オルタネート の商品レビュー
SNSをしていなかったであろう時代に書かれた 「SNSをしない人が書くSNSの話」という土台が面白くて好き。私は加藤シゲアキの現代文豪みたいな言い回しがすごく好きなんだけどあんまり見れなくてそれだけ残念。描写も丁寧でまとまりのある作品だった
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とても興味深く読みました。孫世代のつながり方…それがSNSだったり… そして親子のつながり方…どれも結果が残念なことはなく気持ちよく読み終わりました。初めて作品に触れました。この後も数冊予約しました。
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複数視点で書かれていてするする読めた。面白かったです。最後に近づくにつれて視点の切り替えのテンポが早くなっていくけど、それでもわかりやすか書けるのすごいなぁって純粋に思った。 各登場人物についてめちゃくちゃ掘り下げるわけでもないから、そんなに重くもなくて軽やかに進んでいくので、「オルタネート」ひいてはSNSだったりデータ分析?AIについて考えさせられつつ、面白く読めたように思う。 最後、登場人物みんな「オルタネート」や、わだかまっているそれぞれに向き合って成長していて、最近考えなきゃ考えなきゃって思ってた私としては、ちょっと楽になるというか、爽やかでよかったです。 加藤シゲアキさん、他の作品も読んでみたくなった。
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複数の主人公の物語が同じ舞台で並行して進行し、交わっていく。 続きが気になって、時間があっという間に経ってしまいました!面白かったです。 あとがきでも純粋に小説を読む楽しさを目指したということが書いてあり、その通りだと思いました!
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同じ世界線で並行して物語が進むためか、 序盤はただ状況を把握するという感じで読むのがきついのに反して、物語の後半からの追い上げが凄い。 特に「ワンポーション」で容の父母が現れる場面は鳥肌が立った。
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直木賞の候補になった点とジャケットが気になり読了。 高校生達の日常をオルタネートという架空の高校生限定SNSを中心に描いている。オルタネートで恋人を見つける人、高校を辞めオルタネートから除外された人などの物語における登場人物の青臭さ、人間模様がきれいに描写されていてすっきり読める...
直木賞の候補になった点とジャケットが気になり読了。 高校生達の日常をオルタネートという架空の高校生限定SNSを中心に描いている。オルタネートで恋人を見つける人、高校を辞めオルタネートから除外された人などの物語における登場人物の青臭さ、人間模様がきれいに描写されていてすっきり読める作品。
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思わず高校生の頃に戻りたくなったよね… 高校生活のありふれた光景とかその当時だから思い悩む家族や友人、恋人との関係の事も、誰もが経験する普遍的なもの。そういったものに焦点を当てられている作品。 「若い」って言うことはそれだけで無条件に可能性があるという事。登場した3人の主人公のよ...
思わず高校生の頃に戻りたくなったよね… 高校生活のありふれた光景とかその当時だから思い悩む家族や友人、恋人との関係の事も、誰もが経験する普遍的なもの。そういったものに焦点を当てられている作品。 「若い」って言うことはそれだけで無条件に可能性があるという事。登場した3人の主人公のように自分のしたいことに素直に向き合うことの大切さを再確認し、それは自分にとって何なのかを再考するいい機会にもなった。
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最初は読みにくさを感じたけど、最終的に最後まで手が止まらなかった。 恋愛の話もあるがそれが主であるわけではなく、何かに熱中する熱さもあり、子供の成長に影響を与える家庭環境と言った様々なことが複雑に絡み、心に影響を与える感じが、青春小説らしくて好きでした。 深い感動や衝撃、どんでん...
最初は読みにくさを感じたけど、最終的に最後まで手が止まらなかった。 恋愛の話もあるがそれが主であるわけではなく、何かに熱中する熱さもあり、子供の成長に影響を与える家庭環境と言った様々なことが複雑に絡み、心に影響を与える感じが、青春小説らしくて好きでした。 深い感動や衝撃、どんでん返しなどがあるわけでもないけど、それぞれの話がバラバラなようでつながっていて飽きることなく最後まで読めました。 個人的に遺伝の話しは、自分のルーツを知りたくなって興味深かったです。
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・複数の登場人物の、置かれてる環境、興味のあること、価値観や出会う人、そしてオルタネートに対する考えも違う中で、それぞれが葛藤しながら自分を変えていく様子が細かく表現されているなと感じた ・各登場人物の物語が並行して次々に話されていくので、個人的には飽きが来なかった ・最後の100ページ程は一気に読み進められたくらいにおもしろい、そのおもしろさは内容もさることながら、文章の作り方(複数の登場人物のシーンが区切りもなくどんどん移り変わっていく箇所)も影響してるのかなと思った ・あとがき、解説も読み応えあった
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⚫︎受け取ったメッセージ 遺伝子マッチングアプリ 本当にそのうちできそう。 ⚫︎あらすじ(本概要より転載) 高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代。東京のとある高校を舞台に、若者たちの運命が、鮮やかに加速していく。 全国配信の料理コンテストで巻き起こった〈悲劇〉の後遺症に思い悩む蓉(いるる)。母との軋轢により、〈絶対真実の愛〉を求め続ける「オルタネート」信奉者の凪津(なづ)。高校を中退し、〈亡霊の街〉から逃れるように、音楽家の集うシェアハウスへと潜り込んだ尚志(なおし)。恋とは、友情とは、家族とは。そして、人と“繋がる"とは何か。デジタルな世界と未分化な感情が織りなす物語の果てに、三人を待ち受ける未来とは一体――。 “あの頃"の煌めき、そして新たな旅立ちを端正かつエモーショナルな筆致で紡ぐ、新時代の青春小説。 ⚫︎感想 直木賞候補作ということで、読んでみた。エンタメ小説で、かつターゲットが若者向き。ところどころ面白くなくはないが、深みがない。読書好きの大人には物足りないと思う。ただ、読者層が中高生くらいで感情移入できれば、十分楽しめる作品だと思う。ドラマ化しても人気がでるかもしれない。
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