なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか? の商品レビュー
ざっくりですが読んでみて、飲食店の現場の方向けかなと思いました。 他業種では、20代前半や仕事を始めた方には良いかもしれません。 また、最後の5章も6章は本のタイトルとは話が変わるので、章には含めず、"おわりに"みたいな流れにすべきとも思いました。
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この本には、サイゼリアの具体的なノウハウはあまり示されていませんが、村山太一氏が、ほとんどの人が共感するであるう失敗談からの成功体験をサイゼリアから得ることで、学んだ考え方が記されています。一流と呼ばれたイタリアンのシェフがチェーンストア経営コンサルタント第一人者の渥美俊一先生の...
この本には、サイゼリアの具体的なノウハウはあまり示されていませんが、村山太一氏が、ほとんどの人が共感するであるう失敗談からの成功体験をサイゼリアから得ることで、学んだ考え方が記されています。一流と呼ばれたイタリアンのシェフがチェーンストア経営コンサルタント第一人者の渥美俊一先生の本を62冊も読んでいるとは驚きだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
特に第4章はチームで読みたい。シンプルに書かれてるので、Google本とか心理的安全性関連の分厚い本より、断然とっつきやすい。 ・サバンナ思考=危機感×気づき×即行動・思考停止になってないか(常識、慣習を理由に)。 →これ、いまの仕事でも最大の敵ですね。経験が思考停止に追い込むこともある。 常に、反学習(アンラーニング)をしていくつもりで。そして、登山家の竹内さんという方の言葉の紹介であった、「ある山の経験を別の山の経験に持ち込まない」っていうところ、僕らの仕事にも当てはまるかも。通用するところもあるけど、そうでない可能性を常に意識して考えられるか。 ・「より良い方向に変化し続ける」。僕のキャリアアンカーです。同じ価値観。 ・店舗や事業がうまくいかないのはすべて経営者の責任(by渥美俊一先生) ・(アルバイトで)年下の高校生から注意される。これを素直に受け止められるか。 受け止められれば、すごい勢いで学べる。ほんとにこれは大事ですね。何か言われるとすぐに腹が立ったりしてると、学べない。気づく力も弱くなりそう。 ・第4章。簡潔ながら、目指してるのと同じなので、ここはみんなで読みたい。 ・「もっとクリエイティブな仕事がしたい」「上司が気にくわない」なんて不満を持ちながら働いていたら、仕事に没頭なんかできず、成果も出せない。 ・何回も繰り返して本を読むのが好きではないけど、この村山さん、重要な本は何十回と読んで、その著者の思考なり行動を完コピ。これは真似できてない。 ・サイゼリヤ会長・社長との対談がのってるけど、社長さん、ほとんど登場せず。 でも、面白いやり取り。かみ合ってるのか合ってないのか・・・ ・付録の本は、読んだものもあるけど、本田宗一郎の本は読んでないので、読んでみよう。 ・タイトルの偏差値云々はないほうがいい。料理やら経営やらと偏差値は測ってるものが違い過ぎる。
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東京都目黒区のミシュラン一つ星イタリアン「ラッセ」のオーナーシェフのサイゼリヤでのアルバイト経験を語る書籍である。著者はサイゼリヤには無駄がなく、楽しい世界と評価する。 サイゼリヤはシステマティックで無駄がない。未経験者でも容易に習熟できるようになっている。著者のレストランでも応...
東京都目黒区のミシュラン一つ星イタリアン「ラッセ」のオーナーシェフのサイゼリヤでのアルバイト経験を語る書籍である。著者はサイゼリヤには無駄がなく、楽しい世界と評価する。 サイゼリヤはシステマティックで無駄がない。未経験者でも容易に習熟できるようになっている。著者のレストランでも応用して生産性を高めることができるものであった。また、サイゼリヤには上下関係がほぼない。仕事は丁寧に教える。先輩が常に上から目線で下にいばり散らすことはない。 無駄がない効率的なシステムだから楽しい職場になる。ミシュランの星を獲るような店は、ブラック企業のようになってしまいがちである。それに比べるとサイゼリヤはホワイトである。 昭和の感覚では無駄がない効率的なシステムは非人間的な職場になると感じるかもしれない。しかし、人間関係が濃厚な日本型組織は不条理で不合理な精神論根性論が横行している。逆にシステム化された機械的な待遇が公正な待遇になり、個々人が活き活きと働けるようにする。
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