どうしてわたしはあの子じゃないの の商品レビュー
寺地さんの作品。変わらず面白かった。 3人の同級生、それぞれの目線で描かれていく。 誰もが羨むと思われる存在のミナ、東京への強い憧れを持った天、そして、そんな店が好きな藤生。 それぞれがあの人みたいだったらと思う気持ちはあるけれど、色々をへて、自分しか持っていない良さに気づく。 ...
寺地さんの作品。変わらず面白かった。 3人の同級生、それぞれの目線で描かれていく。 誰もが羨むと思われる存在のミナ、東京への強い憧れを持った天、そして、そんな店が好きな藤生。 それぞれがあの人みたいだったらと思う気持ちはあるけれど、色々をへて、自分しか持っていない良さに気づく。 そのことに気づける一冊だった。
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読みやすかった 人は誰しも周りの子がよく見えるもの 自分にもいいところがあることを認めて承認していきたい
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「どうして私はあの子じゃないの」 ずっと思ってる 私より能力が高い人、容姿や体型が優れている人、 環境に恵まれている人が沢山沢山いて どうして私にはそれが無いんだろうっていつも思う 私、可愛いかもって思う日があっても、 ちょっと周りをみれば私より可愛くて優れている人 なんて星の数...
「どうして私はあの子じゃないの」 ずっと思ってる 私より能力が高い人、容姿や体型が優れている人、 環境に恵まれている人が沢山沢山いて どうして私にはそれが無いんだろうっていつも思う 私、可愛いかもって思う日があっても、 ちょっと周りをみれば私より可愛くて優れている人 なんて星の数程いて 可愛くないなら生きてる価値無いなと 可愛くないし能力高くないし環境に恵まれてる訳でもない、かといって向上心がある訳でもなく怠惰の中でなんとなく生きてる自分 だれが興味を持ってくれるんだろう だれが私を好きだといってくれるんだろう 私の唯一無二なものって何なんだろう
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田舎のイヤらしさが、さりげなく(でもないか)淡々と描かれてます。 それだけ日常ってことで、当然視されてるってことで。 逃げ出したくなるの、わかりますわ。 傍目には幸せそうで、何不自由ないように見えても、内面はわからない。 そこに配慮できるのか、思いをいたすことができるのか、 見...
田舎のイヤらしさが、さりげなく(でもないか)淡々と描かれてます。 それだけ日常ってことで、当然視されてるってことで。 逃げ出したくなるの、わかりますわ。 傍目には幸せそうで、何不自由ないように見えても、内面はわからない。 そこに配慮できるのか、思いをいたすことができるのか、 見えていることが全てではないのだ、と。 だからさ、他人を気にしても仕方ないんすよ。 そこを悟った天ちゃんに幸あれって言いたいです。
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登場人物3人の目線で進んでいく物語。 それぞれがお互いをうらやましく思ったり。もどかしい。どうしてわたしはあの子じゃないんだろう、って私も思ってたし、今もそういう状況になったら多分思っちゃうな。 でも、読みながら、 「わたし」も捨てたもんじゃないかもね?って気づかせてくれました。
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佐賀県耳中という田舎町で育った幼なじみの三人が16年ぶりに再会を果たす。 中学3年生に別れた際に書いた手紙を読むという理由をつけて集まる3人のあの頃と今をそれぞれの視点から描く。 田舎の鬱々した感じがあるのに、全体を通してさわやか。 私はどちらかといえば天に近いタイプなので、...
佐賀県耳中という田舎町で育った幼なじみの三人が16年ぶりに再会を果たす。 中学3年生に別れた際に書いた手紙を読むという理由をつけて集まる3人のあの頃と今をそれぞれの視点から描く。 田舎の鬱々した感じがあるのに、全体を通してさわやか。 私はどちらかといえば天に近いタイプなので、天の視点で読んでいたが、どうなんだろう。
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ど田舎での15歳の出来事を15年間引きずり、ようやく昇華し前を向いて歩み出そうとする、モラトリアム小説。 思春期特有のツッパリ感などなど、わかりすぎるし、その通りと思う台詞満載。
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田舎の人間関係に共感。 「大人は泣かないと思っていた」の世界観が続いていて、偶然手に取った2冊だったから嬉しかった。
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みな何か見えていなかったり誤解してたりする、という私の好きなタイプの話。この手の話の王道って気もする。中学生の周り見えてなさと、それを思い出す大人視点と、それぞれの人物からの視点で見え方が変わってくる感じが面白い。 終盤の「自分の小説で書いた台詞」が最も愉快だった。
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もうずっとモヤモヤする世界。 こんな風にしか物事をとらえられないの?って、世界が狭くて黒くて読むのがしんどかった。
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