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推し、燃ゆ の商品レビュー

3.3

1898件のお客様レビュー

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    218

  2. 4つ

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  5. 1つ

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2021/01/25

「推し」が「燃えた」。タイトルからも、内容はとても現代的。主人公の状態もきっと珍しいものではないんだろう。共感する感じのお話ではないかもしれない。何かへの依存、自分にとっての生き方。すぐ読み終えたけれどなかなか難しいお話だった。

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2021/01/25

芥川賞を受賞されたということで、ミーハーしようとおもって買った。 数時間で一気に読み終えた。 読み終わった瞬間おもいっきりため息が出た。 今どきだ、とおもったのと、なんだか救われないなというきもち 刺さるひとにはおもいっきり刺さるんだろうな わたしにはあんまりなにも残らなかったか...

芥川賞を受賞されたということで、ミーハーしようとおもって買った。 数時間で一気に読み終えた。 読み終わった瞬間おもいっきりため息が出た。 今どきだ、とおもったのと、なんだか救われないなというきもち 刺さるひとにはおもいっきり刺さるんだろうな わたしにはあんまりなにも残らなかったかも でも読めてよかった

Posted byブクログ

2021/01/24

これは…確かにすごいわ。輪郭の崩れた自我、何かへの依存、破壊。見事。新しい世の中にも、常に純文学はきちんと生まれて何かを切り取っていくのだなぁ。

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2021/01/24

芥川賞受賞の一報を聞き、推しというワードも今時っぽくて興味があって読んだ。 率直にいって、なぜこの作品が受賞したのかわからなかった。物事の描写が回りくどく、不必要に感じた。若者が背伸びして書いている、そんな印象。推しが世界のすべて、推しがいなかったら自分はいきていけない。それはよ...

芥川賞受賞の一報を聞き、推しというワードも今時っぽくて興味があって読んだ。 率直にいって、なぜこの作品が受賞したのかわからなかった。物事の描写が回りくどく、不必要に感じた。若者が背伸びして書いている、そんな印象。推しが世界のすべて、推しがいなかったら自分はいきていけない。それはよく理解できるのだが、いまいち主人公のそういった感情も、家族の設定もありがちというか浅い。特に何も残らない作品だった。

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2021/01/24

2021年1月 目まぐるしく変化する今をこんなにも見事に切り抜いているとは。ぴえんの顔、「推しは命にかかわる」「認知もらえたり裏で繋がれたり」…といった表現は、まさに今の日常なのだが、ついて来れない人もいそうだなと思う。勇気がある表現だと思うし芥川賞というのも納得。 生きることが...

2021年1月 目まぐるしく変化する今をこんなにも見事に切り抜いているとは。ぴえんの顔、「推しは命にかかわる」「認知もらえたり裏で繋がれたり」…といった表現は、まさに今の日常なのだが、ついて来れない人もいそうだなと思う。勇気がある表現だと思うし芥川賞というのも納得。 生きることがしんどいと感じている主人公にとって推しは文字通り命にかかわる。うっすらとまとわりついてくる希死念慮。推しのことを考えることで現実から束の間解放される。 おそらく家庭環境のせいで生きる気力がすでに薄いからリアルでの双方向的なコミュニケーションが取れない。批判されるときっとそのまま生命を削られてしまうのだろう。SNSで「いいね」されるコミュニケーションがちょうどいい。 生命エネルギーが不足してしまった人間の、どこにでもいるささやかな部類の、それでも切実な感情は共感する人も多いのではないかと思う。

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2021/01/24

主人公が本当に推しを 推している のか よく分からなかった。 誰かを“推す”経験のない人が書いた作品なのかな、というのが第一印象だった。 内容も、推しが燃えたことよりも自分のことばかりで、話題性や今っぽさを出すために 推しの炎上を無理やり捩じ込んだ感がある。 芥川賞をとったにして...

主人公が本当に推しを 推している のか よく分からなかった。 誰かを“推す”経験のない人が書いた作品なのかな、というのが第一印象だった。 内容も、推しが燃えたことよりも自分のことばかりで、話題性や今っぽさを出すために 推しの炎上を無理やり捩じ込んだ感がある。 芥川賞をとったにしては純文学というほどの芸術性を見出すことができなかった。文体からして作者の若さが透けて見えるようで、単純に私の好みではなかっただけかもしれないが。

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2021/01/24

読み進めるとどんどん苦しくなってくる感じ 「かか」もそうだけど、家族内のこのずっしり感 私には重い。

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2021/01/24

勧められて読んで、まさか受賞するとは思わなかった 主人公の世代はまさに私の子くらいなんだけど、そりゃ理解できないわけだと妙に納得する わざと幼くみせている?描写にリアリティがあるといえばあるのか、読んでる最中はむずむずした しかし確かに筆力はあると思った。今後どんな世界を描...

勧められて読んで、まさか受賞するとは思わなかった 主人公の世代はまさに私の子くらいなんだけど、そりゃ理解できないわけだと妙に納得する わざと幼くみせている?描写にリアリティがあるといえばあるのか、読んでる最中はむずむずした しかし確かに筆力はあると思った。今後どんな世界を描くのか気になる

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2021/01/24

生きづらさを抱えている人はとても増えている。その生きづらさが推しによって緩和されているというか、生きることの糧になっていることがよく伝わる。フィクションではあるがある意味ノンフィクション。最後は主人公の未来にもう少し明るい光が差し込むとかなり読後感は変わったと思うが、そうでないと...

生きづらさを抱えている人はとても増えている。その生きづらさが推しによって緩和されているというか、生きることの糧になっていることがよく伝わる。フィクションではあるがある意味ノンフィクション。最後は主人公の未来にもう少し明るい光が差し込むとかなり読後感は変わったと思うが、そうでないところがこの本の醍醐味かもしれない。そして、この作者の文章は一字一句が深いと感じた。

Posted byブクログ

2021/01/24

推しは、生活の中心っていうか背骨っていう表現がすごい腑に落ちた。 みんなが難なくこなせることができなかった時の苦しみって凄いわかる。それでも推しを推す事で生きてきた最中に 「推しが燃えた。ファンを殴ったらしい」 こんなの生きていけない。

Posted byブクログ