九度目の十八歳を迎えた君と の商品レビュー
“年齢を患う” この表現に痺れました。 歳を重ねることをやめてしまった同級生。割とすごい異常事態なのに、すんなり入ってくると言うか、読めてしまうのも筆力のなせる技。 SFはあまり得意じゃないけど、これはページをめくる手がとまりませんでした。 浅倉秋成さんの作品、やっぱり好きだ...
“年齢を患う” この表現に痺れました。 歳を重ねることをやめてしまった同級生。割とすごい異常事態なのに、すんなり入ってくると言うか、読めてしまうのも筆力のなせる技。 SFはあまり得意じゃないけど、これはページをめくる手がとまりませんでした。 浅倉秋成さんの作品、やっぱり好きだな。
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かつて好きだった同級生を18歳のままの姿で見つけ、なぜ彼女は18歳のままなのか、そして自分以外の周りの人は彼女の年齢が止まっていることを変に思わないのか。 浅倉秋成さん3冊目。SF味のある話でした。 途中まで中弛み感あったが、終盤は怒涛のどんでん返し。伏線回収も見事。 切ない展...
かつて好きだった同級生を18歳のままの姿で見つけ、なぜ彼女は18歳のままなのか、そして自分以外の周りの人は彼女の年齢が止まっていることを変に思わないのか。 浅倉秋成さん3冊目。SF味のある話でした。 途中まで中弛み感あったが、終盤は怒涛のどんでん返し。伏線回収も見事。 切ない展開もありつつ、最後はあたたかくもあり。 終盤の追い上げでやはり浅倉秋成さんの話は好きだな、と。
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再び特殊設定!!同級生が歳を取らないのはなぜか?の謎を探るべく、主人公が東奔西走する青春ミステリ。 普通におもしろかった!けど、真相とか含めて全体的にパンチが足りないのと、最後の方のどんでんがちょっと予想できる。展開は予想できないおもしろい。大人になるにつれて夢をあきらめてしまう...
再び特殊設定!!同級生が歳を取らないのはなぜか?の謎を探るべく、主人公が東奔西走する青春ミステリ。 普通におもしろかった!けど、真相とか含めて全体的にパンチが足りないのと、最後の方のどんでんがちょっと予想できる。展開は予想できないおもしろい。大人になるにつれて夢をあきらめてしまう人たちへのアンチテーゼ。無意味に思えても、何かに向かって一生懸命がんばる学生時代のアツさ。メッセージ性感じる。
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青春時代の無意味さが懐かしく、くだらない事で一喜一憂していた恥ずかしくも懐かしい時代を思い出させてくれた。伏線回収も見事。
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浅倉先生の過去作品全て買ったので読んだ。 んー。。。これは微妙だったかな…。 オチもあんまりだし 18歳のままの疑問もあんまり
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駅のホームで出会った女性は元同級生で姿が高校生のままだった。年齢も18歳から年をとっていない。主人公は周りの人物に話を聞いて謎を解決していく。伏線回収も鮮やかだし、年齢や老いに対しての問いも作品の中で思考できた。
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タイトル通りに9回18歳の高校3年生を繰り返しているヒロインのお話。 主人公が彼女が18歳を繰り返しているのを終わらせようと走り回ります。 彼が学生の頃に出会った教頭先生がとても素敵な先生でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
一行目から私を引きこんでくれる作品でした。 主人公は年老いているのに、彼の目の前に現れたヒロインはどう見ても十八歳の頃の姿をしていた。というストーリーから始まる展開に、「どういうこと?」という疑問が吸引力となって、どんどん読み進めてしまう作品でした。 私の動揺と同じように、主人公も驚いているので、シンクロしたような気持ちで読めたのも良かったです。読者が今、どういった気持ちで読んでいるのかを想像しながら書いている作者さんだと思いました。 そして、青春時代の後悔やちょっとしたやらかしが妙にリアルで、読んでいて胸が痛くなるような箇所も多かったですが、そこも良かったです。青臭さがしっかりと描かれていて、とても人間味に溢れたキャラ造形ができているなと感じました。 大人になったことへの哀愁と優越感。色々な感情に折り合いをつけながら、前を向いて歩いていく主人公の姿に、胸を打たれる思いがしました。とても素晴らしい小説だと思います。
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そういう理由で9回も18歳できる? 考え始めて読んでしまうとモヤモヤするから、 途中からは二和の若さの謎だけを考えて読み進めた 教頭先生いい人だなー… 仲違いしてる先生はちょっとなー… みたいな。でもそういう先生っているよね
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