そして、バトンは渡された の商品レビュー
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優子がバトンのようにどんどん家族の形態を変えて受け渡されていくが、最終的に共に走る相手を見つける話。 最後のチャプターでの森宮さん視点の描写で静かに泣いてしまった。みんなが思い思いの愛情を優子に持ち合わせており、その中で一際真摯に愛情を注いでいたのが森宮さんだった。 それが周囲の人からも認められており、和やかな雰囲気で結婚式を迎える様はどうしても感情が揺さぶられるものだった。
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全体的にいい話。 親が次々変わるけど子は悲観的には捉えてないので悲壮感はなし。会話もポップな感じ。 最後は盛り上がりに欠けたかな。
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本屋大賞受賞作ということで読みました。 親が子を想う気持ち、親が変わる特異な環境の中で、中だからこその感動がありました。 あまり本を読む習慣がなかった自分も、抵抗なく読み進めることができて、多くの人に読んでもらいたいと思いました。
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親がコロコロ変わるという、自分には想像つかないような境遇の主人公。 それぞれの親がそれぞれの形で愛を持って主人公に接していたのがよかった。
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離婚を繰り返し、親が何度も変わると言う設定からすれば悲しくて苦しい話を想像するけれど、そもそも出だしが「困った。全然不幸ではないのだ。」だから早々に面白い……。確かに変化はあって、苦労もあって、切ない思いもしたこともあるだろうけど、終始愛されていて、それがこうやって新たなバトンと...
離婚を繰り返し、親が何度も変わると言う設定からすれば悲しくて苦しい話を想像するけれど、そもそも出だしが「困った。全然不幸ではないのだ。」だから早々に面白い……。確かに変化はあって、苦労もあって、切ない思いもしたこともあるだろうけど、終始愛されていて、それがこうやって新たなバトンとして引き継がれていくのだから素敵だなあ。みんな優子ちゃんのことを大事にしてたんだなという描写が伝わってきた。温かくて、最後はやっぱりちょっと泣いてしまった。 早瀬君、高校時代はピアノが上手でモテそうな雰囲気があったのに、大人になってちょっと変な人で面白かった、少しずれてるのが森宮さんに似てるのかな笑 ご飯を作ってくれる人がいるのは幸せだという言葉が沁みた。
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森宮さんが好き。登場人物全てが魅力的で、どの人にも幸せになってほしいと願ってしまう。柔らかく進む日常の中の感情の動きや愛情がただ愛おしくて、自然に涙が出た。変化を受け入れて今を楽しめる優子のこれからが楽しみ。
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親がコロコロ変わるということだけを切り取って 幸せなことだね と声をかけられる人はいない。けどちゃんと覗いてみれば、自分と真摯に向き合ってくれる大人が増えることは幸せなことなんだ。 5人の父母にそれぞれ大切に育てられたと自覚するも、人との繋がりの細さに冷静でいなければ苦しむと一線...
親がコロコロ変わるということだけを切り取って 幸せなことだね と声をかけられる人はいない。けどちゃんと覗いてみれば、自分と真摯に向き合ってくれる大人が増えることは幸せなことなんだ。 5人の父母にそれぞれ大切に育てられたと自覚するも、人との繋がりの細さに冷静でいなければ苦しむと一線を引く優子。結婚してすべての親の元から離れることになった時、血の繋がりがないからと引いていた線の不要さに気付いていくけど、一方で本当はずっとわかってたことにも気付く。 作中で「大人はいつだって私の知らない所でことを進める」みたいな文があったけど お父さんから引き取って手紙を隠し続けたこと、親との決別をさせたくなくて自分からも泉が原さんからも遠ざけて森宮さんに託したこと、その思いを受け取って優子を育て上げた泉が原さんと森宮さん… 自分の知らない所で、必死になって繋いだ命のバトンが、早瀬くんと優子自身に託されたところで涙が溢れました。
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再読でしたが感想を書いてなかったので。 次から次へと家族が変わる主人公の優子ちゃんが、いつかは別れるかもしれないという気持ちをもちつつも家族につい気を許してしまう姿が切なかったです。 そのような環境ででも家族としての繋がりを持ちたいと葛藤する姿と学園生活でのドライさがとても印象...
再読でしたが感想を書いてなかったので。 次から次へと家族が変わる主人公の優子ちゃんが、いつかは別れるかもしれないという気持ちをもちつつも家族につい気を許してしまう姿が切なかったです。 そのような環境ででも家族としての繋がりを持ちたいと葛藤する姿と学園生活でのドライさがとても印象に残りました。 実際あったら結構ヘビーなお話ですが瀬尾さんの文章で描かれると負担なく受け入れられるから不思議です。 森宮さんの拗らせてるんだか思い込みなんだかの父親の姿と冷たいようでしっかり見守ってくれていた向井先生が好きです。 特に向井先生の手紙が。 題名の意味は最後まで読んでストンと胸に落ちてきました。
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映画を先に見てとても好きだったため、読みました。 優子の雰囲気、それぞれの想い、方法は違うけれど人を幸せにしたいという思いに胸打たれた。
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親がころころ変わるなんて可哀想だとか本当の親と引き離すなんて梨花さんひどいとかそういう感想が浮かんできてもおかしくないストーリーなのになぜこんなにも心温かでいられるのか…瀬尾まいこさん作品の温かいキャラクターと心地よい描き方にほっこり幸せな気持ちになった。 もっと劇的にできるテーマでこんなに穏やかな作品にしてしまう瀬尾まいこさん大好き
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