何とかならない時代の幸福論 の商品レビュー
ブレイディさんと、鴻上さんの対談をまとめた本です。お二人とも自分の考えをしっかりもっていて、明確に言語化できているのがすごい!自分の力で考えられる人間には確かに今の日本の教育方法では到達出来ないように思う。その中で、演劇を取り入れたら良いのではないかという意見がしっくりきた。相手...
ブレイディさんと、鴻上さんの対談をまとめた本です。お二人とも自分の考えをしっかりもっていて、明確に言語化できているのがすごい!自分の力で考えられる人間には確かに今の日本の教育方法では到達出来ないように思う。その中で、演劇を取り入れたら良いのではないかという意見がしっくりきた。相手の立場に立てる、シンパシーではなく、エンパシーを考えられる人間になるのはとても大切なことだと思う。
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2020年春と秋の対談集。 世間と社会の違い、エンパシーとシンパシーの違いなど日本とイギリスを対比させつつ、特に学校教育など熱く語る。
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放送番組とは少し違う印象を感じた。特に鴻上氏の日本への危機感の強さを感じた。「社会」よりも「世間」。「sameness」と「equality」の区別がつかない。生き残り続ける無意味な校則。水を飲むのも許可がいる子供。安全だけが取り柄、客としてなら最高。23年間上がらぬ賃金。・・・...
放送番組とは少し違う印象を感じた。特に鴻上氏の日本への危機感の強さを感じた。「社会」よりも「世間」。「sameness」と「equality」の区別がつかない。生き残り続ける無意味な校則。水を飲むのも許可がいる子供。安全だけが取り柄、客としてなら最高。23年間上がらぬ賃金。・・・イエローだがちょっとブルーになる。「日本には日本なりの成り立ちと長所がある」。それはそうだが、警鐘には耳を傾けなければ。適者生存。生き残りは微修正の繰り返し。「日本を出よう」という結論ではない。「そうだ、日本に居よう」
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自分の頭もだいぶ硬くなっているなと痛感しました。 保育園〜中学生を通して、違和感や理不尽さを感じながらも 規則を守ることやみんなと同じ事が優秀と学んできた結果でしょうか?!? 刷り込みが邪魔な時もあるだろうけど、柔軟な人に わたしはなりたい。
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社会と世間、エンパシーとシンパシー、本音と建前、同調圧力、反日。 自分が生きやすくなることは、社会が生きやすくなることだろう。 どうすればいいのか考えるには、少し訓練がいるのかも。その指針となってくれる本だろう。
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https://www.lib.kyutech.ac.jp/opac/search?q=9784022517418
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20210313 今の状況についてしっかりとした意見を持った二人の対談。真似するところからでも良いので何を言ってるのかは理解する様にしよう。イギリスが正しいのかについても判断して理解する様にしないと。日本もそうだがまず、コロナ禍をどう乗り越えたかからかな?
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変わらない日本に絶望しているという調子で話が進んでいく前半にはイライラして、国民を文字通り二分するまで突き進む英国や米国の極限状況を目前にしても「変わらなくっちゃ」と平気で言える人達なんだなと思ったが、後半になると良い面にも目を向けるようになって、結局、まぁ普通の本でした。
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