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同調圧力 の商品レビュー

3.5

64件のお客様レビュー

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2021/08/28

非常に読みやすい! オーストラリアにいたときの、なんだか晴れ晴れとした、わたしはわたし!という気持ちの正体に近づいた、、、?

Posted byブクログ

2021/08/24

日本社会には「社会」というものはなく、過剰に忖度し自主規制するシステムである「世間」しか存在しない。キリスト教という一神教(→イスラム教も一神教である)が社会の下地にあり、「個人」というものが確立している欧米社会では「社会」が存在するが、「個人」というものを認めず「世間」というも...

日本社会には「社会」というものはなく、過剰に忖度し自主規制するシステムである「世間」しか存在しない。キリスト教という一神教(→イスラム教も一神教である)が社会の下地にあり、「個人」というものが確立している欧米社会では「社会」が存在するが、「個人」というものを認めず「世間」というものが同調圧力によって人々を支配する日本社会には欧米社会でいうところの「社会」が存在しない。 本書は日本社会(←世の中という意味での社会)において新型コロナ下でさらなる息苦しさを感じている全ての人々に知見を与える内容の一冊です。 本書の記載内容にも関連しますが、先日一年間延期された東京五輪が何とか開催され、日本人選手から感動や勇気をたくさんもらいました。各種メダルをとった選手がインタビューで「みなさん(世間の?)のおかけで勝つことができました。」とか「まずはこのような状況下で東京五輪を開催できたことを皆さま(世間の?)に感謝申し上げます。」というフレーズを次々と述べていましたが、これこそ本書がいう日本社会における「世間」というシステムを如実にあらわした出来事だったかと思います。本書は「世間」というものの悪い面だけではなく良い面も触れていますが、「世間」・「同調圧力」の好き嫌いは別として私たちはそのような「世間」に生きているということを知る上で読んで損はないというお勧めの一冊です。

Posted byブクログ

2021/07/03

著者2人の対談によるもの。新型コロナウイルスの蔓延による騒動を踏まえて話したものが、昨年夏に出版されているわけだからだいぶ短い期間でつくられたんだろう。だから対談なんだろうし、たとえば文字の起こし方とか随所に突貫的なところが感じられる。言い換えれば、著者2人にとってはそのくらいコ...

著者2人の対談によるもの。新型コロナウイルスの蔓延による騒動を踏まえて話したものが、昨年夏に出版されているわけだからだいぶ短い期間でつくられたんだろう。だから対談なんだろうし、たとえば文字の起こし方とか随所に突貫的なところが感じられる。言い換えれば、著者2人にとってはそのくらいコロナを受けた学校の休校とか、緊急事態宣言とからめた自粛要請、自粛要請と絡めた自粛警察の対応といった一連の国内社会……もとい世間の動きが気になったということだろう。 話の筋としては2カ月ほど前に読んだ佐藤氏の『加害者家族バッシング―世間学から考える―』と同じなだけに、そのお説にお目にかかるのが二度目だからか特に佐藤氏のお話のほうで、何でもかんでも元凶を日本世間のあり方に寄せすぎな気も。とはいえ、おおむね大いに(圧力なしに)同調できる内容。 社会と世間の違いとして、「社会変革」といったことばに耳なじみがあるように、社会は変革できるものであるのに対し、「世間変革」といわないように世間は所与で変革も何もできない(p.145)というのに納得。つけ加えれば、世間が変革できないというのは実態というか、態にあたるものがない、つまりまさに「空気」のように蔓延・充満しているようなイメージ。対すれば、社会だって有形なわけじゃないけど、何らか態があるような感じがするもんね。

Posted byブクログ

2021/05/23

同調圧力、世間、日本、日本人。 本書で熱く語られるよりも、インディペンデントな日本人も増えている実感があり、それほど共感出来ず。自分が同調圧力に屈しているということか?

Posted byブクログ

2021/05/20

「法のルール」より「世間のルール」の方が優先される。忖度。自己責任、自粛警察など。これらが説明できる。 コロナでますますそれが顕著になってきている。息苦しい理由がわかった気がする。

Posted byブクログ

2021/04/27

これまで自分が無意識の内に恐れていたもの(世間)を知るとともに、世間とどのように向き合うかを知ることが出来た。 ただ、この本では世間という日本固有のものを否定的に捉える部分が多く散見された。 つい最近読んだ「島はぼくら」という本からいわゆる島に存在する世間というものの良さ、課題を...

これまで自分が無意識の内に恐れていたもの(世間)を知るとともに、世間とどのように向き合うかを知ることが出来た。 ただ、この本では世間という日本固有のものを否定的に捉える部分が多く散見された。 つい最近読んだ「島はぼくら」という本からいわゆる島に存在する世間というものの良さ、課題を様々な角度、様々な人によって考えるとことができたたため、一概に世間全てが悪いという印象までは持てなかった。 だからこそ、この本を読んで、世間、同調圧力というものを一概に否定するのではなく、きちんとメカニズムを考えた上で、適切に対応していきたい。 具体的には「ほんの少し賢い個人」として、色んな世間にゆるく所属しながらも、社会と繋がりを持ち、自分肯定感を高め、個人としての意識を高めていきたい。 自己肯定感を高めれば、現在出来ていない身分以外で人を判断する眼力を養うことができ、他人を信頼することに繋がると感じる。 自己肯定感の低さは他人(世間)に迷惑をかけちゃいけないと教えられてきたことが原因だと考える。その弊害として、他人の迷惑にも敏感になることが挙げられて、より一層、人(社会)を信頼できないのではないか感じる。 何かの記事でインド人は「あなたは、何をやっても他人に迷惑をかけるんだから、その分他人が迷惑をかけたら助けてあげなさい」という教育をするという話を見たが、まさに今の日本人が見習う考えだと思う。 私自身も、今後社会人になる身として、一年目はわからないことだらけで、大いに迷惑をかけることがたくさんあると思うが、迷惑にならないようにではなく、思いきり迷惑をかけようと思う。 おそらく、迷惑をかけないようという行動を取ることがより迷惑をかけることにつながると思う。そして、自分が上司になった時に、これまで迷惑をかけた分、部下に思い切りサポートしたい。 日本が世間に縋り付く要因は多神教(アニミズム)という世界から見ると稀な状況という背景にも納得感があった。ただし、本書でもあった世界にも無宗教という若者が増えてきているため、神以外にすがる手法が世界各地で現れるのではないかと感じた。そうした手法が悪い方向ではなく、日本の世間を緩和するような良い方向のものであればと考える。 本書の内容とは関係ないが、本書の中で日本独自の言葉というものが多々あった。こうした日本独自の言葉は日本の文化や、特徴を如実に表すと感じたため、他にどのような日本独自の言葉があるのか気になった。また、言葉の訳し方として、英語と日本語とのニュアンスの違いからもその国の背景を考えるという手法は今までにない新しい発想だった。 同調圧力:「みんな同じに」という命令 その時の一番強い集団に同調する 世間:「所与性」と呼ばれる「今の状態を続ける」、「変化を嫌う」という特徴

Posted byブクログ

2021/05/12

日本独特の「世間」についてまとめられている対談本 内容について理解するのが難しかったけど、それだけ当たり前のように「世間」が自身に染み付いてしまってるということをガッツリ自覚できました なんか重苦しいなぁ、と感じる様々な「世間」の空気感。その根本って言うか要因って言うか、そう...

日本独特の「世間」についてまとめられている対談本 内容について理解するのが難しかったけど、それだけ当たり前のように「世間」が自身に染み付いてしまってるということをガッツリ自覚できました なんか重苦しいなぁ、と感じる様々な「世間」の空気感。その根本って言うか要因って言うか、そう言う部分を語ってくれていて、なるほどなぁ、と それがわかったことで、わかった上で今後生活していくことはプラスかなと感じました

Posted byブクログ

2021/03/19

もっと論文的な分析かと思ったらただの対談 しかもずっと同じ話の繰り返しでした。 その辺のブログの方がもっとまとまっていそう。 だらだら書いていてただ長いし、結論がない。 じ

Posted byブクログ

2021/03/11

日本社会の息苦しさが何であるのか。 納得することイコール間違いである。と思い読みながら、自分自身にほとんど当てはまる。これが日本人か、、、

Posted byブクログ

2021/03/06

良書。 日本は特殊なのに、日本人は自覚していない。 日本には、個人が無い、世間という特殊な世界があるため。 だけど世間は無くせない。なので、浅く複数の世間に所属してうまく付きあう。

Posted byブクログ