どうしてわたしはあの子じゃないの の商品レビュー
隣の芝が青く現状を妬んでいるが成長したい人にオススメです。 誰もが一度位は他人を羨む。思春期なら尚さらである。 そんな田舎の中学生三人が30歳になって再会する。 もう個性が確立して来た三人が青春時代を回想する。 筆者は個性を尊重した作風が多く、またそれが読み手には最大の共感を与...
隣の芝が青く現状を妬んでいるが成長したい人にオススメです。 誰もが一度位は他人を羨む。思春期なら尚さらである。 そんな田舎の中学生三人が30歳になって再会する。 もう個性が確立して来た三人が青春時代を回想する。 筆者は個性を尊重した作風が多く、またそれが読み手には最大の共感を与えてくれる。 余談だが、舞台は耳中郡肘差村である。また農協の時田翼の再出演も嬉しくなった。ついでに、モッツアレラゆたかがいたら最高だった。笑
Posted by
最近好きな寺地はるなさんの本♡ すごーく読みやすかった!!! 小さい町ならではの問題だったり、 それぞれの思いを交互に書いてあったり、 お互いにこういう思いをしてたんだな と思ったりしながら読んだ! 家族のことは当人しか分からないから 憶測で勝手に判断するのはよくないな て何...
最近好きな寺地はるなさんの本♡ すごーく読みやすかった!!! 小さい町ならではの問題だったり、 それぞれの思いを交互に書いてあったり、 お互いにこういう思いをしてたんだな と思ったりしながら読んだ! 家族のことは当人しか分からないから 憶測で勝手に判断するのはよくないな て何だかしみじみ思った!
Posted by
複雑な思いが交錯する、キレイなだけではすまされないお話はとてもリアルでした。 田舎ならではの生活や考え方は、東京や大都市とは違うなと時々感じます。
Posted by
わりとあるすれちがい系の設定、筋書き、結末(というほどの結末でもない点も含めて)だと思うが、やっぱり心理描写やセリフ(飲み込んだセリフも含めて)が好みだ。 読んで共感して「ずるい」ことに敏感である自分に気づかされる感覚がある。
Posted by
中学生のときの自分を、嫌でも思い出させる内容であった。 苦い思い出だよ… 羨んだり、わかった気になったり、頑なに真っ直ぐだったり。 都会でも田舎でもないところに住んでいるので、田舎特有のなんたるかはわからないけど、だから天たちはもっとたくさん葛藤?したのだと思う。 30歳にな...
中学生のときの自分を、嫌でも思い出させる内容であった。 苦い思い出だよ… 羨んだり、わかった気になったり、頑なに真っ直ぐだったり。 都会でも田舎でもないところに住んでいるので、田舎特有のなんたるかはわからないけど、だから天たちはもっとたくさん葛藤?したのだと思う。 30歳になっても、すっごく変わっているわけじゃない。そこが良いと思った。 それでも少し前向きになっていくから、寺地はるなさんの本を読むのが好き。
Posted by
肘差って読んだなぁ。なんのタイトルだっけ?と読み始め早々に一旦閉じて、肘差探し。 作中にも出てきました、共済課時田くん。 とりあえず、そこがスッキリしたので改めて読み始める。 肘差村で幼少期を過ごす天。村が大嫌いで東京に出たいと思って過ごした中学時代。 そんな天を好きなイケメン藤...
肘差って読んだなぁ。なんのタイトルだっけ?と読み始め早々に一旦閉じて、肘差探し。 作中にも出てきました、共済課時田くん。 とりあえず、そこがスッキリしたので改めて読み始める。 肘差村で幼少期を過ごす天。村が大嫌いで東京に出たいと思って過ごした中学時代。 そんな天を好きなイケメン藤生。 東京から引っ越してきたミナは、天の友達で藤生の事が好き。 こう書くと、友達同士の複雑な三角関係みたいだけど、いや実際そうなんだけど。 田舎独特のあの感じ。なにが自分にダメージを与えてるのか読んでてズシンときた。重い。 明るい終わりなのかもしれないけど、重い。心は晴れない。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
肘差って…あれ?? ん?時田くん!? ってなりました笑。 これは嬉しいサプライズだったなぁー。 なんとなく既にちょっと知ってる土地での出来事の印象で読めでよかった。 年代とともに悩む内容はかわっても、悩まずになることはないんだなぁきっと。 羨ましがれる友達がいること自体、もしかしたら幸せなのかもしれないし。 ここからまた、3人の友情が続くのかな。だったらいいなと思いました。
Posted by
田舎町の少年少女3人がオムニバス形式で描かれた本。それぞれが家族、友だち、恋愛、進路、田舎町等自分たちの生活について悩みながら進んでいく様子を描いた話。 お互いが羨ましいところがあって、でもそれぞれ汚いところや悩みがあって、、、というある意味ではよくある話だなぁと思った。 それぞ...
田舎町の少年少女3人がオムニバス形式で描かれた本。それぞれが家族、友だち、恋愛、進路、田舎町等自分たちの生活について悩みながら進んでいく様子を描いた話。 お互いが羨ましいところがあって、でもそれぞれ汚いところや悩みがあって、、、というある意味ではよくある話だなぁと思った。 それぞれの悩みはあまり共感できるものではなかったし、話が定番すぎる感じでそんなに好きな本ではないかも。でも軽く読める感じで良かった。
Posted by
とってもストレートなタイトル。 九州の片田舎の村で14歳の頃を過ごした天、ミナ、藤夫の3人。それぞれの語り口で物語が進む。14歳の頃と30歳になってから。14歳の時にお互いに宛てた手紙を開封して読もうと集まる… 誰かに憧れる気持ち、うらやましく思う気持ち、隣の芝生は青い。好きなの...
とってもストレートなタイトル。 九州の片田舎の村で14歳の頃を過ごした天、ミナ、藤夫の3人。それぞれの語り口で物語が進む。14歳の頃と30歳になってから。14歳の時にお互いに宛てた手紙を開封して読もうと集まる… 誰かに憧れる気持ち、うらやましく思う気持ち、隣の芝生は青い。好きなのにもやもやする感情。 でも自分は自分で他の誰にもなれないということ。 天がまっすぐで、潔くてかっこよかった。そんな天にも難しい家庭環境があって、ミナをうらやましく思うこともあって。それでも媚びることなく正直にまっすぐ生きる天はやっぱり眩しい。
Posted by
それぞれ境遇や性格の違う3人の複雑な心情が書かれる。人物の互いの羨望を通して読者には3人各々の長所も見える。 すべてを完璧に持ち合わせることはない、必ずしも一貫した生き方をするとも限らない、ということを多様性を重んじる社会では受け入れないといけないと思った。自分の選んだ生き方が...
それぞれ境遇や性格の違う3人の複雑な心情が書かれる。人物の互いの羨望を通して読者には3人各々の長所も見える。 すべてを完璧に持ち合わせることはない、必ずしも一貫した生き方をするとも限らない、ということを多様性を重んじる社会では受け入れないといけないと思った。自分の選んだ生き方が正解と言ってくれる誰かはいないので、その不確定さを受容できないと生きる自信を失うのではないかと考えた。 田舎社会の窮屈さも表現されている。かと言って都会が全面的に素晴らしいわけでもない… どこでどう生きるかを考えさせられる話だった。
Posted by