1,800円以上の注文で送料無料

コロナと潜水服 の商品レビュー

4.1

168件のお客様レビュー

  1. 5つ

    48

  2. 4つ

    70

  3. 3つ

    34

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2021/04/07

短編集5編 どの主人公にも、そばに現れる不思議な存在や出来事。それがとても彼らにいい贈り物?をする。そしてどこかユーモラス。奥田氏の好きなタイプの小説でした。

Posted byブクログ

2021/04/08

5つの短編集だから読みやすかった。けど全てそこまで感動!て感じではない。「占い師」は面白い。かな。あと「ファイトクラブ」も面白かった。二つとも怪奇現象?的な現実味はない話だけど。 タイトルの「コロナと潜水服」はタイトルにしてる割にはあんまりだった。でも今の時代を映し出してる話では...

5つの短編集だから読みやすかった。けど全てそこまで感動!て感じではない。「占い師」は面白い。かな。あと「ファイトクラブ」も面白かった。二つとも怪奇現象?的な現実味はない話だけど。 タイトルの「コロナと潜水服」はタイトルにしてる割にはあんまりだった。でも今の時代を映し出してる話ではあった。全てが優しく平和な話だった^ ^

Posted byブクログ

2021/04/04

作者らしい身近で人間臭く、少し哀愁の漂う短編集。 意図はわからないが、どの短編も超常現象が出てくる。 ひねりはほどほどで、少しあっさりしているように思う。

Posted byブクログ

2021/04/04

「ファイトクラブ」が面白かった。ボクシング、仲間と一緒に何かに対して、一生懸命になることがいいなぁと思った。「占い師」の最後は不思議な気持ちになった。人の話を否定せずに、聞くことが一番その人のためになるのかなぁと思えた。

Posted byブクログ

2021/03/31

いないはずの人が見えたり不思議なことが起こったり、そんなお話ばかり5篇からなる短編集。 どれもほっこりと、そして前向きになれるいい余韻が残ります。 個人的には最後のパンダのお話が好きです。ラストで涙が出そうになりました。

Posted byブクログ

2021/03/31

奥田英朗さんによる5編収録の短編集。どの短編も座敷童・幽霊・超能力的な神秘の力が関わってくる話で、どの物語もラストでほっこりさせられる。表題の「コロナと潜水服」は新型コロナ騒動が起きたからこそ描けた作品と思われる。個人的には、大会社を舞台に左遷された社員達がボクシングに打ち込む『...

奥田英朗さんによる5編収録の短編集。どの短編も座敷童・幽霊・超能力的な神秘の力が関わってくる話で、どの物語もラストでほっこりさせられる。表題の「コロナと潜水服」は新型コロナ騒動が起きたからこそ描けた作品と思われる。個人的には、大会社を舞台に左遷された社員達がボクシングに打ち込む『ファイトクラブ』が一番面白かった。

Posted byブクログ

2021/03/30

超常現象を取り入れた不思議系の短編たち。この手の話は下手すると恥ずかしく陳腐になるけど、そこは流石です。良かった。 それと、ストーリーにコロナを取り入れるならばこれ位はやってよ!とブラック・ショーマンに言いたい。

Posted byブクログ

2021/03/27

コロナ禍をテーマにした作品を初めて読んだが、内容云々よりも初期のコロナ禍の日常が既に古く感じてしまうことに衝撃を受けた。 それを除くと全編に渡って非日常ながら総合的に奥田英朗らしいユーモアとハートフルが詰まった短編集という印象はまさに今のご時世だからこそ良いのかもしれない。

Posted byブクログ

2021/03/06

+++ ある理由で家を出た小説家が、葉山の古民家に一時避難。生活を満喫するも、そこで出会ったのは・・・・・・「海の家」 早期退職の勧告に応じず、追い出し部屋に追いやられた男性が、新たに始めたこととは・・・・・・「ファイトクラブ」 人気プロ野球選手と付き合うフリー女性アナウンサ...

+++ ある理由で家を出た小説家が、葉山の古民家に一時避難。生活を満喫するも、そこで出会ったのは・・・・・・「海の家」 早期退職の勧告に応じず、追い出し部屋に追いやられた男性が、新たに始めたこととは・・・・・・「ファイトクラブ」 人気プロ野球選手と付き合うフリー女性アナウンサー。恋愛相談に訪れた先でのアドバイスとは・・・・・・「占い師」 五歳の息子には、新型コロナウイルスが感知できる?パパがとった究極の対応策とは(「コロナと潜水服」 ずっと欲しかった古いイタリア車を手に入れ乗り出すと、不思議なことが次々に起こって・・・・・・「パンダに乗って」 以上の表題作を含む五編の作品が 〈巣ごもり苦〉 からも、きっとあなたを救ってくれるでしょう。 +++ どの物語にも超常現象が描かれているのだが、日常の中にさらっと溶け込んでいるので、必要以上にそれを感じさせずに心温まるストーリーになっている。どれもじんわりと胸に沁みて、凝っているものを溶かしてくれるような作用がある。なんでかわからないが、ああこれでいいんだ、と思わせてくれる一冊なのである。

Posted byブクログ

2021/03/06

5篇を収録した短篇集。連作ではないが表題作以外は同じような構成で、霊的存在が絡む。閑職に追いやられたサラリーマンが奮起する「ファイトクラブ」と、往年の名車フィアット・パンダを手に入れた男が翻弄される「パンダに乗って」が好みだった。キングの短篇小説にも似た味わいで楽しめた。

Posted byブクログ