1,800円以上の注文で送料無料

心理的安全性のつくりかた の商品レビュー

3.9

173件のお客様レビュー

  1. 5つ

    36

  2. 4つ

    79

  3. 3つ

    35

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    3

レビューを投稿

2021/09/30

Googleのプロジェクトアリストテレスで注目された「心理的安全性」の解説本。 きちんと心理的安全性を理解していれば、真新しいものはない。 ○心理的安全性の必要性 ・心理的に安全なチームは「学習ができるチーム」 ・「学習ができるチーム」はそうでないチームと比べて、中長期にパフォ...

Googleのプロジェクトアリストテレスで注目された「心理的安全性」の解説本。 きちんと心理的安全性を理解していれば、真新しいものはない。 ○心理的安全性の必要性 ・心理的に安全なチームは「学習ができるチーム」 ・「学習ができるチーム」はそうでないチームと比べて、中長期にパフォーマンスが高くなる ※明日、すぐに成果がでるわけではない ○心理的に安全ではなくなるリスク ・「無知」だと思われたくない。だから必要な相談、質問をしない。 ・「無能」と思われたくない。だからミスを隠したり、良い部分だけ報告し、自分の意見を言わない。 ・「邪魔」だと思われたくないので、必要でも助けやフィードバックを求めない。 ・「否定的」と思われたくないから、是々非々で議論しない。この4つのリスクです。 ◯心理的安全性のメリット (1)アラートがすぐに上がる (2)主体性が生まれる (3)挑戦する ○雑魚が間違いがちな心理的安全性 ・ヌルい職場でもなければ、意見がとおる環境でもない ・余裕がある=心理的安全性が高いわけではない ○日本の組織ならではの心理的安全性の4つの条件 ・「話しやすさ」「助け合い」「挑戦」「新奇歓迎」 話しやすさ:誰かが問題やリスクに気づいた時に、声を上げられるチームか。反対意見をいえる組織か 助け合い:相互作用できているか 挑戦:まずはチャレンジをして、それが成功しても失敗しても受け入れられるか 新奇歓迎:新しい視点を取り入れることを歓迎されるか。役割に応じて、強みや個性を発揮することが歓迎されているか。 ○心理的安全性の作り方 実践 ・チームごとに4つの条件を目標に現状値を測る 「話しやすさ」「助け合い」「挑戦」「新奇歓迎」 ・一番低い項目から、取り組む内容を決める。取り組む内容はレベルを徹底的に落とす ○心理的安全性の作り方 基礎 ・過去の積み重ねが、チームの心理的安全性の状態を生む ・リーダー及び幹部が心理的柔軟性をもつことが大事 ・心理的柔軟性とは、「正論や正しいことを言う」のではなく「役に立つことをしましょう」という意識 ・「この状況で役に立つことは何か」を考えることが、心理的柔軟性の中で大事

Posted byブクログ

2020/11/18

購入:2020/10/24 読了:2020/11/4 「なあなあの組織」との違い 変えられるものと変えられないものをマインドフルに(気づきながら)見分け、変えられないものを受け入れる 好子と嫌子

Posted byブクログ

2020/10/08

心理的安全性のある場とは、馴れ合いでコーティングされたぬるま湯ではなく、むしろ健全に衝突するリング上のような場であることがよくわかる。 「心理的安全性」という言葉ばかりが先行し普及し、ぬるま湯がそこかしこにできあがる。だから私はこの言葉が好きではなかった。 しかし、本書をきっかけ...

心理的安全性のある場とは、馴れ合いでコーティングされたぬるま湯ではなく、むしろ健全に衝突するリング上のような場であることがよくわかる。 「心理的安全性」という言葉ばかりが先行し普及し、ぬるま湯がそこかしこにできあがる。だから私はこの言葉が好きではなかった。 しかし、本書をきっかけとしてその風潮は変わるのではないだろうか。 さて、本書はただ心理的安全性の定義を示すだけのものにあらず。 心理的安全性が阻害されるメカニズム、文化をトランスフォームさせ心理的安全性を形成していくプロセスが丁寧に解説されている。 本書を読みながら、心理的安全性を醸成する装置としての1on1の重要性を再確認した。 心理学的な面からはNLPやSL理論、ソフトウェア開発プロセスの面からはインセプションデッキとの相似形を読み取ることができる。読み解きながら、そういった関連分野に手を伸ばしていくのもよいだろう。

Posted byブクログ