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恐れのない組織 の商品レビュー

4.2

76件のお客様レビュー

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2022/07/17

「心理的安全性」を提唱した著者の最新刊。それが低い会社ではどの様な事態が起こるのか、そして高い会社での実例を有名なグローバル企業の例で説明されるので分かりやすい。「心理的安全性」が高い組織は学習、イノベーション、成長をもたらすことは「常識」になっているが、今後は、それを高めるため...

「心理的安全性」を提唱した著者の最新刊。それが低い会社ではどの様な事態が起こるのか、そして高い会社での実例を有名なグローバル企業の例で説明されるので分かりやすい。「心理的安全性」が高い組織は学習、イノベーション、成長をもたらすことは「常識」になっているが、今後は、それを高めるための研究が盛んになるのだろうが、本書でもその単著が述べており、楽しみである。基本、ビジネス書であるので、翻訳は読みやすくサクッと読了できた。

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2022/06/05

冒頭、下記のエピソードからはじまる。 新生児集中治療室(NICU)のナースは、医師から薬の投与指示がなかったことについて確認しようか迷った。 そして、投薬は医師が判断すべきことで、ナースはそれに従うことが仕事だから、と多忙な(かつ、前週、他の看護師の疑問を厳しく叱責していた)医...

冒頭、下記のエピソードからはじまる。 新生児集中治療室(NICU)のナースは、医師から薬の投与指示がなかったことについて確認しようか迷った。 そして、投薬は医師が判断すべきことで、ナースはそれに従うことが仕事だから、と多忙な(かつ、前週、他の看護師の疑問を厳しく叱責していた)医師への質問を呑み込んだ。 本書は、(旧態依然の事業でなく)最先端のナレッジ・ワーカー(知識労働者)たちが集う職場には、「心理的安全性」が必要、と主に経営者、管理職向けに書かれた本だけれど、最先端のナレッジ・ワーカー職場に限らず、人が集い協力しながら何かを成し遂げようとするところでは、絶対に必要なことだと思う。

Posted byブクログ

2022/06/26

最近よく読んでる心理的安全性の関連書だが、ルーツとも言える本だという事がわかった。 土台を作る、参加を求める、生産的に対応するというリーダーの務めがよくわかった。中間管理職として、リーダーである時とメンバーである時の両方があるが、自分がメンバーとして恐れを感じて沈黙している時の事...

最近よく読んでる心理的安全性の関連書だが、ルーツとも言える本だという事がわかった。 土台を作る、参加を求める、生産的に対応するというリーダーの務めがよくわかった。中間管理職として、リーダーである時とメンバーである時の両方があるが、自分がメンバーとして恐れを感じて沈黙している時の事を、リーダーである時に意識して振る舞いたいと思った。

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2022/05/15

もっと前の本かと思ったが、割と最近だった。学習する組織とかティール組織とかに通じる話で、事例もそんなに新しいわけではない。 が、内容としてつまらないわけではない。むしろ、状況は全く変わっていない。従業員エンゲージメントを気にする割に的はずれな経営幹部。達成不可能な目標を押し付けつ...

もっと前の本かと思ったが、割と最近だった。学習する組織とかティール組織とかに通じる話で、事例もそんなに新しいわけではない。 が、内容としてつまらないわけではない。むしろ、状況は全く変わっていない。従業員エンゲージメントを気にする割に的はずれな経営幹部。達成不可能な目標を押し付けつつ、コンプラ教育に余念が無いラインマネージャ。そんなのばっかりだよね?

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2022/05/08

実例をあげつつ組織における心理的安全性の重要性とその構築へのヒントを提示しています。学校における教育活動をビジネスの用語で語ることには慎重であるべきとの思いがありますが、この本を読んで、教育はまさにナレッジワークであり、本書の内容は学校経営、学級経営等に十分活用できるものと感じま...

実例をあげつつ組織における心理的安全性の重要性とその構築へのヒントを提示しています。学校における教育活動をビジネスの用語で語ることには慎重であるべきとの思いがありますが、この本を読んで、教育はまさにナレッジワークであり、本書の内容は学校経営、学級経営等に十分活用できるものと感じました。訳も読みやすく、解説もよかったです。大変勉強になりました。

Posted byブクログ

2022/05/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

心理的安全性に関して有名になった「チームが機能するとはどういうことか」の続編とも言える本。前回は「(多くの読者が生まれるよりも前の)過去の事例」が多かったように思えたが、今回は福島第一原子力発電所事故のような「数年前に起きた事例」も含めた、より身近な現実を感じられる事例が多い。 出版社の英治出版社が、邦訳版の最後に掲載されている村瀬俊朗さんの「解説」の全文を公開している。この解説だけでも邦訳版の価値はあると思う。 『恐れのない組織』の「解説」を公開します。 - 英治出版オンライン https://eijionline.com/n/n6f2339131e64

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2022/04/17

読むのに時間がかかったものの良本。心理的安全性とは何かを良質な論文から例を探り展開してる。こういう参考文献の多い本しか信用できなくなってきてるなぁ。。。

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2022/03/21

職場の「心理的安全性」を取り扱った,代表的な本。心理的安全性とは対人関係のリスクをとっても安全だと信じられる職場であるなど分かりやすく説明されている (事例の説明が多くて,ポイントを掴むのがちょっと大変だけど)。 本文と同じくらい,解説がためになった。リーダーが言葉で「チャレンジ...

職場の「心理的安全性」を取り扱った,代表的な本。心理的安全性とは対人関係のリスクをとっても安全だと信じられる職場であるなど分かりやすく説明されている (事例の説明が多くて,ポイントを掴むのがちょっと大変だけど)。 本文と同じくらい,解説がためになった。リーダーが言葉で「チャレンジしよう」と言っていても,言外に「失敗するな」という雰囲気を出しているとチャレンジしない,というのには大納得。リーダーも失敗するのだから周囲 (部下) に教えてもらうという謙虚な態度と,それを実行するための「一対一の信頼関係の構築」がまずは大事だと思った。

Posted byブクログ

2022/03/05

第1部 心理的安全性のパワー 第1章 土台 ポイント ・人々は職場で、意識的にも無意識的にも、対人関係のリスクに絶えず対応している。そして、アイデアや疑問や懸念を率直に話し合うのを制限してしまっている。 ・人々が率直に発言できない場合、組織の革新・成長する力が脅かされている。 ・...

第1部 心理的安全性のパワー 第1章 土台 ポイント ・人々は職場で、意識的にも無意識的にも、対人関係のリスクに絶えず対応している。そして、アイデアや疑問や懸念を率直に話し合うのを制限してしまっている。 ・人々が率直に発言できない場合、組織の革新・成長する力が脅かされている。 ・心理的安全性とは、率直に発言したり懸念や疑問やアイデアを話したりすることによる対人関係のリスクを、人々が安心して取れる環境のことである。 ・チーム、部署、支社など社内グループのリーダーは、心理的安全性をつくるうえで重要な役割を果たす。 第2章 研究の軌跡 ポイント ・心理的安全性は、従業員特典などではない。VUCA世界で高パフォーマンスをあげるために不可欠なものである。 ・今日、心理的安全性が欠けている組織があまりに多い。 ・心理的安全性が確立されている場合には、さまざまな業界の組織において学習、エンゲージメント、パフォーマンスに素晴らしい効果がもたらされることが、20年にわたる研究によって明らかになっている。 第2部 職場の心理的安全性 第3章 回避できる失敗 ポイント ・よい知らせしか歓迎しないリーダーは、不安を生み出し、そのせいで真実の声が聞こえなくなってしまう。 ・高い基準の設定とよいマネジメントを、多くのマネージャーが混同している。 ・心理的安全性が欠けていると、うまくいっているという錯覚が生まれ、やがてビジネス上の重大な失敗を引き起こしてしまう。 ・不十分な点に関して早く情報を出すと、将来起きるかもしれない大失敗の規模と影響を、およそ常に小さくできる。 第4章 危険な沈黙 ポイント ・顧客や従業員が懸念や疑問を率直に言えない場合、彼らの身体的安全性がリスクにさらされ、ときには悲惨な死につながることもある。 ・権威を過信することは、心理的・身体的安全におけるリスク要因である。 ・沈黙の文化は、すなわち危険な文化である。 第5章 フィアレスな職場 ポイント ・率直さを特徴とする職場は、創造性、学習、イノベーションに対し、計り知れない恩恵をもたらすことができる。 ・「知らない」「わからない」と言うことにやぶさかでないリーダーは、従業員の心を驚くほど強く惹きつける。 ・従業員を大切にする環境をつくると、エンゲージメント、問題解決、パフォーマンスに素晴らしい成果が現れる。 第6章 無事に ポイント ・明瞭かつ率直にコミュニケーションを図ることが、事故を減らす重要なポイントである。 ・会社の使命感が、思いやりあるリーダーシップと結びつくと、従業員は、業務の安全な実施と従業員の尊厳を守るために、求められる以上のことをしようと意欲的になる。 ・作業員の安全性は、危険やなんらかの懸念について率直に話すよう、従業員を促したり後押ししたりすることから始まる。 第3部 フィアレスな組織をつくる 第7章 実現させる ポイント ・心理的安全性は、相互に関連する三つの行動によって生み出される。その行動とは、土台をつくる、参加を求める、生産的に対応する、の三つである。 ・常に率直に話せる環境を構築または回復するために、この三つの行動は双方向かつ学習本位で、繰り返し実践する必要がある。 ・心理的安全性を生み出し強固にすることは、組織のあらゆるレベルのリーダーの責務である。 第8章 次に何が起きるのか 以上、引用 「弱いロボットの思考」参照

Posted byブクログ

2022/02/26

心理的安全性の効用と、そこにいたるまでのリーダーのとるべき行動とは、大変参考になる。 組織のリーダーにとってファシリテーションスキルは特に重要と感じるのだけど、なぜかミーティング時にレビュアーあるいはお客さん役、になってしまうリーダーはいませんかね。 で、どうするの?とメンバーを...

心理的安全性の効用と、そこにいたるまでのリーダーのとるべき行動とは、大変参考になる。 組織のリーダーにとってファシリテーションスキルは特に重要と感じるのだけど、なぜかミーティング時にレビュアーあるいはお客さん役、になってしまうリーダーはいませんかね。 で、どうするの?とメンバーを詰めても何も出てこないですから。

Posted byブクログ