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とわの庭 の商品レビュー

3.7

270件のお客様レビュー

  1. 5つ

    45

  2. 4つ

    107

  3. 3つ

    89

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    2

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2020/12/19

綺麗な母と娘の、御伽噺のようなはじまり。それがだんだん読むみ進めるのが辛くなるほど過酷な状況に…。 後半に入ったとたん一気に雰囲気は変わり、豊かで暖かい光に包み込まれるような再生の物語に。 哀しくて切ないけれど、読み終えた時はあたたかい気持ちと、希望が見える。

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2020/12/19

作中の映画監督志望者じゃないが、よくここまで視覚障害者に寄り添った物語が書けるものです。心温まるお話しだけど、あまりにも…。自分が汚れてしまっているのかな…?

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2020/12/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あっという間に読み終えたけど前半部分が悲惨。15年くらい経っていたみたいだけど、どうか半月くらいにと、思いながら読んだ。

Posted byブクログ

2020/12/15

3.5 目の見えない女児・とわは、命綱とも言える母との二人暮らし。優しい母との生活はとわにハンデを感じさせない幸せなものだったが… とわが10歳になる誕生日。 買って貰ったワンピースを着て記念写真を撮る為外出すると、初めて触れる外界の音の洪水にパニックに陥る。 やがて疲労と生活...

3.5 目の見えない女児・とわは、命綱とも言える母との二人暮らし。優しい母との生活はとわにハンデを感じさせない幸せなものだったが… とわが10歳になる誕生日。 買って貰ったワンピースを着て記念写真を撮る為外出すると、初めて触れる外界の音の洪水にパニックに陥る。 やがて疲労と生活苦から母の生活リズムが少しずつ乱れて行き、とわのお気に入りのワンピースが小さくなった頃、母は度々壊れるようになる。 そしてとうとう… 極限の飢えとの闘いを経て、外の世界へと踏み出した少女は…

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2020/12/12

読み始めたら世界に引き込まれて先が気になりすぐに読み終えました。とわは、見えている人よりも色々な物が見えている感じがしました。辛いシーンはありましたが、それでも前向きに生きている所はこちらも勇気づけられました。私も日常の風景の中で小さくても美しい物に気付ける豊かな生活をしていきた...

読み始めたら世界に引き込まれて先が気になりすぐに読み終えました。とわは、見えている人よりも色々な物が見えている感じがしました。辛いシーンはありましたが、それでも前向きに生きている所はこちらも勇気づけられました。私も日常の風景の中で小さくても美しい物に気付ける豊かな生活をしていきたいなと思いました。

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2020/12/08

小川糸さんの新刊は、目の見えない少女が必死に生きる姿を描いた長編小説。最初の方はスラスラ読めていたが、前半ちょっと進んだところでで衝撃の展開があり、読み進めるのが辛かったが、後半は救われる展開で一気読み(タイトルが「とわの庭」なのも絶妙)。庭の花の匂いとか、動物の息遣いが伝わって...

小川糸さんの新刊は、目の見えない少女が必死に生きる姿を描いた長編小説。最初の方はスラスラ読めていたが、前半ちょっと進んだところでで衝撃の展開があり、読み進めるのが辛かったが、後半は救われる展開で一気読み(タイトルが「とわの庭」なのも絶妙)。庭の花の匂いとか、動物の息遣いが伝わってくる感じの、独特の優しい文体もよかった。オットさんとかジョイとかリヒトなど、サブのキャラクターも存在感が強いのは小川さんの作品ぽい(名前も独特)。

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2020/12/06

最初は暗い話かと思ったが最後にいくにつれ、胸が温かくなる感じがした。1日1日が貴重でとても大切である事を感じさせてくれる物語だった。

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2020/12/01

 優しいお母さんに愛されて、満ちたりた毎日を送る少女は、ある日、自分が恐ろしい環境に身を置いていることに気がつきます。絶望し、命の炎が何度も消えかける中、少女は庭の草木や鳥たちに導かれるように1歩を踏み出します。  小川糸さんのこれまでの作品、『ツバキ文具店』や『ライオンのおやつ...

 優しいお母さんに愛されて、満ちたりた毎日を送る少女は、ある日、自分が恐ろしい環境に身を置いていることに気がつきます。絶望し、命の炎が何度も消えかける中、少女は庭の草木や鳥たちに導かれるように1歩を踏み出します。  小川糸さんのこれまでの作品、『ツバキ文具店』や『ライオンのおやつ』と同じように、厳しい状況の中に救いの道を見出していく、優しくも力強い物語です。

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2020/11/28

人間って逞しいな。 日々何気なく過ごしているが、自分の周りには如何にたくさんの音や匂いなどに囲まれているのかを改めて考えせられた。 とわが保護されるまで、数日ならばともかく、どうやって生き延びられたのかがどうしても気になってならない。 ライフラインはどうなっていたのだろうか? ...

人間って逞しいな。 日々何気なく過ごしているが、自分の周りには如何にたくさんの音や匂いなどに囲まれているのかを改めて考えせられた。 とわが保護されるまで、数日ならばともかく、どうやって生き延びられたのかがどうしても気になってならない。 ライフラインはどうなっていたのだろうか? 自立した後の生活はどうしているのだろうか? きっとそんなことを気にしてはいけない作品なのだろう。

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2020/11/27

母と娘のほんわか物語かと思ったら、これがこれが、なんとも過酷な人生。母親が娘に向けていた愛は途中までは本物だっただろうか。保護されてから、あらゆる愛に囲まれて、変わって行く姿、良かった。親というものは、強くて弱い。

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