老人と海 の商品レビュー

アーネスト・ヘミングウェイ(著者),高見浩(訳者)

2024/05/26

どんな困難が起ころうともその時に持っている物と知恵で乗り越えていく老人は強いと感じた。人間は負けるようにはできていないという言葉、老人の行動から物事を投げ出すのはその時できる全てのことをやった後にすべきことだと感じた。昨日と今日は違っていて運は必ず巡ってくる。

2024/05/21

陸での日々と海での生活のコントラスト。たくさんの想いやこだわりがあった。自分自身が生涯をかけて、一生懸命、海と自分自身と向き合っていることが感じられた。
私は、自分自身をかけて一生懸命向き合えるものを見つけることができるのだろうか。自分自身と好きな物に情熱を注げるようになりたい。

2024/05/10

老人は力強く、謙虚でいて優しく良い人物だった。少年の気遣いも見ていて心地よかったし、老人の努力もかっこよかった。呼んでいて元気づけられる一冊でした

2024/04/18

中学生の頃課題図書だったのに真面目に読まず、10年遅れで読了した。

しっかり噛み砕けていない描写もあると思うが…。
私は自然と人の生業の物語だと感じた。
自然と共に生き、海の主のようなカジキを捉え、共に海を渡る老人の様は、まさに漁師の生業を全うしている人間の気骨を感じた。

老人はライオンの夢を見ていた。
この一文の意味が私には読めなかったのだが、他のブクログユーザーさんの感想を読んで、カジキとの三日三晩に及ぶ死闘そのものの比喩かもしれないと思った。

2024/04/17

人間も含め、すべての生きる存在を力強く感じさせる自然讃歌。
大海や暮らしの情景と老人の内省の、対比と融合が緻密に描写されている。
小さな存在である一人の人間が、世界と真剣に向き合うことの美しさを学んだ。

2024/04/08

#老人と海　#ヘミングウェイ
#読了

不運のどん底にいながらも闘う目をした老人と海の猛者とのバトル。鼓舞して闘う姿に気概を感じるが、強さへの執着も感じる。

情勢も風潮も今とは違うが、自分の弱さも受け入れられたら、ヘミングウェイ自身自裁せずに済んだのではないか、と思わずにはいられない。

2024/03/22

老漁夫サンチャゴは長いスランプに悩みながらも、今日もまた大魚の捕獲を目指して大海原へと出る。すべてのシニアに勇気を送る米文学の金字塔。

2024/03/16

超有名作なのに読んだことがなかった本です。
老人と巨大魚との3日に及ぶ死闘。仕留めた巨大魚を狙う鮫達との手に汗にぎる命のやりとり。
陸で少年と過ごす穏やかな姿と、海での雄々しい老人の姿のギャップに胸が熱くなりました。

2024/03/10

自分自身の体を俯瞰して考えているような表現に惹かれた。自分の体を自身の精神と分けて感じられると、新しいものが見えてきそうに思える。

2024/03/05

有名で知っていたことや、手にとってページ数が少ないことから読みやすそうだと感じて読み始めた。
海をはじめとする自然の厳しさについてカジキを釣り持ち帰る描写から伝わり、老人の過去や理想へのあこがれ・生き様が回想やカジキとの対話から伝わった。とても面白かったと思う。