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とわの庭 の商品レビュー

3.7

262件のお客様レビュー

  1. 5つ

    44

  2. 4つ

    103

  3. 3つ

    88

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    2

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2020/11/28

人間って逞しいな。 日々何気なく過ごしているが、自分の周りには如何にたくさんの音や匂いなどに囲まれているのかを改めて考えせられた。 とわが保護されるまで、数日ならばともかく、どうやって生き延びられたのかがどうしても気になってならない。 ライフラインはどうなっていたのだろうか? ...

人間って逞しいな。 日々何気なく過ごしているが、自分の周りには如何にたくさんの音や匂いなどに囲まれているのかを改めて考えせられた。 とわが保護されるまで、数日ならばともかく、どうやって生き延びられたのかがどうしても気になってならない。 ライフラインはどうなっていたのだろうか? 自立した後の生活はどうしているのだろうか? きっとそんなことを気にしてはいけない作品なのだろう。

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2020/11/27

母と娘のほんわか物語かと思ったら、これがこれが、なんとも過酷な人生。母親が娘に向けていた愛は途中までは本物だっただろうか。保護されてから、あらゆる愛に囲まれて、変わって行く姿、良かった。親というものは、強くて弱い。

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2020/11/27

他の小川糸作品を読んで、とても好きで、この作品を手にした。光と影が濃い作品で、読むのにエネルギーが必要なものだった。

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2020/11/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

盲目の少女の絶望と再生の物語。 小川さんの新刊なので内容を確認せずに購入。 表紙の雰囲気からきらきらとした物語を想像していたので読み始めて少し戸惑う。 少しずつ破綻していく親子の生活。 読んでいるとどんどん息苦しくなっていく。 とわの孤独は想像することすら難しい。 とわが家を出て周りの人の助けを借り、 ジョイとともに自分を取り戻し自らの足で歩んでいく。 そんな力強い姿に読んでいて背筋が伸びる。 私ももっと周りに目を向けよう。 五感を意識して季節を感じながら暮らそう。 今まで気づかなかった幸せを見つけることができるかもしれない。

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2020/11/22

動物園のデートがすき。 匂いで相手に好感をもつって、なんかわかる。 与えられた状況の中で、楽しいことを見つける。 すきなことがたくさんあるってしあわせ。

Posted byブクログ

2020/11/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私はまとまった時間がとれず、この本を数日かけ読みました。壮絶な部分で本を止めなければならない時は、胸がすごく苦しくて、体調が悪くなるほど気持ちが滅入ってしまいました。後半のとわが自分の人生を切り開いていく暮らしからは、五感の大切さ、勇気をだすこと、何気ない毎日を丁寧に生きていくこと、そして、たくさんの人に支えられて生きていること、大切なことを学びました。全てを読み終えた今は安心?した気持ちです。

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2020/11/19

盲導犬ジョイと出逢えたことが、とわちゃんにとって大きな救いとなり、読者としては安堵しました。 装画や挿絵が、とわの庭のように温かく優しい。

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2020/11/10

ぶっちゃけ最初は海外のおとぎ話的感じなファンタジーかと思っていた。 読んでいくうちに主人公のトワは目が見えない事が分かっていく。 目が見えないから周りの状況も全く分からない。 トワと一緒に本当に手探りの中世界が見えなくても『見よう』とする努力と勇気。 段々と見えてくるトワの周りの...

ぶっちゃけ最初は海外のおとぎ話的感じなファンタジーかと思っていた。 読んでいくうちに主人公のトワは目が見えない事が分かっていく。 目が見えないから周りの状況も全く分からない。 トワと一緒に本当に手探りの中世界が見えなくても『見よう』とする努力と勇気。 段々と見えてくるトワの周りの異質な世界。 ただ怖がっていただけのトワが勇気を出して外の世界に踏み出して、そこからどんな事を経験して行くのかと思うと気になって気になって読むのを止められなかった。 糸さん独特の素敵な登場人物達にも癒される。 この本だけで終わらせるのでなく続きももっと読みたいと思った。

Posted byブクログ

2020/11/07

全体的に、ザリガニの鳴くところに似た雰囲気でした。なんか読んだ事あるなー感。 結局、ワンピースは何色だったの?

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2020/11/01

刊行前から予約して、ずっと楽しみにしていました。 今、読み終えて、感動に浸っています。少し興奮気味なので感想を書くには適していないのだけれど、少しでも早くこの感動を誰かに伝えたくて、敢えて。 作品の前半は衝撃的でしたが、後半は救われて、読後感は爽快。 一言で言うなら、せっかく生き...

刊行前から予約して、ずっと楽しみにしていました。 今、読み終えて、感動に浸っています。少し興奮気味なので感想を書くには適していないのだけれど、少しでも早くこの感動を誰かに伝えたくて、敢えて。 作品の前半は衝撃的でしたが、後半は救われて、読後感は爽快。 一言で言うなら、せっかく生きているんだから自分を楽しまないともったいないって、自然と思えてきた。個性の時代って言われる反面、何となく今の風潮ってものもある。でも、大事なことは自分の感覚(五感)だから。

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