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ははのれんあい の商品レビュー

3.9

82件のお客様レビュー

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2024/02/19

BLのイメージがある窪美澄らしくない、循環な家族の物語だった。 前半は母由紀子の視点から、後半は長男智晴の視点から描かれている。 自分の両親、義両親、配偶者、子供…それぞれの状況が変わって形が変化しても家族は家族。 大人目線か、子供目線それぞれで、そのことを受け入れていく様子が細...

BLのイメージがある窪美澄らしくない、循環な家族の物語だった。 前半は母由紀子の視点から、後半は長男智晴の視点から描かれている。 自分の両親、義両親、配偶者、子供…それぞれの状況が変わって形が変化しても家族は家族。 大人目線か、子供目線それぞれで、そのことを受け入れていく様子が細やかに描かれていた。 個人的には夫であり父親の智久がどうしても受け入れられなくて、終始イライラ。 周りの家族が優しすぎじゃないかと思ったけど、私が厳しいんだろうか?

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2024/02/04

家庭は色々、人生色々。 ってな事で、窪美澄の『ははのれんあい』 これなぁ、胸が痛いと思ったけど、ぶちええ話になっとるじゃん! 窪美澄さんらしくない感じじゃけど、今の時代、家庭は色々あるし、その子供達に読ませたい感じと思ったけど、当事者の人にはそんな簡単なもんじゃ無いって言わ...

家庭は色々、人生色々。 ってな事で、窪美澄の『ははのれんあい』 これなぁ、胸が痛いと思ったけど、ぶちええ話になっとるじゃん! 窪美澄さんらしくない感じじゃけど、今の時代、家庭は色々あるし、その子供達に読ませたい感じと思ったけど、当事者の人にはそんな簡単なもんじゃ無いって言われそうじゃけど…。 離婚は家族離別じゃなくて、家族が増えるって感じになるのがええなぁと まあ、中々ないとは思うけど 親の子は子、子の親は親。 ええ本じゃった。 2021年42冊目

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2024/01/26

続きが気になって、どんどん読み進めていくことができました。 前半は母の立場から、後半は息子の立場から描かれていて、母の心情は痛いほどわかるけど、息子の心情はよくわからないというか、なんか心配のなるほど母親おもいで、こんな子いるんだろうか?と手のかかる息子を持つ身からしてみたら不思...

続きが気になって、どんどん読み進めていくことができました。 前半は母の立場から、後半は息子の立場から描かれていて、母の心情は痛いほどわかるけど、息子の心情はよくわからないというか、なんか心配のなるほど母親おもいで、こんな子いるんだろうか?と手のかかる息子を持つ身からしてみたら不思議でたまりませんでした。

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2024/01/23

ははのれんあい。タイトルは、そうだけど、家族の物語だった。形をかえていくかぞく、幼い頃は両親、祖父母から、一心の愛情をもらっていた、主人公が、大きくなって、今まで見えなかった心や感情を知って思いやりのある、かっこいい、心の強い、優しい男の子に成長する。 素敵なお話でした。

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2023/08/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

母の苦しみをずっと近くで見てきた ちーくんが優しすぎる。 家族への愛も初めての恋愛も なんていい子なんだと 幸せになってほしいと心から思った。 それに比べて双子まで抱えたワンオペの奥さん から逃げるように不倫する夫はクズすぎる。

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2023/08/16

優しい母子、家族の話。前半は母の視点で、中盤から長男の視点で話が進む。平凡な、どこにでもありそうな一般人の必死に生きる心を優しく描いている。幸せな結婚生活を始めた男女の心が生活の中で離れていく様子は普遍的。今はスマホによりもう少し描写が変わるのかもと思うと恐ろしい。

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2023/08/04

タイトルからしてもうちょっとパンチの効いた話かと思っていたのでやや拍子抜け。「ははのれんあい」というほど母の恋愛について書かれているわけではなかった。義両親との育児における価値観の違い、夫の不倫と離婚、気弱だった妻が仕事に精を出す力強い”おっかさん”的女性になっていく過程、長男の...

タイトルからしてもうちょっとパンチの効いた話かと思っていたのでやや拍子抜け。「ははのれんあい」というほど母の恋愛について書かれているわけではなかった。義両親との育児における価値観の違い、夫の不倫と離婚、気弱だった妻が仕事に精を出す力強い”おっかさん”的女性になっていく過程、長男の初恋、別れた夫と再婚相手の間に生まれた子どもたちとの交流などを描くことで、いろんな家族の形、愛の形があるよね、という物語だと感じた。そうね、と思った。

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2023/07/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

窪美澄作品気にはなってたけどなかなか読めてなくてやっと!まぁまぁページ数はあるんだけどとても読みやすくて内容もスッと入ってくる。智晴が大地と喧嘩してからラストまでなかなか涙がおさまらなくて、久しぶりに小説で泣けた。

Posted byブクログ

2023/05/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

新しい家族のかたち 僕の家には、僕の家族には、恥ずかしいことなんて、何一つないんだ。お母さんにだって好きに生きて欲しいんだ。 ちはるの言葉が心に刺さった。みんなが幸せになる事を祈らずにいられなかった。

Posted byブクログ

2023/04/10

ハッピーエンドはやっぱりいいですね。 世間ではよくある話だろうけど、当事者の心の葛藤や移り変わり、変化を自然に表現されていて、感情移入できました。 20年弱の設定でしたが、駆け足感ややっつけ感は感じませんでした。

Posted byブクログ