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オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る の商品レビュー

4.1

211件のお客様レビュー

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2022/06/27

ITの本かと思って読んだら、政治的な内容が書いてある本だった 台湾の人は民主主義が日本より強く、若者や少数派の意見を政策に反映させることが出来る仕組みがあり、素晴らしいと思った 日本人も受け身にならず、問題を解決していくにはどうしたらいいか?を自発的に考え、行動することが大事だと...

ITの本かと思って読んだら、政治的な内容が書いてある本だった 台湾の人は民主主義が日本より強く、若者や少数派の意見を政策に反映させることが出来る仕組みがあり、素晴らしいと思った 日本人も受け身にならず、問題を解決していくにはどうしたらいいか?を自発的に考え、行動することが大事だと感じた ITやデジタルは問題を解決する手段であって、目的では無い その手段を使ってどう解決していけばいいか?を考える力がこれから求められる力だと思う

Posted byブクログ

2022/06/14

興味深く読んだが、感想としては以下の2点。 ①台湾と日本とのGAPを非常に強く感じた。台湾のデジタル関連取組自体ももちろん素晴らしいが、それを許す社会的土壌と少ない人口においてもアクティビティをやり切る層の厚さを感じた。一方日本は、「偏向報道のマスメディア」「既得権益に群がる中間...

興味深く読んだが、感想としては以下の2点。 ①台湾と日本とのGAPを非常に強く感じた。台湾のデジタル関連取組自体ももちろん素晴らしいが、それを許す社会的土壌と少ない人口においてもアクティビティをやり切る層の厚さを感じた。一方日本は、「偏向報道のマスメディア」「既得権益に群がる中間搾取ばかりの官主導事業」「行き過ぎたポリティカルコレクトネス」と救いようがない状況、何とかならないものか。 ②オードリー・タンはやはり天才だと思うが、一方で完璧な人間でもないように思えた。ウィトゲンシュタインをはじめとした哲学からの影響は、なるほどなとおもえるところがあったが、公共の福祉に対する強いモチベーションは正直なかなか理解できなかった。人間ぽく無いというのが素直な感想。

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2022/05/18

この人の柔軟な思考力、新しい民主主義のあり方をも創造できる力に敬服する。 十分に読みこなしていきたい。

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2022/05/11

オーディブル 初オーディブルで読了。精読ならぬ精聞しようとすると、ちょっとぼんやりした瞬間に分からなくなるので、何度も行きつ戻りつつしながら読んだ。内容的にはそれほど難しくはない。台湾の歴史や文化、政治を少し垣間見ることができる本。

Posted byブクログ

2022/05/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルまんま、異才の台湾デジタル担当政務委員による、デジタル思考とか台湾のこれからとか個人的な軌跡とかいろいろ紹介文。 よかった点 多分頭がよくて人前で語ることに慣れているからだろう、偏りがなくて平易で読みやすかった。生き馬の目を抜く競争社会じゃなく、とりこぼしなく皆が満足する社会を目指せる所が素直にすごいなーと思った。根底には個人対個人でも市民対政府でも相互の信頼が必要となる、とあって「ですよねー!」と思うとともに、振り返って日本は相互不信の国だなあと感じた。 難しいなーと思った点 これからの教育に関して「自分の社会への関心を探り、学び、仕事として生かしていけばいい」との言があった。ごもっともでございます。 でも自分の社会への関心って何かなあーと思うと全然出てこない。仕事として生かす??もっと出てこない。 多分身近なことからでいいんだろうけど、仕事以外で折衝してすり減るの避けたい・・・とか思ってしまうのでそもそもの所から意識変えないと難しいなーと。 総評 言ってることは正しいし美しいしそうありたいけど、どうしたらいいのか悩みの深まる本だった。 そして台湾羨ましいなーというのが正直な感想。 羨ましがるだけじゃなくて声をあげていかないといけないんだろうけど、台湾のJoin(参加型プラットフォーム)みたいなのはないんかとDX庁のHP見てみても「データ収集がんばります!」「役所のデジタル統一化めざします!」らしきことが書かれてあって、それはそれで頑張ったらよろしいが、違うなあ~~~と萎えた。

Posted byブクログ

2022/05/06

色々な可能性を感じさせてくれる内容でした。台湾は若者が政治的な意見を表明する土壌があったり、行政に民意を反映させる仕組みがあったりして、日本よりも民主主義がうまく機能している印象を受けました。台湾と日本、せっかく価値観が近しいのであるならば、良い点はうまく活かすことができればと思...

色々な可能性を感じさせてくれる内容でした。台湾は若者が政治的な意見を表明する土壌があったり、行政に民意を反映させる仕組みがあったりして、日本よりも民主主義がうまく機能している印象を受けました。台湾と日本、せっかく価値観が近しいのであるならば、良い点はうまく活かすことができればと思いました。

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2022/05/05

コロナ対策先進国の台湾で大活躍のIT担当政務委員オードリータンさんの著作。台湾をどこか日本の弟分だと考えてる日本人っていると思うけど、台湾の方がITはおろか、民事主義がとても浸透した国だとわかった。こういう優秀な人が出ない。いるだろうに使えない。権力をもつのは世襲の政治家ばかり。...

コロナ対策先進国の台湾で大活躍のIT担当政務委員オードリータンさんの著作。台湾をどこか日本の弟分だと考えてる日本人っていると思うけど、台湾の方がITはおろか、民事主義がとても浸透した国だとわかった。こういう優秀な人が出ない。いるだろうに使えない。権力をもつのは世襲の政治家ばかり。 投票率あげて、世の中変えてかなきゃな。

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2022/05/03

オードリー・タンさん、素敵な方だと思います。 能力もものすごい高いですが、それ以上に考え方や性格も素晴らしい方だと思いました。 幼少期の話もとても興味深いですが、AIとのかかわりあいの話もとても興味深かったです。 台湾のように、市民と政府が直接政策を話すことができるような場があれ...

オードリー・タンさん、素敵な方だと思います。 能力もものすごい高いですが、それ以上に考え方や性格も素晴らしい方だと思いました。 幼少期の話もとても興味深いですが、AIとのかかわりあいの話もとても興味深かったです。 台湾のように、市民と政府が直接政策を話すことができるような場があればおもしろいが、日本ではなかなか難しいかな。

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2022/04/22

ビジネス本は好きではないのだが本書はとても良かった。自分はこれまで芸能人などライトな方面含めて「憧れの人」「ロールモデル」のような人はいなかったのだがおこがましくも初めて【この人みたいになりたい!】と思った。アカデミック・アート・ヒューマニティのバランスが素晴らしい。政府にこんな...

ビジネス本は好きではないのだが本書はとても良かった。自分はこれまで芸能人などライトな方面含めて「憧れの人」「ロールモデル」のような人はいなかったのだがおこがましくも初めて【この人みたいになりたい!】と思った。アカデミック・アート・ヒューマニティのバランスが素晴らしい。政府にこんな人が一人でもいたら信頼度が上がるだろう。 台湾は国自体が少数派なので (対中国で)弱者の視点、インクルーシブな発想に想像力を働かせやすいのだろうと思う。以前「ひまわり運動」のドキュメンタリー (さよなら私の青春台湾、だっけな) を見てなぜ台湾ではこんな風に若いパワーが主導する運動がここまで大きくなれるんだろうと感銘を受けたがタン氏も配信面で関わっていたという記述がありなるほどなと。そしてその運動は突発的なものでなく前の世代から受け継がれてきたものだということを本書で知った。 少し残念だったのは言語・言葉に価値を置いてるタン氏の著書なのに訳があまり良くないと感じられるところが結構あること。特に後半。恐らく本人が日本語を読めたら書き直しているだろう。かなりの時間を取材に費やして作った本だというから、訳した時に意図が伝わりにくければ都度確認するなど、面倒だが、工数をかけてもこだわるべきところだったのではと、個人的には感じた。

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2022/04/17

台湾、メッチャ良い国だなぁ…としみじみ思う1冊。 「民主主義とは何か?」を考え抜いて実践していて、凝り固まったルール主義や多数決に囚われず、進取の精神で社会課題を解決していっている。 オードリー・タンという人物は台湾という国を愛していて、同時に台湾という国を体現している。優秀な若...

台湾、メッチャ良い国だなぁ…としみじみ思う1冊。 「民主主義とは何か?」を考え抜いて実践していて、凝り固まったルール主義や多数決に囚われず、進取の精神で社会課題を解決していっている。 オードリー・タンという人物は台湾という国を愛していて、同時に台湾という国を体現している。優秀な若い人材が国を離れてしまう日本とどう違うのか…。そんな課題認識を持ちながら、本書と向き合いました。 本著でまず感じたのは、「インクルージョン」の素晴らしさ。 本著では同氏の生い立ちにも触れられているのですが、病気を抱えながらも、両親が才能を伸ばすために心を砕き、14歳で中学校を中退し、会社を設立して…という流れは、もちろん一筋縄ではいかなかったんだと思いますが、ご両親だけでなく校長先生等、周囲の理解にも支えられて実現したんだろうなと。 日本だったらどうなんだろう。型にはめられて逆にできない子扱いされていたおそれすらあるのでは…。仮にそう育ったとして、育った国へ愛情を持てるようになるのか。(まぁ仮定の話でここまでする必要はないんですが) また、本著で取り上げられていた「ピンクのマスク」の話からは、何かが起きた時に、それに対して適切に対処する力が台湾の社会にあることを感じました。 また、デジタル担当政務委員(閣僚)ながら「IT慣れしていない高齢者に、使い慣れた現金等を手放すよう迫るのはナンセンス」して誰も置き去りにしない姿勢を堅持するのは、現実を見据えながら、お年寄りに無理にIT利用を迫るでもない、優しく民主主義的な進め方だと感じました。 青年と高齢者が一緒にイノベーションを起こす「青銀共創」という試みに触れられていましたが、コレ具体的にどうやってるんだろう…日本でもマネできるのでは?と思いました。 こういったコトを著者以外の人間が言っていたら、「また理想論を…」となったのかもしれませんが、実際に社会の課題を解決してきた他ならぬオードリー・タンが言っているのだから、IT化が遅れに遅れている日本も奮起しないといけないところなんだと思います。 あと、本著で印象に残ったフレーズで「自分の精神が健全で安定していれば、自然とスマートで礼儀正しい人間になれる」というのが。。 そうありたいものです。まだできてないですが…(笑 ちなみに、ちょっと検索していたら、著者のお母様が『成長戦争』という手記を出されているそうで。こちらもぜひ読んでみたいと思いました。 https://forbesjapan.com/articles/detail/44671/1/1/1

Posted byブクログ