08/04

小5の子供が不登校で、本人が「気持ちがよくわかると」言っていたのを聞いて、まず映画を見て小説を読みました。 不登校の本人の気持ち、SFっぽい構成でとても共感しつつ、楽しく読めました。

Posted byブクログ

2024/07/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ブクログのおすすめにあったので読んでみた。上下巻のボリュームにちょっと気後れしていたが、読み始めると面白くて読みやすくて一気読みした。早く続きが読みたい! 中学一年生のこころ。クラスの女子から恋愛絡みの因縁をつけられいじめられるようになり、5月から不登校になる。ある日、部屋の鏡が光り、鏡の世界の城に行けるようになる。そこには6人の子供たちと、狼の面を被ったワンピース姿のオオカミさまがいた。オオカミさまが言うには、鍵を探し、願いの部屋を見つければ何でも願いひとつ叶う。期限は3月30日まで。ただし、鍵を誰かが使えばもう鏡の世界に来られなくなるし、ここでの記憶を全員失う。鍵が使われなければ3月30日以降も記憶は残るという。子供たちはみなこころと同じ中学校の不登校児たちだった。

Posted byブクログ

2024/07/29

あまりにもリアルな表現や主人公の露わな感情に学生時代を思い出しました。 誰かがなにげなく放った言葉の意図をいちいち推測してしまったり、その結果、悲観視してしまう主人公は自分と重なる部分が多く、読んでいて自分の心の中を映し出している鏡のように思えてきました。 この年頃の子供達に...

あまりにもリアルな表現や主人公の露わな感情に学生時代を思い出しました。 誰かがなにげなく放った言葉の意図をいちいち推測してしまったり、その結果、悲観視してしまう主人公は自分と重なる部分が多く、読んでいて自分の心の中を映し出している鏡のように思えてきました。 この年頃の子供達にとって学校は主軸であり、どんな事があろうと、決して切り離せないものです。 学校が全てで、行かなければその全てが終わってしまうと思っていたあの頃に戻った様な気分でした。

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2024/08/01

ファンタジーかとおもったら…「イジメ」の話かとおもったら…もっと幅広い子どもの生きづらさの話かとおもったら…ミステリーっぽくなったりサクサク読めるのでいい! 上巻のラストでお母さんとわかり合えたようで良かったな〜と思いつつまだまだ何か有りそうで下巻が楽しみ。 対象年齢が小学生から...

ファンタジーかとおもったら…「イジメ」の話かとおもったら…もっと幅広い子どもの生きづらさの話かとおもったら…ミステリーっぽくなったりサクサク読めるのでいい! 上巻のラストでお母さんとわかり合えたようで良かったな〜と思いつつまだまだ何か有りそうで下巻が楽しみ。 対象年齢が小学生から大人までのようで確かにどの年代でも分かりやすい表現を使いつつも大人にも読み応えがある。

Posted byブクログ

2024/07/14

ただの子供騙し。 内容はとことん薄っぺらい。 学校現場の実情を知りもしない作者が書いた、間違った「寄り添い」の典型的な話。

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2024/07/14

★★★★☆ファンタジーな物語の中にいじめ、不登校になっている個性的な中学生達が登場しています。題名からイメージしていた内容と違っていたので、下巻でどう展開されるのかが楽しみです。主人公こころの母親からの言葉の受け取り方が新鮮でした。こういう受け取り方もあるんだと考えさせられました...

★★★★☆ファンタジーな物語の中にいじめ、不登校になっている個性的な中学生達が登場しています。題名からイメージしていた内容と違っていたので、下巻でどう展開されるのかが楽しみです。主人公こころの母親からの言葉の受け取り方が新鮮でした。こういう受け取り方もあるんだと考えさせられました。

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