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あなたを閉じ込める「ずるい言葉」 の商品レビュー

3.5

105件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

  2. 4つ

    29

  3. 3つ

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  4. 2つ

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2021/03/03

子育てをしていて「自分ってずるいな」って思うことがある。 いろいろ、図星でした。 これ、オトナこそ読んだほうがいいです。 うんと年上のひとも。 ことばは凶器だし、狂気じみているしと 思ってはいたけれど、 本当に考えて発言したいです。 ・あなたのためを思って言ってるの とか...

子育てをしていて「自分ってずるいな」って思うことがある。 いろいろ、図星でした。 これ、オトナこそ読んだほうがいいです。 うんと年上のひとも。 ことばは凶器だし、狂気じみているしと 思ってはいたけれど、 本当に考えて発言したいです。 ・あなたのためを思って言ってるの とか ・そんな経験できてよかったじゃん とか「え!これも?」みたいのがたくさんあって、驚きでした。 理解してもらうための、コミュニケーションをサボるなってことですね。

Posted byブクログ

2021/03/03

 10代の人向けに見えるが、全ての人に読んでほしい本。今まで自分が言われてモヤっとした言葉の背景を、この本が読み解いてくれたおかげで、なんだかすっきりしたような気持ちになった。  〈もっと知りたい関連用語〉では、より専門的で踏み込んだ内容が解説されていて、勉強になる。例えば、「友...

 10代の人向けに見えるが、全ての人に読んでほしい本。今まで自分が言われてモヤっとした言葉の背景を、この本が読み解いてくれたおかげで、なんだかすっきりしたような気持ちになった。  〈もっと知りたい関連用語〉では、より専門的で踏み込んだ内容が解説されていて、勉強になる。例えば、「友達にいるからわかるよ」という言葉は、〈もっと知りたい関連用語〉に書かれている【I have black friends論法】に関連付けて考えると、差別問題について浮かび上がってくる。  もし、周りに、この本に書かれているようなフレーズを言って人を傷つけるような人がいたら、プレゼントとして渡すのもアリかも笑と思ってしまった。

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2021/02/28

日常的に散見される(表出しがちな)差別、偏見の具体的な形(言い方)と問題点、その解きほぐし方をひらたくやさしく纏めている好著。 “10代から”向けとあって平易な言葉で親しげに語りかける文体は、ともすると侮られているように感じて「イラッとしてしまう」読者もいるのかな。 しかし大人が...

日常的に散見される(表出しがちな)差別、偏見の具体的な形(言い方)と問題点、その解きほぐし方をひらたくやさしく纏めている好著。 “10代から”向けとあって平易な言葉で親しげに語りかける文体は、ともすると侮られているように感じて「イラッとしてしまう」読者もいるのかな。 しかし大人が読む価値も高い本だと思います。生き方や価値観が良く言えば確立されていく、悪く言えば凝り固まっていく大人こそ自らの意識を省みる試金石に使えると。

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2021/02/14

自分も言ったことがある言葉も多く、思わずはっとしてしまう。そんなつもりでは言ってなくても、深層心理でそう考えているんやろうか。自分を見直す機会になりました。

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2021/02/14

小中学生の時は、こういう言葉言われたことがあったが、最近はめっきり言われなくなった。ということは、言う側の立場になるまで成長したのか。自分は他人を試すような言葉の使い方をしないと肝に銘じた。

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2021/02/12

コラムに「女は弱し、されど母は強し」という言葉がヴィクトル・ユゴーのものだと書いてあって、ああ、なるほどなぁと思った。レ・ミゼラブルでファンテイーヌが学生に騙されて捨てられたエピソードは当時どこにでも転がってる話だったらしい。それに比べたら、今の時代はまだマシにはなったのかなと思...

コラムに「女は弱し、されど母は強し」という言葉がヴィクトル・ユゴーのものだと書いてあって、ああ、なるほどなぁと思った。レ・ミゼラブルでファンテイーヌが学生に騙されて捨てられたエピソードは当時どこにでも転がってる話だったらしい。それに比べたら、今の時代はまだマシにはなったのかなと思う。差別とはこのように少しずつマシになっていくのかなと思いながら、今日常で何気なくしている行為が、将来差別だと言われたりもするかもしれない。思想や言動に気をつけなければなと思う。

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2021/02/09

人と丁寧なコミュニケーションを取りたいな、と思っていたところに出会った本。 今まで感じていたモヤモヤが晴れた部分もあり、知らずしらずのうちに傷つけてしまっただろうかと思い返すこともあり、私にとって、たくさんの視点がもらえました。 自分が感じる「イラッ」や「モヤモヤ」を拾い、「自分...

人と丁寧なコミュニケーションを取りたいな、と思っていたところに出会った本。 今まで感じていたモヤモヤが晴れた部分もあり、知らずしらずのうちに傷つけてしまっただろうかと思い返すこともあり、私にとって、たくさんの視点がもらえました。 自分が感じる「イラッ」や「モヤモヤ」を拾い、「自分と世界にはまだ正しく ないところがある」ことに気づいたり、他者にも優しくなれたらな、と思いました。

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2021/02/11

P5 私たちが日常で感じる「イラッ」や「モヤモヤ」が 実は差別という問題につながっていること、 それゆえ「イラッ」や「モヤモヤ」を 避けることは差別を減らしていくことにもなる P38 (あだ名は)「からかっている感じがする」 思ったら要注意 P45 ほめる言葉は一定の条件のも...

P5 私たちが日常で感じる「イラッ」や「モヤモヤ」が 実は差別という問題につながっていること、 それゆえ「イラッ」や「モヤモヤ」を 避けることは差別を減らしていくことにもなる P38 (あだ名は)「からかっている感じがする」 思ったら要注意 P45 ほめる言葉は一定の条件のもとでは 人を傷つけるものになりうる P44 「らしい」は評価をともなう P44 「〇〇らしい」は実際には 「〇〇」に備わっていないことも 十分ありうる性質に「こそ」使われる P46 「らしい」は取り扱いにかなり注意が必要。 特に「いい意味で」と組み合わさったときは 危険 P48 日本語をほめられているうちはまだまだ ※

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2021/02/05

人のためを思って言ったつもりの何気ない一言が相手を傷つけているかもしれないこと。 何気ない、というのが危険なのだろうと、この本読んで思った。 結局、我関せず、できれいにまとめたいだけとか、自分はわかってるよ、という押し付けだったりとか、うしろめたい気持ちを隠すためのものとか。本質...

人のためを思って言ったつもりの何気ない一言が相手を傷つけているかもしれないこと。 何気ない、というのが危険なのだろうと、この本読んで思った。 結局、我関せず、できれいにまとめたいだけとか、自分はわかってるよ、という押し付けだったりとか、うしろめたい気持ちを隠すためのものとか。本質からは遠ざかる対応ばかりで、相手を置いてけぼりにしちゃうんだよな。   言われたことも言ったこともあって、ぐさぐさと突き刺さった。とにかく、相手に寄り添うこと、それに尽きる。 今言おうとしてる言葉、ずるくない? それを考えてから発言、大事だね。 10代向けに書かれてるが、大人こそ一読した方が良いと思う。全ての場面でそのとおり、とは思わないけど、「そう受け止める人もいるのか」とちょっと胸に刺さるかも。

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2021/01/27

内容紹介 (Amazonより) 「カクレ悪意」や「カンチガイ善意」を見ぬき、一生自分らしく生きていく強さを身につける! 差別を考える社会学者が、「ずるい言葉」に言いくるめられないための手がかりを伝授! 「あなたのためを思って」 「もっと早く言ってくれれば」 「友達にい...

内容紹介 (Amazonより) 「カクレ悪意」や「カンチガイ善意」を見ぬき、一生自分らしく生きていく強さを身につける! 差別を考える社会学者が、「ずるい言葉」に言いくるめられないための手がかりを伝授! 「あなたのためを思って」 「もっと早く言ってくれれば」 「友達にいるからわかるよ」 「傷ついたのもいい経験だったね」 「私には偏見ないんで」 「昔はそれが普通だったのに」 よく口にする、または耳にする言葉です。でもこういう言葉を聞くと、なんだかちょっとモヤモヤしませんか? 実は言葉の裏には言う側の自覚なく(あるいは自覚的な場合も)別の意味が隠されていることがあって、 それでなんとなくモヤモヤしたり、イラッとしたりしてしまうのです。 そういった納得のいかない言葉について、なぜそんな言葉が使われるのか、 そこにはどんな意図が隠されているのかを解説していきます。 また、そういった言葉を言われたときにはどのように考え、対処したらいいのかにも触れるとともに、 各項目ごとに、より理解を深めるための関連用語を取り上げています。 個性や異文化をどう受け入れていくのかがますます重要になっていく時代、 言葉に隠された意識を見抜けるようになることで、自分らしく生きる強さを身に着けましょう。 書いてあることは理解出来るし 自分自身も言ってしまってる言葉もあるのですが 可能ならば、やんわりと、あるいははっきりと言い返してやりたいとは私は思わないです。 他人の頭の中や心の中なんて 本当のところはわからないのだから... 言われてイラッとしたりモヤモヤしたりすることもあるだろうけど もうその事で頭の中を支配され続けるのはホント疲れるので 苦手な人のことはちょっとスルーしたいと思っています。 けれど 学校や会社などでは毎日の事なのでなかなか難しいですよね。 10代の子供はいませんが ずるい言葉に隠れた意図をこういう意図もあるかもね...程度に子供には理解してもらえたら...と思います。

Posted byブクログ