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旅する練習 の商品レビュー

3.5

125件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    42

  3. 3つ

    43

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    4

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2021/04/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

亜美ちゃんが素直でポジティブで、とっても素敵な女の子!みどりさんは自分に自信が持てなくて、自分のための決断ができない大学生。 対照的な二人だけど、旅の途中で仲良くなって、色々なことを語り合う。 旅の様子を叔父さん目線で描かれて進むこのお話は、途中で不吉な未来を予感させるような言葉が出てきて、まさか…と思いながら、途中からはそうであってほしくない、と祈りながら、後半は一気に読み進めた。 予感は的中してしまい、うーん…と唸ってしまう。 この結末を知ってから、もう一度読んだら、世界がさらに美しく見えるだろう。

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2021/04/21

風景描写や鳥の描写が凄くて、 ちょっと私には難しくて 想像力で足りずにスマホでその鳥の画像を 検索したりしながら読んだりした。 登場人物は3人。 私、亜美、みどりさん。 みどりさんのような想いを持ってる人は 少なくないと思った。 物語はゆっくりすすんでいくが、 最後に向かう...

風景描写や鳥の描写が凄くて、 ちょっと私には難しくて 想像力で足りずにスマホでその鳥の画像を 検索したりしながら読んだりした。 登場人物は3人。 私、亜美、みどりさん。 みどりさんのような想いを持ってる人は 少なくないと思った。 物語はゆっくりすすんでいくが、 最後に向かうにつれて勢いよく 読みすすんだ感じ。泣きました。

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2021/04/13

コロナの中、姪の小学生のアビと小説家の私は利根川沿いを歩いて鹿島アントラーズの合宿所に向かう。利根川に残る草や木や鳥たちの生き生きした姿、柳田國男に時々触れながら記録していく旅の日々。最後の1ページの驚愕。何にも変えがたい姪と過ごした宝物のような時間が溢れてきました。

Posted byブクログ

2021/04/07

「大きくなる盛りに、うぶな心をもって感動したものが、一生の鑑賞を指導している」という引用文のように、小学生の亜美が旅を通して大切なものを見つけていく様子が瑞々しく描かれていて良かった。

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2021/04/06

日経新聞の書評で知りかなり興味を持った。サッカーそして徒歩の旅がテーマ。私も半年ほど前、徒歩で東京から京都まで旅したばかり。また、登場する鹿島神宮を参拝しそのまま鹿島スタジアムまで行ったこともある。サッカー少女と小説家の叔父が歩いて旅する。そして、偶然知り合い同行することになる人...

日経新聞の書評で知りかなり興味を持った。サッカーそして徒歩の旅がテーマ。私も半年ほど前、徒歩で東京から京都まで旅したばかり。また、登場する鹿島神宮を参拝しそのまま鹿島スタジアムまで行ったこともある。サッカー少女と小説家の叔父が歩いて旅する。そして、偶然知り合い同行することになる人がとても奥ゆかしく心惹かれる。一つ一つのシーンが映像に浮かび、映画で見てみたいと思ったりする。この小説をモデルに旅する人も出てくるだろう。読み進めるにつれて、登場人物たちに感情移入し、とても心が満たされ何とも言えない気分になった。

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2021/04/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館で借りたもの。 中学入学を前にしたサッカー少女と、小説家の叔父。ふたりは、コロナ禍で予定がなくなった2020年の春休み、利根川沿いに徒歩で千葉の我孫子から鹿島アントラーズの本拠地を目指す旅に出て…。 初読みの作家さん。 コロナ禍の状況が描かれてる作品は初めて読んだ。 「トイレットペーパーあったら買ってきて」 店頭から消えてたよね~当時を思い出した。 “歩く、書く、蹴る” 練習の旅。 過去を振り返るような描写で、なんとなくそうなのかなと思っていた結末。

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2021/03/31

流し読みのくせがついてしまい、不穏な雰囲気に気が付かずラストが唐突にかんじた。 舞城王太郎の好き好き超愛してるみたいなタイトルの話を思い出した。

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2021/03/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

第164回芥川賞候補作(受賞作は『推し、燃ゆ』)。 Twitterで評判になっていたので図書館で借りてみた。 のだけど、ねえ、これ、ほんとに、そんなに、いい? 残念ながら全然良さがわからなかった。 ラストがあっさりしすぎ、と言っている人もいたけど、個人的にはラストはこれくらいでいいと思う。 でもそもそもこのストーリー有り?有りだとして候補作になるほどなの? 視点がどこにあるのかまずわかりにくい。あえてわからないように書き始めてるのだとしたら、(もしくは私がかなり適当に読んでしまったので読み落としている可能性有り)p.33の『一ヶ月後に出された緊急事態宣言を思えば、この頃は危機感もそれほどなかった。』が唐突で、読んでて嫌な引っかかり方をした。誤字を見つけたときみたいな。 徐々に、あ、これはリアルタイムに書いてるのではなくどこかの時点から振り返って書いてるんだな、とわかるんだけど、その気づかせ方(みどりさんの描写とか)がちょっとうるさいというかわざとらしく感じた。 ラストギリギリまで平静を装ってるんだけど最後は決壊して、あーこれ亜美(姪っ子)ちゃんなんかあったんだね、ってわかるんだけどちょっと言葉が過剰すぎませんか。 同じようにラストで大切な人が亡くなる小説、というとパッと浮かんだのは『センセイの鞄』だけれど、あれは静かな終わり方で無理なく、かつ、私は衝撃を受けた。静けさと衝撃がちゃんと共存してた。 みどりさんの性格や行動も都合良すぎないか? これ同じ大学生だとしても男性にした方が無理がない気がする。そもそも鹿島まで徒歩で目指す人が同じタイミングで存在して、運良く出会えるもんか?とも思うし、みどりさんのキャラクターと徒歩一人旅の組み合わせが無理がある気がする。 思いつくままに書いたけれど、主人公は作家としてこの文をどこに向けて書いたの?自分だけの日記?だとしても作家としてこの書き方で、この文章でいいと思って書いてるの?練習だからオッケーなの?と要らん心配がよぎりました。 すごくアレな感想だけど、なんだか二次創作を読んでる気分だった。 装丁は美しいのにな〜〜〜。

Posted byブクログ

2021/03/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今の世の中が書かれた書籍は初めてだな。旅するなかでの成長した姪。いきなり出てきた女子大生、最後は交通事故で渡せなかったスパイスシューズ。 混乱。

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2021/03/18

我孫子の手賀沼からカシマスタジアムのある鹿島を徒歩で目指すサッカー好きな少女と叔父。利根川沿いを進みながら2人が見る風景は自分がこれまで暮らしてきたこれらの町の風景と重なる。共に旅をしてる気になる描写が読んでいて心地よかった。 旅の始まりから終わりまでがよかっただけに、終わり方が...

我孫子の手賀沼からカシマスタジアムのある鹿島を徒歩で目指すサッカー好きな少女と叔父。利根川沿いを進みながら2人が見る風景は自分がこれまで暮らしてきたこれらの町の風景と重なる。共に旅をしてる気になる描写が読んでいて心地よかった。 旅の始まりから終わりまでがよかっただけに、終わり方が雑な気もしたけど…

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