赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。 の商品レビュー
図書館本。 童話を元にした推理小説風のお話だが、人物や舞台に馴染みがあるためか、情景がイメージしやすくサクサク読めた。ですます調だったのも童話らしく良かった。 内容は犯人や動機も含め斬新。ほんと唐突に死体が出てきたり、穏やかな空気からいきなり死ね!など、まさに静寂を破る展開。トリ...
図書館本。 童話を元にした推理小説風のお話だが、人物や舞台に馴染みがあるためか、情景がイメージしやすくサクサク読めた。ですます調だったのも童話らしく良かった。 内容は犯人や動機も含め斬新。ほんと唐突に死体が出てきたり、穏やかな空気からいきなり死ね!など、まさに静寂を破る展開。トリックは三話目はちょっと無理がある感じがしたし、最終話は流石に無理かなとは思った。まあそれ以上に赤ずきんの洞察力の凄さに圧倒されたが…。推理小説あるあるかな。 図書館の予約の関係で順番が前後したが、日本昔話のも期待大だ。
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(2021/10/27読了) 今年5月に同著者の「むかしむかしあるところに、死体がありました」を読みました。 今作は、その西洋バージョン。シンデレラ(ガラスの靴の共犯者)、ヘンゼルとグレーテル(甘い密室の崩壊)、眠れる森の美女(眠れる森の秘密たち)、マッチ売りの少女(少女よ、野望...
(2021/10/27読了) 今年5月に同著者の「むかしむかしあるところに、死体がありました」を読みました。 今作は、その西洋バージョン。シンデレラ(ガラスの靴の共犯者)、ヘンゼルとグレーテル(甘い密室の崩壊)、眠れる森の美女(眠れる森の秘密たち)、マッチ売りの少女(少女よ、野望のマッチを灯せ)の4作の連作短編集となっています。旅を続ける赤ずきんちゃんがキーマンとなって話が進んでいきます。 思えば、おばあさんのところに行くとは言って無かったんですよね。 タイトルにあるように、死体と出逢ってしまうような事件に巻き込まれて、見事解決。 最終話では、それぞれの話の登場人物も出てきたり、それぞれの話に小さな伏線が張られていたことに気付いたりして面白かったです。 前作の日本話同様、突拍子もない話になっていますが、こちらの方が面白かった。星4つはおまけ。
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現実世界のミステリーに飽きた人に おすすめします。 可愛らしい童話とはかけ離れたエグいトリック。 そのギャップにまず新しさを感じました。 また、童話ならではのトリックに 「なるほどなぁ」とワクワクしっぱなしでした。
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だいぶ前に「むかしむかしあるところに、死体がありました。」を読み、その第二弾的本作を読む。 前半3章では「赤ずきんちゃんって名探偵だったの?」と思わせる活躍ぶりも何だか平凡な印象。 最後の章で赤ずきんちゃんの旅の目的が分かり、 前半の伏線も回収しながら物語が展開していく。 面...
だいぶ前に「むかしむかしあるところに、死体がありました。」を読み、その第二弾的本作を読む。 前半3章では「赤ずきんちゃんって名探偵だったの?」と思わせる活躍ぶりも何だか平凡な印象。 最後の章で赤ずきんちゃんの旅の目的が分かり、 前半の伏線も回収しながら物語が展開していく。 面白い、面白いんだけど‥ 特に得るものも感動もないので★★★
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インパクトのある表紙に惹かれ、前作が本屋大賞にノミネートもされ、気になっていた。 ほんとは怖い童話 みたいな 斜め読みの好奇心も手伝って購入 あっ そうくるかーみたいな驚きと、各話が完全にバラバラではなく伏線があり、最終話の「少女よ、野望のマッチを灯せ」は リアル怖い物語にな...
インパクトのある表紙に惹かれ、前作が本屋大賞にノミネートもされ、気になっていた。 ほんとは怖い童話 みたいな 斜め読みの好奇心も手伝って購入 あっ そうくるかーみたいな驚きと、各話が完全にバラバラではなく伏線があり、最終話の「少女よ、野望のマッチを灯せ」は リアル怖い物語になっていた。 ただ ちょっと若い人向けだったなー。
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3.5っていうところかな。最初の方はまあまあ、これはアイディア本だな、トリックも謎解きもワンパターンで描写が言葉足らずで想像し難い箇所があったり。最後のマッチ売りの少女がラストに相応しく、よくできてる。学びはないけど、普通にエンタメ小説としては面白い。
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童話のお話と童話の登場人物をあらゆる角度で構成されたフィクションを描いた一冊 前半は部は、赤ずきんが旅の途中に童話などでよく知られるキャラクター達のミステリーに遭遇し問題を解決していくお話が続くが、そのミステリーにも探偵のような赤ずきんの直感だったりまさかこの人が犯人だったのか...
童話のお話と童話の登場人物をあらゆる角度で構成されたフィクションを描いた一冊 前半は部は、赤ずきんが旅の途中に童話などでよく知られるキャラクター達のミステリーに遭遇し問題を解決していくお話が続くが、そのミステリーにも探偵のような赤ずきんの直感だったりまさかこの人が犯人だったのかと驚かされる 後半部は、赤ずきんがなぜ旅を続けているかが記されている 最後まで赤ずきんの探偵ぶりには感心してしまう
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前回よりさらにレベルアップ!賢い赤ずきんが探偵になります!笑笑 アンデルセンのプリンセスたちが思う存分に事件に巻き込まれます。悪どすぎるマッチ売りの少女は、とてつもなく大富豪へ。笑笑 シンデレラは何故か赤ずきんと舞踏会へ。 ヘンゼルとグレーテルは継母を殺します。笑笑 みん...
前回よりさらにレベルアップ!賢い赤ずきんが探偵になります!笑笑 アンデルセンのプリンセスたちが思う存分に事件に巻き込まれます。悪どすぎるマッチ売りの少女は、とてつもなく大富豪へ。笑笑 シンデレラは何故か赤ずきんと舞踏会へ。 ヘンゼルとグレーテルは継母を殺します。笑笑 みんな心優しくやられたらやられっぱなしだったのに、最後はめでたしめでたしで終わるはずの物語が主人公たちの仕返しにより殺人が繰り広げられてました。 オオカミなんかとっても協力的だったよ。赤ずきんの唯一の悪者だったはずなんだけど。 プロットにしても物語のいじくり方にしても、ちょっと笑ってしまうほど元の物語に忠実なのはとっても面白いです!!!!
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童話をベースにしたミステリー。 小気味よいストーリーで一気に読んでしまいました。 面白かったです。
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昔話をミステリー風にという題材に惹かれたものの、後半は読むことに飽きてしまった。登場人物ににくづけしにくい文章で私には読みにくかった。
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