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さざなみのよる の商品レビュー

3.8

97件のお客様レビュー

  1. 5つ

    21

  2. 4つ

    42

  3. 3つ

    24

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2022/10/07

泣ける、人が亡くなる本はたくさんあるけど、本著のような視点からの本は初めて読んで新鮮だった。 主人公のあっさりさっぱりな考え方、好きだった。

Posted byブクログ

2022/09/13

生きていれば誰かに影響を与えていること。 いなくなってしまった悲しみを背負いながら、 それがあたりまえになるまで歩き続けなくちゃいけない。まだ、生きているのだから。と思いました。 ナスミさんが亡くなった後もナスミさんは、それぞれの人の中にいて、それぞれが思う形に変わりながら一緒...

生きていれば誰かに影響を与えていること。 いなくなってしまった悲しみを背負いながら、 それがあたりまえになるまで歩き続けなくちゃいけない。まだ、生きているのだから。と思いました。 ナスミさんが亡くなった後もナスミさんは、それぞれの人の中にいて、それぞれが思う形に変わりながら一緒に生きてゆけるのだと思えば、寂しいけれども生きることが怖くないのかなとも思った本でした。

Posted byブクログ

2022/09/11

★3.8 はじめての木皿さん。神戸在住の夫婦共同作家さん、恥ずかしながら初めて知りました。 とてもすきなタイプの本だった。 ひとつの物語をいろんな人の目線で捉える物語、そしてその目線がうがってもなく、優しすぎるわけでもなく、ナスミという一人の人物に対して向けられる、ただただ、ナ...

★3.8 はじめての木皿さん。神戸在住の夫婦共同作家さん、恥ずかしながら初めて知りました。 とてもすきなタイプの本だった。 ひとつの物語をいろんな人の目線で捉える物語、そしてその目線がうがってもなく、優しすぎるわけでもなく、ナスミという一人の人物に対して向けられる、ただただ、ナスミに対して思う純粋なもので、そういうの、すきだなあ、と思う。 たぶん、人は、思いがけないところで、自分が言った何気ない一言、何気ない仕草で、周りの人に影響を及ぼしてる。 それは個人対個人の大切な思い出として終わることもあるけれど、でもその多くが、自分の血肉となり、自分をいつのまにか作っていて、その自分が接した誰かがまた影響を受けていて、そういう連鎖なんだな、そういう当たり前のことに気付かされる。 ナスミが言っていた、 誰かがわたしに戻りたいって思ってくれるような、そんな人にわたしもなりたいな。 _φ(・_・ ゆるされるためじゃない。お金にならないものを失ったらお金になえられないもので返すしかない。 誰かがわたしに戻りたいって思ってくれるような、そんな人になりたい。

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2022/09/11

久しぶりの大ヒット。 末期ガン患者で43歳で死去してしまう小国ナスミが主人公。 ナスミの最期と、何らかの形でナスミと関わりのあった13人の物語(12人と考える方もいるかもしれません)。 ナスミは特別に立派な人ではないのだろうけど、周囲の人たちの心の中の深いところで静かに生きて...

久しぶりの大ヒット。 末期ガン患者で43歳で死去してしまう小国ナスミが主人公。 ナスミの最期と、何らかの形でナスミと関わりのあった13人の物語(12人と考える方もいるかもしれません)。 ナスミは特別に立派な人ではないのだろうけど、周囲の人たちの心の中の深いところで静かに生きている女性だなぁと感じました。 それはナスミが生きている時からずっと。 たくさんの人に影響を与える必要などなく、 ナスミのように、自分の人生で関わった人達にとって 大切な思い出や、優しい気持ちや、前を向く力を無意識に与えられる人になりたいとこの作品を読んだ人の多くが思うのではないでしょうか。 そしてそれは、恐らく不可能ではない。 ナスミのように短命でなくても、 病による死でなくても。 そう思えるから、泣けるのに明るさすら感じる作品に仕上がっているのかもしれません。 とびきり優しくて素敵な作品に出会えました。 2019年8冊目。

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2022/08/22

三姉妹の次女が病で亡くなるまでの事や残された人達が思い出話しといった内容。 残された人々との繋がり本の中の言葉を借りて言うなら「新しく宿る命へと紡いで行く」 この人が死ぬとは思いもしなかったとか、私より長生きするよと思ってた人が亡くなる事がここ最近あり見送る事がありました お盆と...

三姉妹の次女が病で亡くなるまでの事や残された人達が思い出話しといった内容。 残された人々との繋がり本の中の言葉を借りて言うなら「新しく宿る命へと紡いで行く」 この人が死ぬとは思いもしなかったとか、私より長生きするよと思ってた人が亡くなる事がここ最近あり見送る事がありました お盆と時期に読んだので走馬灯の様に思い出させて貰った本でした。

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2022/08/15

些細な行動がさざなみとなって誰かにたどり着く 残された人間の虚無感と危うい気持ちを優しく包み込む素敵な本でした◎

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2022/07/17

自分に素直で真っ直ぐなナスミをかっこいいと思う。 波は風によっておきる。遠くで吹いた風が波を起こして陸まで届いているらしい。あの時ナスミが起こした、全部吹き飛ばすような強い風だったり、撫でるような優しい風が、ナスミが亡くなって今波打ち際に届いたような感覚。ナスミに関わった人達が、...

自分に素直で真っ直ぐなナスミをかっこいいと思う。 波は風によっておきる。遠くで吹いた風が波を起こして陸まで届いているらしい。あの時ナスミが起こした、全部吹き飛ばすような強い風だったり、撫でるような優しい風が、ナスミが亡くなって今波打ち際に届いたような感覚。ナスミに関わった人達が、彼女を送りこれからを生きていく。みんな優しくてあったかい。

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2022/07/13

初めて読む作者さん。帯に泣ける本第1位と書かれていたのを見て読んでみる事にした。 主人公は話が始まってすぐに病気で亡くなってしまう。その後も彼女と関わった人達の中で彼女の話は続いていく。彼女との思い出彼女の存在を感じつつ生きている人達は彼女亡き後も生活を送る。 1つこの作品だけで...

初めて読む作者さん。帯に泣ける本第1位と書かれていたのを見て読んでみる事にした。 主人公は話が始まってすぐに病気で亡くなってしまう。その後も彼女と関わった人達の中で彼女の話は続いていく。彼女との思い出彼女の存在を感じつつ生きている人達は彼女亡き後も生活を送る。 1つこの作品だけではないのだけれど、若い人が病気で亡くなるときは毎回この病気の設定になるのがちょっとな、と思う。

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2022/05/12

生きるというとや人とかかわる意味を考えさせられた。 せっかくいろいろな人と出会ったので、私も書き残したいと思った。

Posted byブクログ

2022/04/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

脚本家である著者と妻2人の作品。『富士ファミリー』というTVドラマにもなっているようだ。なすみさんは小泉今日子ということだけど、私の中では秋吉久美子が浮かんでいた。病気で早くに亡くなるなすみと出会った人、亡くなった後に続く人生でこの人は誰だろうということを考えながら読んだ。自分が今死んでもみんなの人生は続いていくんだなと改めて思った。

Posted byブクログ