老人と海 の商品レビュー
第86回ビブリオバトルinいこま「旅する」で紹介された本です。 コロナ禍のため現地とYoutube live配信のハイブリッドで実施。 2021.9.26
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なんで今まで読まなかったのかと後悔。 おじいさんが死にものぐるいで闘うお話。 読んでいるうちにおじいさんと一緒になってしまって、身体に力が入ってしまう。 少年とおじいさんの関係もとても良い。 ラストはおじいさんの舟の様子がありありと目に浮かび、なんともいえない気持ちになった。 おじいさんのすごさ、強さ、プライドと対比して、老いの描写が至る所にあり、そのおじいさんの姿が舟にくくりつけた魚とシンクロするように感じた。
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ヨルシカ版の装丁に惹かれて購入。 (ヨルシカ知らないんですけれど) こういう企画は「今更なんだけど…せっかくだから」と、読んでみるきっかけになって良い。 有名過ぎて何となく避けてしまっていた老人と海、読んでみて納得。 こんなに面白いだなんて。 てっきり説教くさいお話かと思ってい...
ヨルシカ版の装丁に惹かれて購入。 (ヨルシカ知らないんですけれど) こういう企画は「今更なんだけど…せっかくだから」と、読んでみるきっかけになって良い。 有名過ぎて何となく避けてしまっていた老人と海、読んでみて納得。 こんなに面白いだなんて。 てっきり説教くさいお話かと思っていた。 全然そんなことのない、映画を観ているような本だった。 2023年、読んでよかった1番の作品。
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当然タイトルは知っていたが、初めて読んだ。 老人と海の戦いの話っていう理解で合ってるのかな?はじめに鮫が来たときは「ええ!?」と思ったけど、最後まで読むとその方がいいんだろうな〜と思えた。 老人にとって重要なのはそんなことではなかったんだろうな、と。 老人とカジキマグロ(=海=人生)の勝負で、その勝負には勝っていたのだから。成果をキチンと持って帰って、お金に変えたとしても、もう老い先短い彼にとっては蛇足かな。 骨も残らず賞賛も得られないかと思ったけど、それはちゃんと残ってて、少年の心にも何かを継ぐことが出来たんじゃないかな 男には人生に一度、俺はこれをやり切った!という仕事があるとカッコいいですね。 もしかして老人は眠ったまま目を覚さないんじゃないかと思ったけど、どうなんだろう。 一回読んだだけでは掴みきれてない感じがするので、考察や解説をこれから探して読んでみたい。
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人生…人生…!!老人がたった独りで広い海の中で大魚と闘う話。肉体が衰え、身体がうまく動かないのををなにくそと自分で奮い立たせて血を流しながら踏ん張る姿が痺れるほどかっこいい。こんなおじいさんになりたい。めちゃくちゃ熱い話だった。あれだけの壮絶な死闘をしておいて、村に帰ってハッピー...
人生…人生…!!老人がたった独りで広い海の中で大魚と闘う話。肉体が衰え、身体がうまく動かないのををなにくそと自分で奮い立たせて血を流しながら踏ん張る姿が痺れるほどかっこいい。こんなおじいさんになりたい。めちゃくちゃ熱い話だった。あれだけの壮絶な死闘をしておいて、村に帰ってハッピーで終わるんじゃなくて無惨な姿になってしまうのが、なんというか、人生だなとつくづく思ってしまった。
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シンプルだが激しい老人とカジキの釣りのシーンを老人の心のつぶやきと共に描いている。他に余計な要素がないのが潔い。
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漁に出ている様子があまりにもリアルでした。 本末の年譜や解説を読んで、このリアルな描写は、やはり、ヘミングウェイの経験からきているのだと感じました。 昔年の海外文学の中では読みやすい本だったかと思います。
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男とはこうあるべきって作品でした。 海の上にいる老人が獲物と戦う話ですが、感情移入してしまうと苦しくなりました。でも渋くてイカした老人で格好良かったです。
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質素に謙虚に暮らし、海を愛して海に出ていく老人。 老いを受け入れて、逃げずに、シンプルにその時を一生懸命生きることの尊さを感じられた。
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初めてのヘミングウェイ。海外文学はあまり読んでこなかったけど、名作と言われる理由がわかる。 描写が繊細で情景が目に浮かんで、老人と巨大魚の死闘は手に汗握りながら読んだ笑 英語版も頑張って読んでみたいな、ってちょっと思った
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