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同調圧力 の商品レビュー

3.5

64件のお客様レビュー

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2022/04/23

【1冊フォトリーディング】【マインドマップ】 同調圧力 鴻上尚史・佐藤直樹 さらに同調圧力の正体を知りたくて手に取りました。 どうして日本社会は息苦しいのかの理由がわかりました。 「同調圧力」を「空気」と置き換えて考えていたのですが、 「世間」と考えると、理解が増しました。 ...

【1冊フォトリーディング】【マインドマップ】 同調圧力 鴻上尚史・佐藤直樹 さらに同調圧力の正体を知りたくて手に取りました。 どうして日本社会は息苦しいのかの理由がわかりました。 「同調圧力」を「空気」と置き換えて考えていたのですが、 「世間」と考えると、理解が増しました。 世間体、世間の目、世間様、世間知らず、世間話、、、、 世間と社会の定義づけによって、日本社会の構図が明確になります。 そもそも外国には、社会はあるけど、世間はないらしいです。

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2022/02/20

この本が出版されたのが2020年の新型コロナ第2波の最中のこと。言っていることは分かる。分かるけれど、もう少し学術的だったり日本文化論のような読み物であることを期待していたのだけれど、かなり時事放談のような感じで内容がやや浅めなのが残念だった。「ほら、これも同調圧力、あれも同調圧...

この本が出版されたのが2020年の新型コロナ第2波の最中のこと。言っていることは分かる。分かるけれど、もう少し学術的だったり日本文化論のような読み物であることを期待していたのだけれど、かなり時事放談のような感じで内容がやや浅めなのが残念だった。「ほら、これも同調圧力、あれも同調圧力でしょ?」とそればかりであった。 僕は同調圧力というのはそれをかける側の問題ではなくて、感じて従ってしまう側の問題だと思っている。

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2022/02/02

なぜ自殺者が多く、生きづらい世の中なのかが よく分かる一冊だった 読み出したら止まらなく あっという間に読み切ってしまった なぜLINEの既読無視をすると ハブられてしまうのか コロナにかかってしまった人が 謝罪をしなければならないのかが 少し分かった気がする 日本人はいか...

なぜ自殺者が多く、生きづらい世の中なのかが よく分かる一冊だった 読み出したら止まらなく あっという間に読み切ってしまった なぜLINEの既読無視をすると ハブられてしまうのか コロナにかかってしまった人が 謝罪をしなければならないのかが 少し分かった気がする 日本人はいかに小さな世間の中で 生きているのかが分かったのと同時に 自分も社会には目を向けられていないと感じた 個人が個人として尊重される社会がない日本 知らずしらずのうちに同調圧力にやられていた 関係のある人たちで成り立っているのが世間 何も関係がない人たちがいる世界が社会 世間という強力な敵をよく知った上で 社会とつながる言葉を獲得する。 同時に弱い世間をできれば複数見つけて参加する 自分自身を生きやすくするためには 大切な考え方だと思った

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2021/12/27

コロナ禍での同調圧力のひどさ、日本には世間はあっても、自立する個人で構成される「社会」なるものが存在しない。 ある「世間」に属していても、また別の「世間」に属するようにする。 究極、多様な「世間」に属するようになればしめたものです。 それを西欧社会では、社会人と称するのでしょう(...

コロナ禍での同調圧力のひどさ、日本には世間はあっても、自立する個人で構成される「社会」なるものが存在しない。 ある「世間」に属していても、また別の「世間」に属するようにする。 究極、多様な「世間」に属するようになればしめたものです。 それを西欧社会では、社会人と称するのでしょう(笑)。

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2021/11/08

大まかに言えば、日本では「社会」が作られず、イエ・ムラのような「世間」信仰が強く、それが強大であるゆえに「個人」という考えが育たなかった、ということでした。 日本において世間体は恐ろしいほどに強い。世間体の側に属していれば、いくらでも他人を裁けるのですから。もちろん、世間の目によ...

大まかに言えば、日本では「社会」が作られず、イエ・ムラのような「世間」信仰が強く、それが強大であるゆえに「個人」という考えが育たなかった、ということでした。 日本において世間体は恐ろしいほどに強い。世間体の側に属していれば、いくらでも他人を裁けるのですから。もちろん、世間の目による自治、監視のおかげで日本は治安がよい国と評価はされていますが、現在は世間の力が強すぎると思います。 内容は対談形式で進んでいきますのでとても読みやすいですが、会話のテンポ感で読んでしまうと大事なことを取りこぼしそうなところもあります。

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2021/10/21

日本の「生きづらい」は日本独特の「世間のルール」があるからだ。「同調圧力」の悪い部分を世界に学ぶことが必要だ。「出る杭は打たれる」よりちょっと出るほどが丁度良い社会になると言うことだ。出過ぎれば、更に良いだろうが日本の「世間ルール」は未だ不安定領域だ。

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2021/10/14

鴻上さんなので買いました。対談相手の佐藤直樹先生は九工大名誉教授で、元々は刑事法が専門らしいんですが、加害者家族バッシング等を出発点として「日本世間学会」なるものを立ち上げた方だそうです。鴻上さんは随分前に「空気と世間」という本を書いていて、そのつながりでの対談となったようです。...

鴻上さんなので買いました。対談相手の佐藤直樹先生は九工大名誉教授で、元々は刑事法が専門らしいんですが、加害者家族バッシング等を出発点として「日本世間学会」なるものを立ち上げた方だそうです。鴻上さんは随分前に「空気と世間」という本を書いていて、そのつながりでの対談となったようです。対談は2020年5月に行われていて、COVID-19の感染拡大が世間に与えた影響について考察しています。 ホームレスの人が避難所に入れてもらえなかった事件を覚えている方もいると思うのですが、あれは対応した行政職員が、社会よりも世間を優先した典型的な構図だとしています。合理的に考えれば入れるのが正しいが、住民から文句言われるのが嫌だから、という判断です。そもそも江戸時代には社会も個人も、言葉として日本語にはなかったようで、明治維新以降「Society」「Individual」を翻訳してできた言葉だそうです。ヨーロッパは神との対話において個が形成されるが、日本にはそれがないので世間の空気が神になっちゃっているようです。 若者の自己肯定感が低いのも、同調圧力の中で傷つきたくないから、悪目立ちしないようにするから、という構造だと書かれています。日本には強い「個」は、最後まで成立しなかったようです。 そんな日本で息苦しくなく生きていくためには「世間・間・存在」として生きるのがよいと説いています。日本に生きている以上、日本人として育ってしまった以上、世間から社会へ住む場所を変えるのは難しいです。なので、たくさんの世間を渡り歩くことで自由闊達になるのが重要、とのことでした。 あと、言語で思考するんですが、日本語という言語自体が世間語(一人称・二人称だけで無数にある)なので、英語のように「ただの個」同士がやり取りする言語(IとYOUしかない)で思考することもいいと思います。

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2021/10/12

コロナ渦の中での「世間」と「社会」に関する対談 ほんの少し賢い個人=いま自分の生きている「世間」の中で窒息しない様な回路をみつけられる事

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2021/09/25

日本人の自殺や、母子心中が多い理由の分析が「なるほど」と思えました。 イギリス人がじゃんけんに激怒した理由というのも興味深かった。平等に決めるのがベストという日本のお国柄と、議論して権利は勝ち取るものというイギリス人の発想。 大人から子どもまで必読の書だと思います。佐藤直樹さんの...

日本人の自殺や、母子心中が多い理由の分析が「なるほど」と思えました。 イギリス人がじゃんけんに激怒した理由というのも興味深かった。平等に決めるのがベストという日本のお国柄と、議論して権利は勝ち取るものというイギリス人の発想。 大人から子どもまで必読の書だと思います。佐藤直樹さんの他の著書も読んでみたいです。

Posted byブクログ

2021/09/14

明日は我が身の可能性すら想像できず、コロナ感染者を悪と見なし、戦時中の隣組同様に歪な正義感を振り回す世間という奇形な同調圧力形態

Posted byブクログ