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一人称単数 の商品レビュー

3.5

381件のお客様レビュー

  1. 5つ

    46

  2. 4つ

    116

  3. 3つ

    138

  4. 2つ

    31

  5. 1つ

    8

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2020/10/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

個人的に全然嫌いじゃない村上さんですが、 本作は微妙でしたね。 一人称単数というテーマが小説なのかエッセイなのか中途半端で、フィクションではあるんでしょうが、それにしてもエッセイ感が強くて、モヤモヤする。 もはやつまらない事を楽しむという変態的に嗜好できる人にはハマるでしょう。 個人的にはSF感のある村上作品は良い。1Q84や騎士団長殺しなんかは良いと思った。比較して、本作はかなりつまらないかなと。つまらないのを楽しめる人には良いと思う。そういう価値観も分からないでもない。

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2020/10/18

人生初村上春樹。 「村上春樹の本読んだことないから読んでみよう!」 と思ったらこれが書店で平積みされていたので、 「思い立ったら最新刊から!」 と思い購入。 よくわからなかった。 「よくわからなかった」という感想。 でもこれには"全ての短篇が一人称視点"という...

人生初村上春樹。 「村上春樹の本読んだことないから読んでみよう!」 と思ったらこれが書店で平積みされていたので、 「思い立ったら最新刊から!」 と思い購入。 よくわからなかった。 「よくわからなかった」という感想。 でもこれには"全ての短篇が一人称視点"というテーマがある本なので、他の本を読めば私の人生に刻む村上春樹は面白かったのかもしれない。 村上春樹ファンにお勧め聞けばよかった

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2020/10/17

私はあまり小説は読まないのですが、村上春樹氏の短篇小説ということもあり興味があったので、読んでみました。 それぞれの話に個性があり、ストーリー性があり、とても面白く読めました。特に「クリーム」、「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」、「ウィズ・ザ・ビートルズ」と「品川猿の...

私はあまり小説は読まないのですが、村上春樹氏の短篇小説ということもあり興味があったので、読んでみました。 それぞれの話に個性があり、ストーリー性があり、とても面白く読めました。特に「クリーム」、「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」、「ウィズ・ザ・ビートルズ」と「品川猿の告白」はミステリアスでとても考えさせられました。

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2020/10/15

音楽、お酒、ファッション・・著者らしいアイテムと比喩、そして不思議な感覚の8つの短編。 (カバーそして扉の)挿画 豊田徹夜とあり、気になって調べて漫画家なのだと知り、また本書を担当した感想も読んだ。 主人公の僕は架空の人物だと思って読んでいるが、「ヤクルト・スワローズ詩集」で村上...

音楽、お酒、ファッション・・著者らしいアイテムと比喩、そして不思議な感覚の8つの短編。 (カバーそして扉の)挿画 豊田徹夜とあり、気になって調べて漫画家なのだと知り、また本書を担当した感想も読んだ。 主人公の僕は架空の人物だと思って読んでいるが、「ヤクルト・スワローズ詩集」で村上春樹本人の名前を出されると、他のお話の僕にも著者のイメージが濃く重なって感じられた。 品川猿が力尽くで放逐されたいきさつがとても気になった。 20-49

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2020/10/14

久しぶりに村上春樹の作品を読んだ。一見著者の実体験に基づいたエッセイかと思えば、現実と非現実の狭間に彷徨うことになる。

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2020/10/13

なかなか面白かった。個人的に好きなのは、ヤクルトスワローズ詩集、謝肉祭(好きなピアニストは、ラローチャだけど)、品川猿の告白だった。猫を棄てるを読んだ後だったので、内容がしっかり染み込んだ。まるで美味しい煮魚のような味わいである。

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2020/10/11

短編集8編 実話のような味わいの,本当か嘘かわからないような物語.ふとしたきっかけで立ち上がる過去の記憶,その出来事と相手への今だからこその考察も含めてどの作品もとても面白かった.特に「謝肉祭」は納得するところもあって心に残った.

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2020/10/10

8作からなる短編集です。 短編集は6年ぶりだそうです。 ほとんどが男女にまつわる話で、ちょっと不思議な話もあるけど、あぁなんだそういうことだったんだ、と納得できるし読後に何か余韻を感じる話もありました。 特に、ウィズ・ザ・ビートルズという話は、まさに作者の青春時代と重なりそうな(...

8作からなる短編集です。 短編集は6年ぶりだそうです。 ほとんどが男女にまつわる話で、ちょっと不思議な話もあるけど、あぁなんだそういうことだったんだ、と納得できるし読後に何か余韻を感じる話もありました。 特に、ウィズ・ザ・ビートルズという話は、まさに作者の青春時代と重なりそうな(勝手に重ねて読んでいました)はなしでしたし、「ヤクルト・スワローズ詩集」という話は、村上さんとお父さんの話として読んでいました。 こんな風に私小説的な話を今まで書かれてきたでしょうか。 またチャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァという話、得意分野のジャズを題材にした話も圧巻でした。 今まで、井戸の中に入っていろいろ考える人や、月が二つ空に浮かんでいたり、小さな騎士団長が出てきたりする話には作者の意図するところが十分に感じられず、首をかしげるような物語が多くて(でもそういいながらほとんど読んでます)正直ついて行けない部分もありましたが、この短編集は楽しめました、がやっぱり出てきましたね、人間の言葉をしゃべる猿、好きになった女の人の名前を盗む品川猿、久々の再登場ですね。 どうしてこの話を入れられたのかな。 ちょっとこれだけ異色です。

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2020/10/10

この人はもうこれ以上先には進まないのだろうか。 騎士団長は、今までの総決算という感じであるし、この作品も別世界への挑戦は感じられない。 それはそれでいい。この世界で十分ではある。「男はつらいよ」のように、同じ喜びを与え続けてくれる存在でも十分。 それもまた無理をしない、村上春樹の...

この人はもうこれ以上先には進まないのだろうか。 騎士団長は、今までの総決算という感じであるし、この作品も別世界への挑戦は感じられない。 それはそれでいい。この世界で十分ではある。「男はつらいよ」のように、同じ喜びを与え続けてくれる存在でも十分。 それもまた無理をしない、村上春樹の自然さでよい。 どちらでもいい。長生きして作品を作り続けてほしい。そう考えると、もうこの人格に惚れているのかもしれない。

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2020/10/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

歳をとって奇妙に感じるのは、 自分が歳をとったということではない。 自分と同世代であった人々がすっかり老人になってしまっているという事実。ときとして悲しい気持ちにもなる。 自分自身が歳をとって悲しい気持ちになるようなことはまずない。 夢が死ぬ。実際の死を迎えるよりももっと悲しいこと。

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