ははのれんあい の商品レビュー
2022.3.19 読了 2部構成。 智久と由紀子の出会いから結婚、 出産、子育て。。。離婚 そして、大きくなった智晴(ちはる)や 兄弟中心で物語は進む。 変わってゆく家族のカタチ。 時々 自分と重なって、涙が出たり(笑)
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幸せだと思っていた家庭。ボタンを掛け違えたように壊れていった。母の視点から見た家族。長男の智晴の視点から見た家族、友達、別の家庭をもった父。複雑な家族ではあるが色んな家族の形があるのだ。
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息子主体の後半では心が暖まりました。その内容からもお母さんが徐々に強くなっている様子が窺えました。 後半部はお母さん目線の内容も見たかったかなぁ。
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母親と父親が好き同士だから自分が産まれた。そういう風に素直に思えたまま大人になれるというのは本当に幸せな事だと思います。 子供が居ても恋愛感情勝てず別れてしまう父と母(あえて男と女とは書かない)。父親不倫からの離婚。まさに私の生家と同じです。そして必死で働き子供を育てる母。 幸せ...
母親と父親が好き同士だから自分が産まれた。そういう風に素直に思えたまま大人になれるというのは本当に幸せな事だと思います。 子供が居ても恋愛感情勝てず別れてしまう父と母(あえて男と女とは書かない)。父親不倫からの離婚。まさに私の生家と同じです。そして必死で働き子供を育てる母。 幸せだった一家が次第に形を変えていく様を描いています。 一方、別れた父親と大きくなってもそこまで関わるかと違和感も有りますが、そういう家庭もあるのかもしれないのでそこには突っ込まない。 恋愛というものはどこまで重要なのか、人をどういう風に変えるのかと色々な事を考えながら読みました。第一章が母奮闘、子育て子育てまた子育てから離婚迄の道のり。第二章が長男「智晴」が少年期を脱すると共に初めての恋を得て、親たちも人間であり男女だったんだという事に思い至る話となります。 今はそういう激しい感情に身を委ねる事が忘れてしまっていますが、人を恋する心は止め難いんでしょうね。なんと不自由な感情なんでしょうか。
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最初は本のタイトルがどこで繋がるのか分からなかったが、最後の方でこれは!と納得。 智晴くんが素晴らしすぎる。
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登場人物みなさんが良い方。健気に一生懸命に生きている。相手のことを考えたり、自分のことを考えたり。それぞれの背景をおもんぱかりながら。自分の心の底にあるものにも気づきながら。優しくてあったかいお話しでした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前半と後半で語り手が変わる。 前半は母、後半は息子(長男)。 まっすぐに育つ長男に 「なんていい子なんだ!!」 と感動しつつ読み進める。 人は変わるよね。 時代も変わるよね。 だーれも悪くなくても傷つけあうことになっちゃったりするんだよね。 旦那の稼業であるところの縫製工場を畳むことになってしまったのも 早くに亡くなった姑の遺言が守れなかったことも 旦那が他の人を愛してしまったことも 母が働くことの楽しさを知ることも 二十歳そこそこだったあの日、きっと誰も分からなかったんだもの。 まぁさ、旦那逃げてんじゃないよー。とは思うけどさ。 それだけじゃなよなぁって思った。 「ははのれんあい」というタイトルだからこそ 読み始めは「はは」は誰のことだろう。と思ったり いつそのれんあいは始まるんだろう。と思ったりしたけれど 作中ではははのれんあいについての描写はほぼありません。 このタイトルを付けた意味は最後まで読むと 「あぁ。確かにこのタイトルだわ」 と思うけれど ははのれんあいのアレコレを読みたいと思って手に取ると ナンカチガウ・・・となりそう。
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タイトルが内容にそぐわないような…前半は読んでいて少し辛くなってしまった。 息子が主人公の話のほうが好み。
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自分の思い通りにはならないものだよな。 他人のことをすこーし考え、自分の人生を謳歌できればOKか。
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子育ての場面や心境など、けっこうリアルで共感しつつ読み進められて面白かったです。 いい子に育ったな…智晴…
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