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彼女の名前は の商品レビュー

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48件のお客様レビュー

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2023/06/29

「82年生まれ、キム・ジヨン」を読んでいたから興味を持ち、この本を読んだ。韓国と日本の違いが大きくて驚いた。ストライキなど自分の権利のために動くことができる人達という一面は日本と違うが、日々のささやかな幸せを感じながら暮らすという面は日本と同じだと思った。離婚の話は衝撃だった。

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2023/06/18

60名余りの女性の話。どの話もわたしの話か?とおもった。グループカウンセリングみたい。わたしたちの世代が、もやもやや違和感を言葉にして心の中から外に取り出して、共有する作業が、次の世代の勇気になると信じて。

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2023/04/03

たくさんの女性のエピソード、何かしら共感できるものがあるのでは? 解説の成川さんに同意。韓国はデモやストライキが多いことも知らなかった。 日本は無関心、うやむやにして我慢することが多い。私もそう。 未来のために、果たしてそれでいいのか? 自分の中のモヤモヤに気づいたら、自分が我...

たくさんの女性のエピソード、何かしら共感できるものがあるのでは? 解説の成川さんに同意。韓国はデモやストライキが多いことも知らなかった。 日本は無関心、うやむやにして我慢することが多い。私もそう。 未来のために、果たしてそれでいいのか? 自分の中のモヤモヤに気づいたら、自分が我慢すればいいんじゃない。同じような思いをする人が出ないように、まずは自分の行動を変えよう。 もっとモヤモヤに気づく感度を高めよう。 でも声をあげる勇気がもてない。伝え方が難しいと思ってしまう。 最近のモヤモヤ 負けず嫌いな娘3歳が、友人に頑固と笑われた。←悪気はない 他人の子どもを自分の尺度で評価し伝えるのはやめよう。個性をポジティブに認めよう。

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2023/04/01

"82年生まれ、キム・ジヨン"の作者が書いた本ということで興味をもって読んだ本。それぞれの年代や人に応じて生きずらさや苦しさがあるなかで、何かを変えようとする人たちの話。 日本とは異なる韓国独自の部分と日本でもあり得る部分の両方があって、ストや抗議活動は日本で...

"82年生まれ、キム・ジヨン"の作者が書いた本ということで興味をもって読んだ本。それぞれの年代や人に応じて生きずらさや苦しさがあるなかで、何かを変えようとする人たちの話。 日本とは異なる韓国独自の部分と日本でもあり得る部分の両方があって、ストや抗議活動は日本ではなかなかないので社会の問題を個人レベルで捉えるかに差があるように感じた。 今何を変えられるのか、次の世代に向けてできることは何か、本当は嫌だけど目を逸らしてしまってたことに向き合うことから始まるのかもしれない

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2023/02/10

何かしっくりこないな、と見ないふりしてやり過ごしてきたものに直面させられて、ゾワッとする。 まずは自分をからめ取りゆるく縛り付けてくるものを払い除けられるようになりたい。

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2022/12/09

韓国人作家を知ったきっかけは姉だ。 姉は中学生の頃からK-POPにハマってから、きっと最近の若い頃の先駆者みたいな人生を送っている。 独学で韓国語を勉強して、大学でその頃まだあんまりなかった韓国研究の学科に入って留学も二回した。 付き合った恋人2人とも韓国人だった。 取り憑...

韓国人作家を知ったきっかけは姉だ。 姉は中学生の頃からK-POPにハマってから、きっと最近の若い頃の先駆者みたいな人生を送っている。 独学で韓国語を勉強して、大学でその頃まだあんまりなかった韓国研究の学科に入って留学も二回した。 付き合った恋人2人とも韓国人だった。 取り憑かれたように韓国が好きだ。 そんな姉がチョナムジュさんの本を探していて本好きな私にこれを探して欲しいと言い、最初に読んだのは「80年代生まれ、キムジヨン」だった。 読んで最初に出てきた気持ちは、 「ごめんなさい」と意味不明な不快感だった。 韓国の女性だけじゃない。 日本でも遠回しにある女性軽視。 付き合ってもないのに「俺のもの」とか言ってくる男とか、酔っ払って絡んでくるおじさんとか、女の子だから何もしなくていいという上司とか。 そーゆう異性を不快に思いながらも、 「短いスカート履いてるなら、見られても仕方ないと思えよ」って心の中で思ってる私。 そんなに胸が出る服を着てるくせに。 それが自分の承認欲求を満たしてるくせに。 同じ女。同じ女なのに、ナムジュさんの本に出てくる女の人たちを傷つけた人たちと同じことを思う時もある。 でも不快感を味わってる自分もいる。 後ろから数人の男の集団が大きい声で至近距離で歩いてるだけで怖い。 強い口調で話してる男にびくびくしてしまう。 「彼女の名前は」は、年齢に関係なくあらゆる岐路に立ち、苦しんだり悲しんだりしている女性たちの叫び声だ。 大きく世界は変わった。 誰でも自由に自分のことを話せる。 でも、細かく見れば個人の発言や行動に傷つく女性はまだまだいる。 私は、どちらの立場でものを考えれるだろうか。 自分の罪悪感が打ち消せはないうちは、きっと、 この人たちには寄り添えないんだろうと思った。

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2022/01/23

「82年生まれ、キムジヨン」のような韓国の女性の話。この本は2020年に日本で発売された本で、あとがきに、この本に書かれている状況とあまり変わっていない気がするというふうにあって驚いた。たしかに82年生まれって、私と13年しか違わないんだから、私が韓国で生まれていたら、この状況を...

「82年生まれ、キムジヨン」のような韓国の女性の話。この本は2020年に日本で発売された本で、あとがきに、この本に書かれている状況とあまり変わっていない気がするというふうにあって驚いた。たしかに82年生まれって、私と13年しか違わないんだから、私が韓国で生まれていたら、この状況を生きていたかもしれないんだなと思った。一気に自分ごととしてもとらえられた。  3年くらい前に、香港のデモがすごかった時があって、その時はデモ?!なにそれ?!学生までなんでそんなことするの?!全然理解してなかったけど、この本を読んで、学生でも社会を変えて欲しい!と自ら訴えていることがすごいなと思ったし、デモを起こさないといけない状況にあるんだなと思った。  この本は、私に大事な知識を増やしてくれて、外国や日本の状況を考えることや、世界の社会を見ることの大事さ、みんなが平等に幸せに生きていける世界を作っていきたいっていう気持ちを与えてくれた。

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2022/01/21

「82年生まれ、キム・ジヨン」の著者の短編集。九歳の子から六十九歳の女性まで、六十人余りの女性を取材した話をもとに短編小説集として構成。女性蔑視の問題、非正規社員問題、嫁と姑の問題、夫と妻の育児負担の問題、教育制度の問題、等々様々な社会の不条理を等身大の女性の物語として描いている...

「82年生まれ、キム・ジヨン」の著者の短編集。九歳の子から六十九歳の女性まで、六十人余りの女性を取材した話をもとに短編小説集として構成。女性蔑視の問題、非正規社員問題、嫁と姑の問題、夫と妻の育児負担の問題、教育制度の問題、等々様々な社会の不条理を等身大の女性の物語として描いている。日本と違って、韓国の人々は抗議の声を上げることができるのだなと感じた。過去の民主主義への闘争の経験が違っているのだろうか。

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2021/12/05

 卵で岩を汚す。  大きな困難、理不尽な出来事に阻まれても、声を上げ続けていたいと作者は思っている。  果たして私はどうだろうか。

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2021/11/23

短編集28編 母、娘、妻としてあるいは職場での理不尽、学生など様々な視点で本音を提示する手腕は見事。あちこちで立場を変えながら登場人物にも親しみが湧く。それにしても女性であるためのたくさんの生きにくさに目眩がしそうだ。 韓国の話ではない。日本でも全く同じことなのだ。

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