悪の芽 の商品レビュー
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過去にいじめていた男が無差別殺人を犯す。それを知った安達はパニック障害に。また事件に巻き込まれた娘の母も事件の真相を追う中で安達の存在を知る。 何かもっと最悪の事態が起こるのかとハラハラしながら読んだが、そうではなく、皆が悪の芽を摘む方向? 悪の悪循環は絶たれたので良かった。
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あるイベント会場で通り魔的な殺人事件が起 きます。 犯人はその場で自殺してしまい動機は不明。 しかし徐々に犯人像が明らかになり、社会的 落伍者であることが判明します。 その犯人と小学校時代に同級生であった男は 犯人を虐めた過去を持ちます。 「犯人が人生を踏み外すきっかけを...
あるイベント会場で通り魔的な殺人事件が起 きます。 犯人はその場で自殺してしまい動機は不明。 しかし徐々に犯人像が明らかになり、社会的 落伍者であることが判明します。 その犯人と小学校時代に同級生であった男は 犯人を虐めた過去を持ちます。 「犯人が人生を踏み外すきっかけを作ってし まったのは自分なのでは?」と罪の意識にさ いなまれ、犯人の過去や動機を調べようとし ます。 貫井氏作品特有の、一つの事実に対してそれ に関係する多くの人間の人生や考え方が交錯 します。 そして犯人の動機が明らかになった時、作者 の伝えたかったことはこれだったのか、と意 外なメッセージを受け取ることになります。 多分、読後にちょっとだけあなたの行動が変 わることになる一冊です。
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何がほんとに悪なのか? 考えさせられる 直接的に何かをしなくても このネットの社会の中 実際に知らない誰かを傷つけているかもしれない
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なるほど、そういう理由だったのか。 分かった。 でも納得は出来ない。 結局、ちゃんと軌道修正して、銀行マンに戻れてることに、勝手に腹が立つ。 幸せなひとはずっと幸せなんだな。
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登場人物が多いですが、オチ?と言っていいのでしょうか、その後が主人公以外描かれないのはモヤモヤしてしまいました。 犯行の結果だけを見て「こうに違いない」「酷い事をする奴だな」で思考が止まってしまうのは往々にしてある事です。 少なからず登場人物たちの人生の指針や思考に影響を与えた事は明らかであり、彼らの行く末、犯人が主張を通すために「無関係の人々」を殺した事実について読者に考えさせる事も作者の狙いだと思うので…そこまで考えるとよく出来た小説だなと感じました。
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悲惨な結果に終わらなくてホッとした。 久しぶりに温井徳郎さんを読んだ。 文庫本化の宣伝で知って図書館から単行本を借用
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うーん。色々よく分からん。 そもそもいじめを忘れてたような人が、あのときのいじめが原因か?とか思うのか。 被害者の母も娘の復讐をそこに向けるかな? いじめてた証拠もないのに数十年前のことに。 真壁と動画撮影の学生も中途半端感あったな。 犯行動機も全くピンとこない。 女の子が死んだ日にやってたてだけって。 まぁ犯行動機なんて実際理解はできないもの多いから、そんなもんなのかなとも思う。
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うーん。 被害者と加害者。難しい。 斎木がやったことはどんな理由があろうとも許させることではないし、過去のいじめがあったからとかそーゆー話でもない気がする。 かと言って安達たちがやったとこもよくないけど。 でもうーん。
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分厚いけどスラスラ読めた いじめの被害者と加害者そして、見てただけの人 どう転んでも後味悪いな〜と思い読み進めたが、ラストがわりとあっけなく終わってしまった ただ犯人が死亡しているのでそうなってもしょうがないのかもしれないし、実際しょうがないことってこの世にたくさんあるのかもしれない 自分を含め人間てのは想像力が欠如してるのかも
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読んでよかった。途中、少しだるかったり、重かったりしたけど、さすが貫井さんは上手いと思う。読みやすくて分かりやすい文章を書く作家だと思う。 最後、とても感動する言葉もあって、何となく 東野圭吾の容疑者Xの献身を感じた。
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