とわの庭 の商品レビュー
目の見えない家の中で母親と2人で過ごしていたとわそれまでずっと外に出たこともなく靴を履いたこともなくて10歳の誕生日に初めて写真を撮りに外に出たくらい そして生きていくため仕事を始めた母 いつの日か帰ってこなくなりずっと帰りを家の中で待っていたけど決別を決めて外に出た そし...
目の見えない家の中で母親と2人で過ごしていたとわそれまでずっと外に出たこともなく靴を履いたこともなくて10歳の誕生日に初めて写真を撮りに外に出たくらい そして生きていくため仕事を始めた母 いつの日か帰ってこなくなりずっと帰りを家の中で待っていたけど決別を決めて外に出た そしたら自分の本当の歳を知っていろんな人や物に触れることに 自分で立ち上がりいろんな人に触れものを知り逞しく生きていく視覚障害がある十和子 人はどんな過去があっても自分の意思と足で強く生きていける
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
主人公の強さが眩しく輝いてみえました。 最初のほうは、幸せそうな描写なのにどこか違和感を感じるような、気持ちが悪いような…と思っていたらそういうことか、と。 中盤まで壮絶でとても辛いです。 母親はとわちゃんを愛してはいたのだろうけど、どうして…と事情が気になります。 メインはとわこちゃんだから仕方ないけど、母親サイドのストーリーをもっと知りたくなりました。 とわちゃんが人生を謳歌しようとしてる姿を、母親に一目でも見せてあげたい。
Posted by
消えてしまった母を待ち、一人で生きる盲目の少女。助け出されてから、盲導犬ジョイと共に、再び人生が始まる。目には見えなくとも、鳥の声や花の香りなど、多くのもので彩られた世界があることに気付かされる。
Posted by
最初はすごく謎だった。 そこからの壮絶な虐待。 そして助け出されてからのとわの人生。 よくぞここまで立ち直れたなぁと思った。 最後は幸せに向かっていったけど、途中ちょっと辛かったかな。
Posted by
視覚障害。育児放棄による虐待。 透明な存在。 現実にも本当にこんな世界があるのかもと思うと、残酷だなと。胃の中の消しゴムのかけら。 その先に待っている、人の温もりと出会い、存在。 “とわの庭”からのステキな香りと季節。 温かすぎて感動した。
Posted by
前半は一体お母さんは何を考えてるの?とわちゃんが食べたものは何?ローズマリーはどんな姿?など色々気になりどんどん進めます。 後半は細かいところは置いといて心温まる人との触れ合いが描かれています。
Posted by
視覚障害者であるとわの壮絶な生き様を描いた物語。 内容を全く知らずに、タイトルに惹かれて手に取った本だったので、予想もしていないあまりに凄惨な場面に胸が苦しかった。 目が見えず家から出たことがないとわは、母が世界のすべて。母が壊れはじめてからも、母に見捨てられてからも、それで...
視覚障害者であるとわの壮絶な生き様を描いた物語。 内容を全く知らずに、タイトルに惹かれて手に取った本だったので、予想もしていないあまりに凄惨な場面に胸が苦しかった。 目が見えず家から出たことがないとわは、母が世界のすべて。母が壊れはじめてからも、母に見捨てられてからも、それでも母を思うとわの気持ちが痛い。前半は本当に本当に辛い描写ばかりで、彼女に救いはあるのだろうかと思ってしまう。 後半、回りに助けられながら、以前に負けず劣らず頑張って生きていく姿に、胸が熱くなる。スズちゃんがいて、よかったなぁ。マリさんも、ジョイも好き。 最後はほっとして読み終えることができて、よかった。
Posted by
★4.5 ほどほどの幸せを噛み締めて生きている。自然と、本と、ささやかな愛情。そして、感謝の心。とわの持つ純粋さが、世界に対する強さとして現れている。 世の中、際限なくいろんな快楽で溢れているものだから、そんなものに惑わされない彼女の姿を見習いたいなと思う。
Posted by
2日で読み終わった。 序盤は良い話で進むが中盤かなりキツかった。 終盤はそれを取り返すような構成だった。 この本を読んで感じたのは、「星の王子さま」とリンクする部分があること。 目の見えないとわ。 目に見えるものが全てではない。 これは自分が1番大切にしていること。 動物を...
2日で読み終わった。 序盤は良い話で進むが中盤かなりキツかった。 終盤はそれを取り返すような構成だった。 この本を読んで感じたのは、「星の王子さま」とリンクする部分があること。 目の見えないとわ。 目に見えるものが全てではない。 これは自分が1番大切にしていること。 動物を大切にしているところがすごく良かった。 個人的な偏見ではあるが、子供好きと動物好きに悪い人はいないと思っている笑
Posted by
途中まで読むのがつらいぐらい壮絶だったが、途中から色々な人に出会い様々な経験経験をつんで前向きになっていく姿に心うたれました。目が見えないことはつらいとは思うのですが感じさせないぐらい輝きに満ちた日々の生活が眩しく見えました。
Posted by