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推し、燃ゆ の商品レビュー

3.3

1895件のお客様レビュー

  1. 5つ

    218

  2. 4つ

    552

  3. 3つ

    686

  4. 2つ

    247

  5. 1つ

    69

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2020/11/15

若い子が書く文章だな。というのが第一印象。 読んでいて、苦しくなる本。何やっても、うまくいかない現実と、推しのためにいる、SNSのなかの世界。 推しにたいして注がれるエネルギーが想像を超えていた。 肉体が重いという言葉が印象的だった。

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2020/11/09

宇佐見りん『推し、燃ゆ』はけっこう刺さる。特別に推しがいるわけじゃないワタシでも刺さった。これは自分がひとりじゃないって思えたかも。推しが生きていても、二次元でもきっといいんだ。何かについて猛烈に思うこと。考えること。大切なものを見せてもらった気がする。あかりが幸せになればいいな...

宇佐見りん『推し、燃ゆ』はけっこう刺さる。特別に推しがいるわけじゃないワタシでも刺さった。これは自分がひとりじゃないって思えたかも。推しが生きていても、二次元でもきっといいんだ。何かについて猛烈に思うこと。考えること。大切なものを見せてもらった気がする。あかりが幸せになればいいなー。死なないで生きてください。

Posted byブクログ

2021/01/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

〇推しの炎上に右往左往する主人公。でもそんな表面的なことだけ感じればよいのだろうか?もっと子ども一人ひとりに目を向けないといけないのではないだろうか <あらすじ> あかりは、アイドルの真幸を追いかけているいわゆる"ガチオタ"。アイドルで作ったつながりと、"推し"を追いかけるそのエネルギーだけで生きているといっても過言ではなく、学校にアルバイト、家族との生活は荒んでいる。 そこに飛び込んできた、「真幸がファンを殴った」という情報に耳を疑う。あかりはその事実にぐらぐらしながらも、日常生活を歩んでいこうとするが、さらに追い打ちをかけるように… ***** あかりの病気は、本文では明かされない。予想を立てることは無粋ではある。なぜなら、途中までは小中と過ごし普通高校に通っているらしかったからだ。例えば、本人が気づいているか否かにかかわらず、普通学級には発達障害の学生はいるはずだ。また、評者が小学校のころ、身体障碍を抱える児童が支援学級で学んでいたことを覚えている。が、卒業は一緒にしていないはずだから、途中で支援学校へ転校したのだろう。 そして、病気があろうとなかろうと、この主人公あかりのように、"推し"を推す行為によって日常生活がままならない人は少なからずいる。本人責任論が蔓延する世の中で、ターゲットとなる分類の一つだろうと思う。 しかしこの本は、そのような見方でよいのか、咀嚼がしにくい。 父親は単身赴任、母親は比較的強権的な中にあって、姉は普通の子供、本人は幼い頃から何らかの学習障害をどうやら抱えているようだ。 ”母はよく姉のひかりとあたしとをお風呂に入れて、九九を言わせたり、アルファベットを覚えさせたりして、それができると上がれるというようなことをやった。あたしはいつまでも上がれなかった。(中略)あたしにとってはよほど、難なく言えて先に湯船から出られて、母に褒められているひかりのほうがうらやましく思えた。" (pp.53-54より引用) 家族だけでなく本人までも、病気についてはこの頃は気づいていなかったが、高校生になって診断をもらいようやく気付いた、ということのようだ。 あかりは、勉強ができないだけでなく、アルバイトで次々と迫りくる注文や要望・対応にすぐさま応じることができない。アルバイト先の大人たちも、優しいまなざしを送るふりをしてあざ笑われているのではないか、ということにあかりも気づく。 日常生活でも忘れ物は多く、後半行われる一人暮らしも悲惨な状況だ。 しかし唯一、推しのことになると、相当の専門性が発揮され、記憶することができ、界隈では有名なブログで意見発信の投稿ができるほどである。 そんな中、推しがそういうことになってしまう結末は、あまりにも悲しく、またあかりのよりどころになるものが全くなくなってしまうことを、残酷にも表してしまってていた。 筆者は帯文に「圧巻の」と書いてあるように、すさまじい勢いで、あかり他登場人物の心情を丁寧な言葉で、しかし投げ続けてくる。次々と容赦なく浴びせられる衝撃的な言葉の数々を、筆者がどんな気持ちで書いたかは知らない。しかし、21歳でないと紡げない言葉であるようにも、思う。 こういう純文学を読むと、近くの知り合いのあの子を思い出しがちである。 どんなに勉強ができなくても、没頭できることがあるなら、それがなくなりさえしなければ。なくならないうちに生活の基盤を固めつつ、彼女の人生が、少しでも、一歩でも、前に進んでいってほしい。この本を読んでそう思わされるとともに、そんな知らず知らずのうちに苦しみ自らに抑圧してしまっている若い子たちに、優しくできる大人でありたいものだ、と思う。

Posted byブクログ

2020/11/02

「推し」これがある無しでは生活ががらりと変わる 私自身オタク気質なので主人公の気持ちは非常に良くわかる、当方おばさんですけど 今高校生の娘がまさにこんなんで、普通の生活もままならなくなる時があって推しにだけカロリー使ってる感じ 娘のこと書いてるのかと思った 非常にリアルな物語でし...

「推し」これがある無しでは生活ががらりと変わる 私自身オタク気質なので主人公の気持ちは非常に良くわかる、当方おばさんですけど 今高校生の娘がまさにこんなんで、普通の生活もままならなくなる時があって推しにだけカロリー使ってる感じ 娘のこと書いてるのかと思った 非常にリアルな物語でした

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2020/12/31

若き才能の2作目。アイドル・グループの1人に心血を注ぎ、彼の言動を“解釈”する女子高生の姿を描く。ぼくは特定の芸能人にそこまで入れ込んだことはないし、いわゆる“推し”の概念もいまいちわからないが、彼女がそうならざるを得なかった理由は理解できる。痛みや苦しさを緩和するために“推し”...

若き才能の2作目。アイドル・グループの1人に心血を注ぎ、彼の言動を“解釈”する女子高生の姿を描く。ぼくは特定の芸能人にそこまで入れ込んだことはないし、いわゆる“推し”の概念もいまいちわからないが、彼女がそうならざるを得なかった理由は理解できる。痛みや苦しさを緩和するために“推し”が必要であるなら、誰にもそれを非難することはできないだろう。

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2020/10/20

ラジオで源一郎さんが宇佐見さんを紹介してた。 その時はデビュー作をだったけど、なんとなくこっちの方が読みやすいかなと思って借りたけど、そんな事なかった。 なかなか文芸作品だったかも。 内容はアイドルを推してるって事なんだけど、 文章の運び方が私には難しい=文芸と解釈してます(笑)...

ラジオで源一郎さんが宇佐見さんを紹介してた。 その時はデビュー作をだったけど、なんとなくこっちの方が読みやすいかなと思って借りたけど、そんな事なかった。 なかなか文芸作品だったかも。 内容はアイドルを推してるって事なんだけど、 文章の運び方が私には難しい=文芸と解釈してます(笑) まだ大学生という事で先が楽しみな方なんじゃないでしょうか。 やっぱり「かか」も読まないと。

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2020/10/17

デビュー作が文藝賞を受賞し、三島由紀夫賞候補にもなった著者の第2作。推しの男性アイドルが炎上した女子高生の物語。とある事情で世間一般の普通からこぼれ落ちた主人公の生きづらさ・切迫感がリアルな質感として伝わってくる文章が凄い。ともすると嘲笑されがちな「アイドルを推す」という行為への...

デビュー作が文藝賞を受賞し、三島由紀夫賞候補にもなった著者の第2作。推しの男性アイドルが炎上した女子高生の物語。とある事情で世間一般の普通からこぼれ落ちた主人公の生きづらさ・切迫感がリアルな質感として伝わってくる文章が凄い。ともすると嘲笑されがちな「アイドルを推す」という行為への問いとしても興味深かった。

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2020/10/13

「推し」ですか。ファン、追っかけ、親衛隊、グルーピー..どれとも似て非なるもの。とりあえずジェネレーションギャップと感性の違いをまざま座と見せつけられた作品だった。そりゃ著者が大学生だものね。アイドルグループ「まざま座」のメンバー1人にのめり込む女子高生の話。正直面白いとは思わな...

「推し」ですか。ファン、追っかけ、親衛隊、グルーピー..どれとも似て非なるもの。とりあえずジェネレーションギャップと感性の違いをまざま座と見せつけられた作品だった。そりゃ著者が大学生だものね。アイドルグループ「まざま座」のメンバー1人にのめり込む女子高生の話。正直面白いとは思わなかった。私は基本飽きっぽくオタク気質がないので共感は皆無。文章もちょっとクセがあり苦手。ただこの女子高生のいろんな意味でのアンバランスさが迫ってくる、心がザワザワする文章はかなりのものだった。そこも苦手ではあるが凄いとは思った。

Posted byブクログ

2020/10/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・推しが炎上した、という始まりでドキドキした。 ・でも、最後は淡々としてるし、あかりちゃんは病んできちゃって「ん????」となった。 ・だけど本を閉じたあとに「推し≒背骨」を思い出してアイドルから人になった推しの死(≒火葬≒推し燃ゆ)ってことなのかな?タイトルの意味を推測

Posted byブクログ

2020/10/04

圧倒的な才能に、震えざるを得ない きっと誰もが息をしているふりをしているだけのこの社会で、彼女はどこまでも真摯に生きていた。 側から見たら何もやっていないように見える彼女こそ、誰よりも生きているのだ。 そして、そんな繊細さをいとも容易く踏みにじろうとする社会の常識に、本作は軽...

圧倒的な才能に、震えざるを得ない きっと誰もが息をしているふりをしているだけのこの社会で、彼女はどこまでも真摯に生きていた。 側から見たら何もやっていないように見える彼女こそ、誰よりも生きているのだ。 そして、そんな繊細さをいとも容易く踏みにじろうとする社会の常識に、本作は軽やかに、そして同時にどうしようも無い重みを抱えながら、見事なまでに挑戦している 主人公のうちなる衝動の爆発に、僕は自分を重ね合わせ、明日への気力をもらった 推し、という彼女と人生をつなぎとめるアンカー 発達障害(多分ADHDとLD) SNS 極めて現代的なモチーフを用いて、古来より文学が挑んできた「生きる意味」「人生とは」という問いに、新たな解釈を与えた。 宇佐見りんさんの年齢以上に、それが衝撃的な作品だ

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