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烏百花 蛍の章 の商品レビュー

4.3

49件のお客様レビュー

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2022/04/24

世界を一から作り上げられてるガッツリファンタジーの烏シリーズなので、こういった短編で謎が埋まっていくのが楽しい。聡明なキャラクターが多いのもこの物語にのめり込める要素になっていると感じる。

Posted byブクログ

2022/02/13
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※このレビューにはネタバレを含みます

八咫烏シリーズの6つの話の短編集。 「しのぶひと」・雪哉と真赭の薄の見合い話が出た裏側が分かったが、もう澄尾の馬鹿っと言いたくなる人続出だろう。本当に澄尾の頭には若宮と真赭の薄の幸せしかないのが不器用過ぎる。 「すみのさくら」・浜木綿が山烏になる経緯が書かれているが、物語冒頭から若宮に会うまでは同一人物かと思うほどの別人振りに環境とは恐ろしい。そして、浜木綿じゃなくてもこれは若宮に惚れる。 「まつばちりて」・谷間生まれの少女まつが自分の力だけで藤宮連の一員にまでなるが、鳴りを潜めていた毒盛至上主義大紫の御前が上にいる組織のルールがまともなわけがない。地味に今上帝に同情したくなった。 「ふゆきにおもう」・雪哉の実母冬木、育ての母梓の話だが梓が個人的には好きではない。梓が冬木のことを心を尽くして雪哉に話していれば雪哉が性格が悪いのは母親譲りなどと思うだろうか?自分は知らなかったと言う主張はあせびを彷彿とさせる。 「ゆきやのせみ」・勁草院に入る直前の雪哉と若宮の珍道中と言っていいと思う話。八咫烏シリーズの当初の2人が懐かしく、それだけに切ない。あの頃の2人の雰囲気が好きだったが、今は雪哉が好きでない私は心が狭いのだろうか。 「わらうひと」・本編から半年後、あれから澄尾と真赭の薄ってどうしたの?と思っていたが、良い意味で2人共変わっていない。潔い澄尾とそれに混乱する真赭の薄、結婚出来ないならいっそこのまま2人共独身を貫いてほしい。

Posted byブクログ

2021/09/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「ゆきやのせみ」 本編で若宮も雪哉もだいぶ変わってしまった(特に雪哉...)から、本編2作目を彷彿させる、若宮と雪哉のキレッキレのボケ・ツッコミ珍道中にほっこり。 澄尾、幸せになってくれー。

Posted byブクログ

2021/08/20

単行本は半年ぐらい前に読んでるので、今回が2回目。 「まつばちりて」は何回読んでもやっぱり印象に残ります。 ただただ雪哉が蝉を食べるだけの「ゆきやのせみ」も好きです。 こういう番外編をまとめたものが個人的にすごい好きなので、これからも楽しみに、白百合の章も読むのが楽しみです。

Posted byブクログ

2021/08/01
  • ネタバレ

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「しのぶひと」澄尾の真緒の薄への恋心。 「すみのさくら」浜木綿の子供時代。 「まつばちりて」大紫の御前に嫉妬され、処刑されたまつ。私は彼に愛された。あなたが手に入れられなかったもの。これが一番好きだな。ヤヌスの鏡外伝でも似たようなテーマあったが。 「ふゆきにおもう」冬木は雪哉の実母。雪哉の性格は母似。 「ゆきやのせみ」若宮が食い逃げで捕まり(冤罪)、雪哉が駆けつける。 「わらうひと」澄尾が真緒の薄に、どのようにして好きになっていったのかを話す。真緒の薄の答えは変わらないけど、ひょんなことから澄尾を見直す。やっと気づいたかと笑う澄尾。

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2021/05/28

しのぶひと、すみのさくら、まつばちりて、ふゆきにおもう、ゆきやのせみ、わらうひと。読み終わって、それぞれのタイトルを振り返ると、「ゆきやのせみ」の輝きがすごい(笑)冬木さんの話が読めてよかった。

Posted byブクログ

2021/05/26

本編と違う視点で、八咫烏の世界を覗くことができて、とてもおもしろかったです。 恋のお話や、新たな真実、本編の裏での話などが盛り込まれています。 八咫烏シリーズ好き必読の書です!!

Posted byブクログ

2021/04/22

恋話はあんまし好きじゃないけど山神編の後の山内が読めただけでも満足! 新たなストーリーが待ち遠しい!

Posted byブクログ

2021/04/04

今までの登場人物の知らなかった過去、知らなかった一面が見れてまた登場人物に対する印象が変わった。個人的にはゆきやのせみのような話を延々と読みほっこりとしたいところである。

Posted byブクログ

2021/04/04

八咫烏シリーズ外伝。異世界「山内」を彩る八咫烏たちの、 想い、愛、そして恋を綴るファンタジー短編集。 しのぶひと・・・真赭の薄と雪哉に縁談?雪哉の言動に憤慨する      明留を諭す澄尾だが、彼には秘めた想いがあった。 すみのさくら・・・なぜ両親は死んだのか?宮烏から山烏に堕とさ...

八咫烏シリーズ外伝。異世界「山内」を彩る八咫烏たちの、 想い、愛、そして恋を綴るファンタジー短編集。 しのぶひと・・・真赭の薄と雪哉に縁談?雪哉の言動に憤慨する      明留を諭す澄尾だが、彼には秘めた想いがあった。 すみのさくら・・・なぜ両親は死んだのか?宮烏から山烏に堕とされ、     もがきながら育つ墨子と、弟宮との出会い。その縁は桜。 まつばちりて・・・“落女”になり男として朝廷で働く松韻だが、    蔵人・忍熊との出会いが彼女を変える。嘘と真実、そして愛。 ふゆきにおもう・・・雪哉と雪雉が行方不明に。探す梓の脳裏に      浮かぶのは、冬木の事。二人の心と想いが交錯する。 ゆきやのせみ・・・若宮と澄尾が食い逃げ犯で牢屋入り?解決に      導いた雪哉だが・・・「ニンゲンやべえな・・・」に爆笑! わらうひと・・・「しのぶひと」のその後。結の決意を千早に伝えた       真赭の薄は、そこで出会った澄尾に真意を尋ねる。 用語解説、人物紹介有り。 異世界に息づく八咫烏たちの、想いや恋を語る短編集です。 恋しい相手を、見守る姿。 実は身近にいた味方の存在を、隠された愛情を知る、姿。 こういう組織を作らざるを得なかった者の心の闇と、姿。 その組織に身を投じたが、嘘の言動に見えた真の愛を知り、 落女から女性に戻った、姿。忘れ形見を抱いて泣く男の、姿。 幼き頃から側に仕えていたゆえに理解出来た、真の姿。 忠誠を誓った相手に翻弄され、素を曝け出してしまう、姿。 兄である人の心もわかる。が、未来を見据えた覚悟の、姿。 そして、かの事件を経て、素の言葉と心を交わす二人の、姿。 想い、愛、そして恋の様々な姿が切なかったです。 短編であるからこそ、語れる話なのかもしれない。 また、雪哉は冬木の子なんだなぁとしみじみ実感しました。 それと、真赭の薄と明留の姉弟は揃って世話好きなのね(^^♪

Posted byブクログ