烏百花 蛍の章 の商品レビュー
さてさて、八咫烏シリーズ本編に寄り添う形で綴られる読みやすい短編集。スラスラ読了できて、読後感はシリーズにあまりない爽やかなものでした。 前向きで、とてもいい。ポジティブ。
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短編集だったこともあり、あっという間に読めた。 本編を補完してくれる内容でとても楽しめた。 中でも墨尾と真赭の薄の話は本編の後日談で、気になってた部分でもあったので、二人の会話にちょっとニンマリしてしまった。
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いやいや、本編に関係ないとはいえ、珠玉のエピソードの宝庫ではないか! 特に真赭の薄! 1巻の『烏に単は似合わない』のときは、あんなにいけ好かない女だったのに、こんなに格好いい人になるとは思ってませんでした! 「しのぶひと」 『弥栄の烏』でチラっと出てきた、雪哉と真赭の薄の縁談エピソード。 しかし、真赭の薄はどうしてそこまで拒むのかな。 やっぱり、浜木綿が好きなんかな。 「すみのさくら」 浜木綿と若宮の幼少期のエピソード。 彼女は最初から、若宮の妻になる気はなく入内していたのか……。 結果的には浜木綿が正室になり、これ以上の伴侶はいないと思われるのだが。 「まつばちりて」 誰の話かと思ったら、藤宮連で確かに"松蔭”という人がいたな、と思ったり。 けど、彼女が登場するシーンの記憶があまりないし、突然出なくなったとかも全然覚えていない。 「ふゆきにおもう」 今まで(多分)名前すら出てこなかった雪哉の実母、冬木と養母、梓の話。 雪哉の狡猾さと性格の悪さ、そして賢さは母譲りだったのか……。 最後まで、冬木を真に理解しているのは梓だけだったし、冬木の思いに涙が止まらない。 「ゆきやのせみ」 蝉を食べる描写がなんとも……気持ち悪い。 「わらうひと」 一話目の「しのぶひと」と対になる話。 澄尾の想いにこれまた涙がちょちょぎれる……。 澄尾は今は勁草院で教えてるっぽいけど、まさか山内衆に復帰するのか!?
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澄尾とますほの薄の話で最初と最後サンドイッチされた構成が好き。 2人の正面からしか向き合えない不器用さも好き 2024.7.15 101
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Amazonオーディブルで聴いた。 八咫烏シリーズの外伝。 「しのぶひと」 ますほのすすきが雪哉との縁談についてそこまで怒るのがよく分からない。 「ゆきやのせみ」 なんなのコレ?(^_^;) 雪哉に蝉を食わせる若宮、いじめ???
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一部読み終わった後、この外伝読んだらなんかココロがほぐれる感じ。 若宮と雪哉のじゃれ合いみたいなやりとりで、なんかちょっと泣きそうな気分になった。 物語の世界がぶわっと広がるような短編集。
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蛍が猿襲撃まで、白百合が追憶の烏まで、といったかんじ。 正直読まなくても差し障りはない。このシリーズが好きなら、作中のキャラクターをより知ることができるようになる、という番外編だと思う。 こちらの方が第1部の内容ということもあり、気持ち楽しく読めた。
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最後の澄尾の話が好き 改めて言われると、確かにますほの薄のシリーズ初期から話が進むにつれての株の上り方がすごい。
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番外編として本筋の間に何があったかという作品集ですね。 これはねぇ、いろいろこじらせてるなぁと思いつつ読んでました。 平安時代もそんな感じだったのかなぁ。
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本編の裏話とかサイドストーリーとかあの頃あの人はみたいなのが大好きなので、どの話も"良〜!!!"となりながら読みました。本編では嫌な感じだった松韻の印象がはね上がったのが読了後一番大きな変化かな。
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