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三行で撃つ の商品レビュー

3.9

64件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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2024/10/23

ライター向けではあるので、読者を惹きつけるための記述もあるが、語彙やリズム感など一般の通じる点は多い。報告書やレポートを書く時にも気にしたい。

Posted byブクログ

2024/09/18

文章を書くとはということが 圧倒的な熱量で書かれている本。 印象的だったのはこの3つ ①書き出しを外すと次はない。 最初の一文、長くても3行くらい。 そこで心を撃たないと読者は逃げていく。 ②目指すのはストレスなく読める文章。 すべらない文章(読みにくい文章とは) 文...

文章を書くとはということが 圧倒的な熱量で書かれている本。 印象的だったのはこの3つ ①書き出しを外すと次はない。 最初の一文、長くても3行くらい。 そこで心を撃たないと読者は逃げていく。 ②目指すのはストレスなく読める文章。 すべらない文章(読みにくい文章とは) 文章の結論に達するのに 読み手が非常な努力を強いられる。 そのために、固有名詞と数字を減らす。 ③ 「書く」と「読む」はセット 毎日2時間 例外なく必ず2時間本を開ける 本は最低1000冊読む 書棚は自分の脳 正直今の自分にとって このほんの内容は少し難しかったです。 これからも多くの 本を読み続け、 文章を書き、 またこの本を読んでみようと思います。

Posted byブクログ

2024/09/06

普段どのくらい文章に真剣に向き合っているだろうか。なんとなくお決まりの表現でわかったような気になっている人も多いだろう。そんな人は感性を鍛えるといいかもしれない。例えば、毎日空を見て一つとして同じ空がないことに気づけたらきっと世界はもっとカラフルになるはずだ。文章も自分だけの表現...

普段どのくらい文章に真剣に向き合っているだろうか。なんとなくお決まりの表現でわかったような気になっている人も多いだろう。そんな人は感性を鍛えるといいかもしれない。例えば、毎日空を見て一つとして同じ空がないことに気づけたらきっと世界はもっとカラフルになるはずだ。文章も自分だけの表現を大切にしたらいいのではないだろうか。 本書は筆者の知見と経験をもとに書かれており、ライターを目指す人ならその手法や心構えは参考になる部分もあると思うがそれ以外の人は少し読みづらいかも。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 発売日 ‎2020/12/12 ページ数 ‎320ページ 読了時間 約180分 寸法(縦・横・高さ) ‎18.8cm x 13.6cm x 2.4cm

Posted byブクログ

2024/08/30

理解できたこと↓ 「などなど」「○○的」「ある意味で」では説明できていないので使わない。 語彙力ないからどこかで聞いた言葉を使いたくなるけれど、使った結果、語彙力ない文になる。 自分にしか書けないものとは、エモーションとナラティブ。 文章って頭で考えるものじゃなくて、五感で感...

理解できたこと↓ 「などなど」「○○的」「ある意味で」では説明できていないので使わない。 語彙力ないからどこかで聞いた言葉を使いたくなるけれど、使った結果、語彙力ない文になる。 自分にしか書けないものとは、エモーションとナラティブ。 文章って頭で考えるものじゃなくて、五感で感じるもので、それをフル回転させるには心に余裕がないと難しい気がする。日記を書くことって、善く生きるためには理にかなってることだと思った。

Posted byブクログ

2024/07/23

課題図書は4ジャンル ①日本文学 ②海外文学 ③社会科学あるいは自然科学 ④詩集 1日15分各ジャンル1冊ずつ読む、 あと1時間は好きな本を読んで良し。 ラインを引き、 端っこを折る。 1ヶ月後、チェックしたところのみ 再読。抜き書き帳へ記入。 この本に もっと早く出会ってい...

課題図書は4ジャンル ①日本文学 ②海外文学 ③社会科学あるいは自然科学 ④詩集 1日15分各ジャンル1冊ずつ読む、 あと1時間は好きな本を読んで良し。 ラインを引き、 端っこを折る。 1ヶ月後、チェックしたところのみ 再読。抜き書き帳へ記入。 この本に もっと早く出会っていれば、 そして上記を実践していれば、ライターになれたかも? 年代が近いこともあり、 ハードボイルド風な 近藤さんの人柄が滲み出てる 指南書は、 素直に心地良く入ってきた。

Posted byブクログ

2024/07/20

小手先で書く文章よりも、汗をかけ、体ごとぶつかれ、文章を書くということは思った以上に肉体的な作業。 面白かったです。読むべき本、どのように読むか、教えてくれてて参考になりました

Posted byブクログ

2024/07/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

朝日新聞名物記者による1冊。 「文章を書く」ことの難しさ、奥深さを素人ながらに学んだ。 ここまでストイックとは言わずとも、営業として時折見返しつつ会得していきたい。 以下、メモ。 天才の二つの要件 →第一に、努力を続けられる人 →第二に、努力を発見する人(人が努力しないことを努力する) 一流ほど、「自分が1番下手」として全てから謙虚に学ぼうとする 読書のいろは →目指せ1000冊(手元には100冊台) →全ての本を立て、背表紙が見える状態で保存せよ →本棚のラインナップが、自分だけの関心事/知識のポートフォリオとなる(電子だとそれができない)(常に読んでは捨ててアップデートし続けよ) →学びを抜書きし、常にストックせよ(抜書きはあなたではないあなたへの、召喚状である) 読者はあなたに興味がない、あなたが書こうとするテーマはどうでもいい →三行以内にのけぞらせなければ、後を読んではもらえない 文章が上手くなる3つのコツ →一文を短くする →形容詞を対象語はなるべく近づける(◎野生動物の違法な売買×違法な野生動物の売買) →一文に、主語と述語は1つずつ →など、色んな、様々なを排除する →擬音語、擬態語、流行語を弾く 共感させる文章は「エピソード」で語らせる →押し売りの感情や演出は響かない →五感で世界を切り取り正確に書け 落とせるラブレターの書き方(三手) →初発の熱量が全て →仕事を頼む人は、常に世界一忙しい人だと思え →自分はあなたを知っている(依頼対象が忘れているような過去の仕事も含めて書く) →自分はこういうものである(肩書、過去の仕事、現在の課題意識) →したがって、自分にはあなたが必要だ(あなたと仕事をしたい、と直接書くな)(あなたにも自分にも有用だ)

Posted byブクログ

2024/03/25

三行で撃ち抜かれてしまった。 私は本を書くことを生業にするつもりは無いが、感想や物申したいという場合に参考になる心構えだった。 文章のプロというだけあって実用書なのに退屈することがなかった。

Posted byブクログ

2024/02/28

先日のビブリオバトルでは8冊の本の中から本書と同じく近藤康太郎さんの著書「百冊で耕す」が決選投票に残りました。本書はチャンプ本にはなりませんでしたが、面白そうなので読んでみました。 結論を言えば、本書は読むべき1冊と思います。 著者の近藤康太郎さんは朝日新聞編集委員で、現在は...

先日のビブリオバトルでは8冊の本の中から本書と同じく近藤康太郎さんの著書「百冊で耕す」が決選投票に残りました。本書はチャンプ本にはなりませんでしたが、面白そうなので読んでみました。 結論を言えば、本書は読むべき1冊と思います。 著者の近藤康太郎さんは朝日新聞編集委員で、現在は大分県日田市在住。文章を教える私塾を主催したり、漁師や百姓としても活動。新聞紙面では「多事奏論」、「アロハで田植えしてみました」、「アロハで漁師してみました」の連載を担当されていて、要は書くことのプロです。 「はじめに」で「ちょっとうまく書けたら、と思う人へ文章の書き方、その実用書を書くことにしました」とある通り、本書は文章術の本。実用書らしく、つかみ(冒頭)の三行、起承転結、常套句が害悪な理由、一人称、文体、リズム、といった必要十分なテクニックをわかりやすく説明しています。しかし、本書の特徴は単なる技術論に終わらず、文章を書く心のありようにも言及している点です。 「いい文章を書くには、いい人にならなければならない。それは、汗で書く良き生活者であり、自らを律し他者をこそ憐れむプライドの高い善人であり、好い人、つまり好人物である。だまされやすい。お人好し。少し、抜けている。 まなじりを決するのではない。屈託がなくおおらかで、おっとりと、他を攻撃しない。つまり君子でなければならない。 ライターは、君子たるべきだ。 正気で言っている」 ただし、好きか嫌いかで問われたら本書は決して好きな本ではありません。説教臭さと自慢話が少々鼻につきました。例えば「あれは、おれだ」の挿話は少し不快な気がしました。 それでも、本書は読むべき1冊です。 参考になった部分を引用すると 「(書き手は)謙虚でなければならない。わたしたちは、読書エリートに向けて文章を書いているのではない。 であるならば、三行以内で撃ってくれ。驚かせ、のけぞらせてくれ。(中略) 最初に、銃を見せてくれ」 「もしも世界が単色で、人生がつまらないのだとしたら、それは、あなたのせいだ。 世界のせいではない。あなたが悪いのだ。あなたの感性が、鈍っているのだ。 無理して、努力して、おもしろがる。ライターには、そういうむちゃな思い込みが、どこかで絶対に必要だ」 「いい文章を書くとは、畢意、いい人になることだ」 「言葉は、自分の考え、感情を表す道具ではない。むしろ言葉が、自分の思想や感情を生起させる。順番が逆なのだ。だから、世間で流行している言葉を使うということは、自分のマインドとハートとを、世間に売り渡すことなのだ」 「塾生は以上四つの課題図書(日本文学/海外文学/社会科学あるいは自然科学/詩集)を、毎日十五分ずつ、必ず読む。(中略) 一日わずか十五分。しかし必ず。そうすると、かの長大なブルーストの小説『失われた時を求めて』さえ、一年で読了している」 「背表紙が見えない本、横積みになっている本、それは本ではない。ゴミだ」 本書を読んだら、本を読みたくなり、文章を書きたくなりました。さらに、いい文章を書くために「いい人」になろうと少しだけ決心しました。それだけでも、本書は読むべき1冊です。

Posted byブクログ

2024/02/25

文章を書くという実用書なのに、この濃密さとエネルギたるや!一度読んだだけではとてもうけとめられなかったです。再読します。

Posted byブクログ