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我々は、みな孤独である の商品レビュー

3.3

88件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

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  3. 3つ

    40

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2024/07/22

生死について考えることがあるから、輪廻転生とか死後の世界とかについての知識がまた一つ身についた感じ。 私はこのお話は好き。再読は時間があればあり。

Posted byブクログ

2024/05/01

この作家さんに求めていたものが……。 主人公の探偵会社で雇っていた助手のような人が失踪して物語が始まります。 彼が失踪したことにより、主人公が借金を肩代わりすることになったりと色々と大変な状態になり。 その中で、お金持ちの社長から、自分の前世で自分は誰かに殺されたらしい。誰...

この作家さんに求めていたものが……。 主人公の探偵会社で雇っていた助手のような人が失踪して物語が始まります。 彼が失踪したことにより、主人公が借金を肩代わりすることになったりと色々と大変な状態になり。 その中で、お金持ちの社長から、自分の前世で自分は誰かに殺されたらしい。誰に殺されたか調べて欲しいという変な依頼が。 その依頼を達成したら、肩代わりした借金も返せそうなので引き受けることに。 社長は、前世で誰に殺されたのか?助手はどこへ消えたのか? 最後は、そうね、そう言われると孤独だけどさあ……。(それなら、探偵やめて占い師にでもなればいいとまで思ってしまった)

Posted byブクログ

2023/10/11

同じ作家の作品を、立て続けに読んでみた。 まったくテイストが違って、夢がキーワードの話だった。 登場人分たちが見る夢が、テレパシーで植え付けられたものか、前世からの記憶によるものなのか…ということが繰り返され、最後にはどうでも良くなり、あと十数ページを残して読むのをやめてしまった...

同じ作家の作品を、立て続けに読んでみた。 まったくテイストが違って、夢がキーワードの話だった。 登場人分たちが見る夢が、テレパシーで植え付けられたものか、前世からの記憶によるものなのか…ということが繰り返され、最後にはどうでも良くなり、あと十数ページを残して読むのをやめてしまった。

Posted byブクログ

2023/09/17

孤独とは。ストーリーよりも、生まれ変わりとは、自分は誰なのか、深く落ちていきそうだった。 グロテスクな表現や、ヤクザが出てこなくても、 この感想はもてたんじゃないだろうか。 次の展開が気になるので、熱中して読めたが、 別のストーリーでこの感想をもちたかった。

Posted byブクログ

2023/09/13

風邪で休んだ日、頼んだ小説が本屋になく、代わりにと親に与えられたのが貴志祐介の「十三番目の人格-ISOLA-」だった。角川ホラー文庫という点からしてもおよそ病気の人間にオススメできる内容ではないが、私にとっては良質な出会いで、以来著作はほぼ欠かさず読んできた。今回は『天使の囀り』...

風邪で休んだ日、頼んだ小説が本屋になく、代わりにと親に与えられたのが貴志祐介の「十三番目の人格-ISOLA-」だった。角川ホラー文庫という点からしてもおよそ病気の人間にオススメできる内容ではないが、私にとっては良質な出会いで、以来著作はほぼ欠かさず読んできた。今回は『天使の囀り』で引用された「生命は遺伝子の乗り物でしかない」というドーキンスの説に壮大な補足(貴志祐介独自のぶっ飛んだ仮説)を加え、膨らませた長編に思える。 初期の依頼の話は中盤で消え去り、後半はひたすら主人公が真実へ肉薄していく流れ。飛び飛びに現れる前世の描写に興味をかきたてられ、真実とは何か知りたい思いに引っ張られ、ページを繰る手が止まらなかった。 ただ、過去の名作では、それぞれ別個の事件のように起きていたストーリー、ばらばらだった点と点が全て結末に収束していく鮮やかな引きを感じたのに対して、今回はとっ散らかったままの印象が否めない。依頼の話もそうだが、依頼が引き金で茶畑と桑田の意識が目覚めたというなら、亜未は何がきっかけで目覚めたのか。あの津波で一気に覚醒したという話かもしれないが、茶畑らの夢でじわじわ蘇ってくる描写との齟齬が気になる。 また、暴力描写と性描写はミステリーにおけるスパイスと認識しているが、一寸刻みについても「黒い家」で既出しているため使い回しの印象が拭えない。 アカシックレコードの新たな解釈といった真実は面白い。「後世畏るべし」の捉え方も言い得て妙だった。ただ、本棚にとっておこうとは思わない。期待し過ぎた心理もあるかもしれないが、総合的には星3つ。

Posted byブクログ

2023/09/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「人生とは、予想もしないミステリーの連続だ。残念ながら、その大半はけっして解決することはない」 ――狂気に至る宇宙の真実を知ってしまった主人公の茶畑だが、そんな彼はヤクザとメキシコの麻薬組織の抗争の真っ只中……あの後、無事に済んだのか、気になってしまう。しかし、全人類の『意識』は実は一つで、誰もが自分の過去世であり未来世であり、全ての生は繋がっているというのが真実なら、遍く知られた方が世界は平和になるような気がしなくもない……けど。

Posted byブクログ

2023/05/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

370ページ辺りから震える。 身体と魂が離れていくような感覚。身体がむずむずした。 『孤独』の規模が想像よりもはるかに大きかった。かなり恐怖。 宇宙の始まりとか輪廻転生とか世界五分前仮説とか色々あるけど、この物語の『ひとつ意識説』的なものが1番しっくりくるかもしれない。なんなら(バイオレンスシーン以外)ノンフィクションであって欲しい。 あと猟奇的超絶グロシーンは流石貴志祐介。

Posted byブクログ

2023/03/21

タイトルの意味を理解したときに、わたしが想像していた【孤独】より、ずっと孤独だった。 頭がぐるぐるしてくる。

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2022/11/15

もともと遠い存在だと思っていたが、この作品を読んでさらにそれは強まりました。 この作品を書いたのは大体60歳くらいのとき。60歳の貴志祐介さんは何を考えてこの作品を書いていたのかすごく気になりました。それくらい自分にとっては超越した存在で、憧れでもあります。 印象的なフレーズ...

もともと遠い存在だと思っていたが、この作品を読んでさらにそれは強まりました。 この作品を書いたのは大体60歳くらいのとき。60歳の貴志祐介さんは何を考えてこの作品を書いていたのかすごく気になりました。それくらい自分にとっては超越した存在で、憧れでもあります。 印象的なフレーズ 「しかたない。手を切って足を切ることにしようか。身体が軽くなると、だんだん口も軽くなる」

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2022/10/25

久しぶりの貴志祐介さん。期待したものと違ったけど読みやすくてあっという間に読了。冒頭から前世で自分を殺した犯人を捕まえてくれという奇想天外な依頼に「ちょっと違う」と引いたけど、SFでもなく探偵小説でもなくミステリーでもなくハードボイルでもなく、ファンタジーも少し入ってるような。全...

久しぶりの貴志祐介さん。期待したものと違ったけど読みやすくてあっという間に読了。冒頭から前世で自分を殺した犯人を捕まえてくれという奇想天外な依頼に「ちょっと違う」と引いたけど、SFでもなく探偵小説でもなくミステリーでもなくハードボイルでもなく、ファンタジーも少し入ってるような。全ての要素が入った全ての中間のような作品でした。ラストは壮大すぎて、分かったような分からないような。人類みな兄弟?とも違うか。

Posted byブクログ