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DIE WITH ZERO の商品レビュー

4.2

674件のお客様レビュー

  1. 5つ

    293

  2. 4つ

    228

  3. 3つ

    100

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2021/09/06

青天井に資産を積み上げるのではなく、自らの人生を自ら選び取って生きる。煎じ詰めればそれが伝えたいことだと受け取った。 貯蓄の中央値、年齢ごとの純資産といったファクトをベースに「貯めすぎ」の価値観が流布していることを示す。個人的には、どこにそれほどの貯蓄を持った人がいるのだと懐疑的...

青天井に資産を積み上げるのではなく、自らの人生を自ら選び取って生きる。煎じ詰めればそれが伝えたいことだと受け取った。 貯蓄の中央値、年齢ごとの純資産といったファクトをベースに「貯めすぎ」の価値観が流布していることを示す。個人的には、どこにそれほどの貯蓄を持った人がいるのだと懐疑的にもなったが、ファクトなのだから認めざるを得ない。 貯蓄ではなく人生を。財産を分け与えるなら死後ではなく今行う。 確かに合理的で、個人だけではなく世界を豊かにする考え方だ。 それでもひっかかりを感じたのは、通底する「最適化」の無謬性を信じて疑わないスタンス。思い出を作り上げていくアプローチ。自然に立ち現れてくるような日々の幸せを慈しみ、そこに無上の歓びを見出すということもあるのではないか。

Posted byブクログ

2021/08/30

貯蓄を0にしてから死ぬというのがこの本の趣旨。 今の年齢でしかできないことにお金を費やすこと。そのためにはリスクを恐れない。たとえ失敗しても若いうちに失うものは後々取り戻せるから。思い出は誰にも奪われない財産になるから。若い頃に必死にお金を貯めたとしても、20代で楽しめることが...

貯蓄を0にしてから死ぬというのがこの本の趣旨。 今の年齢でしかできないことにお金を費やすこと。そのためにはリスクを恐れない。たとえ失敗しても若いうちに失うものは後々取り戻せるから。思い出は誰にも奪われない財産になるから。若い頃に必死にお金を貯めたとしても、20代で楽しめることが40,50代でも楽しめるとは限らない。どれだけ健康に気を遣っていても、必ず気力と体力は衰える。すぎた時間は戻らない。 多くの人は死んでから子供に財産を残したり、渡す相手がいなければ誰かに寄付をしようとする。しかし誰かにお金を残すなら死んでから渡すのではなく、残された人にとって最適なタイミングに渡す。人が大金を持って一番有意義に使える年齢は25〜35歳。50歳を過ぎてから遺産をもらうより、本当に必要なタイミングに貰う方が有り難みも価値も増す。 他人に残すお金は最初から分けておき、残った自分の資産を死ぬまでに使い果たす。そのためには資産のピークをどこにしておくか考え、ピークを過ぎたら徐々に資産を切り崩していく。歳をとると、本人が思ってる以上にお金を使うことがない。それならばお金の価値を存分に享受できる年齢で使ってしまった方がいい。 心配性や安定志向の人には向かない本だけど、あの世にお金は持っていけないわけだから、死ぬ時に0を目指すのはなるほど合理的なように聞こえる。お金で躊躇しているなら、この本にある考え方を思い出してみるのもいいかもしれない。 それはさておき、表紙の売り文句がダサくてまともにセンスのあるコピーライターがいなくなったのかなと思ってしまった。内容が悪くないだけにもったいない。

Posted byブクログ

2021/08/28

人生は経験の合計。その瞬間だけでなく記憶の配当がつく。金のために人生を犠牲にするな。できることには賞味期限がある。人生最後の日を意識し、年齢に合わせて金・健康・時間を最適化し、子どもには死ぬ前に与え、資産を無駄金にせず使い切れ。 謝辞で、著作がライティングではなくプロデュースに...

人生は経験の合計。その瞬間だけでなく記憶の配当がつく。金のために人生を犠牲にするな。できることには賞味期限がある。人生最後の日を意識し、年齢に合わせて金・健康・時間を最適化し、子どもには死ぬ前に与え、資産を無駄金にせず使い切れ。 謝辞で、著作がライティングではなくプロデュースになったのだと実感。一部にしても、豊かな人生が期待できる段階になったのだと思いました。

Posted byブクログ

2021/08/27

お金の増やし方の大切さや方法を述べた本は多くあれど、人生を豊かにするのは経験である、死ぬまで金を持っていても意味はない。ゼロで死のう!というメッセージはとても新鮮で、気付きが多かった。ソトに出よう!という気持ちになった。 以下本書のサマリと理解した事を記載。 【結論】 人生で...

お金の増やし方の大切さや方法を述べた本は多くあれど、人生を豊かにするのは経験である、死ぬまで金を持っていても意味はない。ゼロで死のう!というメッセージはとても新鮮で、気付きが多かった。ソトに出よう!という気持ちになった。 以下本書のサマリと理解した事を記載。 【結論】 人生で一番大切なのは『思い出を作ること』 その為のツールが金であり、老後に備えてやりたい事を我慢し、貯めた金を使いきれずにこの世を去る事は本末転倒である。 思い出には複利がつく。友人と経験を振り返って思い出を深めたり、経験した事をネタにして話したりできる。経験は早く積む程人生豊かにする。 人生の中で経験を積むには、年齢と共に変わっていく時間・健康・お金の3変数を考慮しなければならない。 若い頃は時間と健康があるが、お金が無い。歳を取ると時間はあるが健康とお金がない。 お金があれば経験が積めるという事では無いのだ。 そして、一般的に将来の自分の方がお金を稼ぐ能力は高い。新社会人で稼ぐ力が低い時にはした金を貯めるというのは多くの真面目な人間がやりがちな行動だが、3変数を考慮すると愚かな行為である。それより、金を使い旅に出たり人と会ったりして経験を積んだ方がいい。 溜まった金は経験を積まなかった事の裏返しでもある。金を稼ぐには時間がいる。支払う価格を自分の労働時間に置き換え、毎日買うラテなど、それだけの価値があるかを考えた上で堪能した方がいい。 一旦貯めたお金をどう使うかが人生の最適化である。 老後に備えて貯めたお金はその後も増え続け、老後に使わない事が多い。70歳を超えると意欲は下がり行動力がなくなり旅行などにも行けなくなってくる。不慮の事故・病気や老後の生活を心配して貯めるというのは真っ当だが、高額医療制度や社会保険、年金収入で足りる場合も多い。長寿リスクに備えるのであれば長寿年金に加入した方がよい。最新医療を受ける為に金を貯めていたとしても、最新医療にかかる金額は大き過ぎて政府に出して貰わないと払えないレベル。 老後にベッドで寝たきりで過ごす期間を伸ばす為に若い頃にできる経験を我慢するのは幸福を増やす事にならない。 子どもへ残す資産として貯めるという考えもあるが、これは自分が生きている時に行った方が価値が高い。親が死ぬ年齢を考えると、子どもが相続するのは60歳前後になる可能性が最も高い。有効活用できる年齢は過ぎている。健康・時間では22〜35歳が最も活動的に過ごせる期間であり、ここで贈与した方が価値の高い使い方にできる。 行動を起こすには終わりを意識する事が有効である。平均寿命までの時間をカウントするアプリは多くある。それを見て、あと何回夏を迎えられるのか?など考える事で行動するきっかけにできる。過ぎ去った時間は取り戻せない。多くの人は死ぬ間際、自分に素直に生きなかった事、働き過ぎた事を後悔する。 そしてやりたい事をリストアップして、人生が終わるまでの5年刻みの期間に嵌め込んでいく。この方法をタイムバケットという。体力がいる事、家族で過ごすなど賞味期限がある事に気づく。逆に読書など歳を取ってからでもできる事もある。 資産は年齢を重ねるほど増えていく傾向がある。自身で資産をピークにする年齢を決め、そこから資産を減らしていかないとお金を使いきれない=幸福は経験をする事ができない。 年間の生活費×残り寿命年数が老後に必要な金額だが、物価上昇率と運用益を加味し、必要な金額はおよそ0.7掛け 死ぬまでに必要な金=年間の生活費×残り寿命×0.7 リタイア生活を伸ばして金を稼いだ代わりに経験を積む事ができないというのは残念な事である。 リスクは人生の早い段階で取る。最悪のシナリオばかり考えて行動に出れない事が多い。得られる事と冷静に比較し決断する。

Posted byブクログ

2021/08/27

お金は貯めるだけでなく、健康で気力のあるうちに良い思い出となる経験をするために使いましょう、というのが本書の主たる主張。 ちなみに、タイトルのDie With Zeroとは、死ぬときの所持金が0であるということで、本書では最高に効率の良い生き方としている。 「今しかできないこ...

お金は貯めるだけでなく、健康で気力のあるうちに良い思い出となる経験をするために使いましょう、というのが本書の主たる主張。 ちなみに、タイトルのDie With Zeroとは、死ぬときの所持金が0であるということで、本書では最高に効率の良い生き方としている。 「今しかできないことに投資する」 「一刻も早く経験に金を使う」 「ゼロで死ぬ」 「人生最後の日を意識する」 「子供には死ぬ『前』に与える」 「年齢にあわせて『金、健康、時間』を最適化する」 「やりたいことの『賞味期限』を意識する」 「45~60歳に資産を取り崩し始める」 「大胆にリスクを取る」 の9つのルールに分け、それぞれのコンセプトと、具体的な実践方法につき説明している。 死ぬまでとは言わないが、少なくとも70歳位迄は働かなきゃいけないんだろうな~と常々考えていて、憂鬱な気分となっていたが、ある程度の年齢になったら、楽しみや、やりたいことについては先送りすべきではない、自分が動けるうちにそれらを優先して、人生の後悔をできるだけ減らすべき、という本書の主張と説明には目から鱗が落ちた。 本書では、高齢者になると金を使う気力がなくなり、体力面でも、以前のようには動けなくなるので、そうなる前に自身の良い思い出となるような経験のために金を使のが、自分の稼いだ金の最も有効な使い方である、というところは非常に腹落ちした。 もちろん、そうは言ったって、長生きして多額の医療費や介護費が必要になった時のために金は貯めておくべきという考え方についても、それをカバーする保険に入る事、今から予防措置としての運動等を行う事の方が、老後のための貯蓄よりも、より良い人生を送るためには有効、との主張も納得。 生き方の指針として非常に有用な一冊だと思うので、働き始めの20代から、定年が視野に入ってきた中高年まで、全ての働く人たちに読んでもらいたい本だと思った。

Posted byブクログ

2021/08/24

生産性、〜すべきって類いの自己研鑽を考え直させられる本 死ぬ間際にお金持ちになっても仕方がない 老後に自分で稼ぐ能力もありだけど、助けてもらえる人間性の方が大事な気がしてる 若い時にお金使わないといつ使うの? 使わないお金はただの紙切れ

Posted byブクログ

2021/08/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人生を豊かにするお金の使い方を学びたいと思い購入した。これまでは,将来・老後のことが不安でとりあえずたくさん貯金をすればいいと考えていた。しかし,本書では必要以上に貯蓄をするべきではなく,若くて体力も時間もあるうちに「経験」や「思い出作り」にお金を使うべきと述べられている。共感する点が多くあったため,早速老後に必要となる資産をシミュレーションして,さらにはタイムバケットも作成して「今」から計画的にお金を使っていきたいと思う。

Posted byブクログ

2021/08/21

残りの人生の過ごし方の参考になった。 高齢になればなるほど、やりたいことはいますぐやるべきと思った。

Posted byブクログ

2021/08/18

本当に素晴らしい本です。人生で何が1番大事なのかを気付かさせてくれる内容です。本当に価値観変わります。

Posted byブクログ

2021/08/15

人生の豊かさは幸福の総和 最大化するために経験に投資する 若いうちにしか出来ないことがある、その経験はお金に換算しても価値のあるものだ 逆算的に考える、人間は終わりを意識して生活すると幸福度が上がる 今しか出来ないことに投資する リスクをとる、リスクは思うほどリスクではない...

人生の豊かさは幸福の総和 最大化するために経験に投資する 若いうちにしか出来ないことがある、その経験はお金に換算しても価値のあるものだ 逆算的に考える、人間は終わりを意識して生活すると幸福度が上がる 今しか出来ないことに投資する リスクをとる、リスクは思うほどリスクではない 経験に投資するという考え方は非常に共感、今しか出来ない経験を積むために積極的に行動しようと感じた 過去に目を向けて思い出を回顧する時間も設けようと思った 内容自体は真新しいものでは無かったが、手軽に読めて自身の生活や考え方を改めようとなる本、習慣化した生活を送っている時にまた読みたい

Posted byブクログ