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老人と海 の商品レビュー

3.8

412件のお客様レビュー

  1. 5つ

    86

  2. 4つ

    154

  3. 3つ

    119

  4. 2つ

    20

  5. 1つ

    3

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2025/12/22

生きる活力をくれるような本。 何かに闘心を燃やし燃え尽きたことのある人には響くのではないかと思う。 負けそうな時、心が折れそうな時、諦めそうな時に読みたい。 解説より引用 ヘミングウェイが一貫して希求してきた行動規範 grace under pressure(困難に直面してもた...

生きる活力をくれるような本。 何かに闘心を燃やし燃え尽きたことのある人には響くのではないかと思う。 負けそうな時、心が折れそうな時、諦めそうな時に読みたい。 解説より引用 ヘミングウェイが一貫して希求してきた行動規範 grace under pressure(困難に直面してもたじろがずに立ち向かう)

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2025/12/22

 老いた漁師が84日の不漁の末に、巨大なカジキを釣り上げるものの、サメに食われて何も無くなるという話。  老人はカジキとの激闘の中で、自分とカジキが兄弟であるかのように感じていることから、漁師としての魂を揺さぶられるようないい相手だったのだろう。また、直前まで一緒に漁をしていたが...

 老いた漁師が84日の不漁の末に、巨大なカジキを釣り上げるものの、サメに食われて何も無くなるという話。  老人はカジキとの激闘の中で、自分とカジキが兄弟であるかのように感じていることから、漁師としての魂を揺さぶられるようないい相手だったのだろう。また、直前まで一緒に漁をしていたがあまりの老人の不漁を見兼ねた両親によって別の船に行かされた少年がいたが、しきりにその少年がいてくれたらなあと言っていたから、孤独な中の戦いだったが、最終的にカジキを釣り上げた。  でもサメが舷側にくくりつけたカジキを襲い、血が出てその血の匂いでさらにサメが来るという悪循環で、カジキは漁師が母港に帰る頃には頭と背骨を残すだけになってしまった。解説にあったと思うが、漁師がヘミングウェイを、カジキが文学の理想を、サメが批評家を表しているという。そうなら面白い。

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2025/12/22

とにかく表現から想像できる世界が美しいなというのが最初の感想。物語は一人称で進み、割と凪だけど丁寧な描写から老人の機微が感じ取れる。最後のシーンまでよかった。

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2025/12/19

客観的な評価は星4. 個人的には大好きな本で星5 自分と同じように海を愛する人に読んでほしい。海という環境、人、それに対する愛、すべてを感じられて心地良い本。 老人のプライドにカッコいいと感じた。自分も海の男として、プライドを持って慕われる人になりたい

Posted byブクログ

2025/12/19

海というものはどこまでもどこまでも広がっていて、人はそれを優しいだとか、美しいだとかそんな言葉で形容するけども、私はどうしても海は恐ろしくて近づけない。寄せては返す波に触れたら引き摺り込まれるんじゃないかと、幼い頃は本気で怖かった。 本作品はそんな恐ろしい海と運のない老人との激闘...

海というものはどこまでもどこまでも広がっていて、人はそれを優しいだとか、美しいだとかそんな言葉で形容するけども、私はどうしても海は恐ろしくて近づけない。寄せては返す波に触れたら引き摺り込まれるんじゃないかと、幼い頃は本気で怖かった。 本作品はそんな恐ろしい海と運のない老人との激闘を描いた物語だ。ほんとにそれだけだ。ただひたすらに老いた漁師と海を体現したかのようなカジキの一騎打ち。物語の流れもまるで海の波のよう。水飛沫を上げるような展開が来たと思ったら、すぐに凪いでしまう。そこに煌めくような海の姿は見当たらない。深く深く、青く青い海がある。

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2025/12/15

僕はミステリー系が好きで、刺激を求めているからか、老人と海の静かな感じは合わなかった。 でも、静けさの中に大きな縄みたいな強い信念や覚悟とかを感じた。 もっと歳をとってから読んでみると刺さるかもしれない

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2025/12/20

ひたすらに海釣りに奮闘する老人とそれらを取り巻く自然を広大に描いた物語___ 老人は左手が攣ったり、手が傷つき血にまみれたり、ハプニングに見舞われる。 だか、決して諦めない。そして、少年がいたらいいのに。と、何度も少年への愛を漏らす。 老人の強い生き方と、男同士の、年齢も半世紀...

ひたすらに海釣りに奮闘する老人とそれらを取り巻く自然を広大に描いた物語___ 老人は左手が攣ったり、手が傷つき血にまみれたり、ハプニングに見舞われる。 だか、決して諦めない。そして、少年がいたらいいのに。と、何度も少年への愛を漏らす。 老人の強い生き方と、男同士の、年齢も半世紀程隔てていてもある強き友情に心が熱くなった。 海の自然ことがとてつもなく細かく、釣りの情景は細部まで焦点を当てており、自分には難しいほど。 こんな物語は、純粋なヘミングウェイだからこそ描けたのだと思った。

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2025/12/01

ストーリーはタイトル通りのシンプルなものなのに、筆者(翻訳者?)の書き方でこうも面白い物語になるとは、と感心。潮の香りが感じられるような臨場感、自分も漁をしているかのような没入感、とにかくリアリティというか、映像が頭に浮かんでくるような文体がとてもよかった。海の母としての優しさも...

ストーリーはタイトル通りのシンプルなものなのに、筆者(翻訳者?)の書き方でこうも面白い物語になるとは、と感心。潮の香りが感じられるような臨場感、自分も漁をしているかのような没入感、とにかくリアリティというか、映像が頭に浮かんでくるような文体がとてもよかった。海の母としての優しさも、自然としての厳しさも味わえる読書体験ができた。「このシーンはこの隠喩で…」など深読みせず、ただストーリーそのままを楽しむべし。

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2025/11/24

『老人と海』は有名作品のため、各出版社から出ている。パッと見ても10種類以上もある『老人と海』のうち、どれを読むか迷った。複数の翻訳から選べるのは喜ばしいことだが、多すぎて選びづらい。2025年現在、日本語訳は数えてみると14種類もある。 どれにするか? 私はAmazonの検索...

『老人と海』は有名作品のため、各出版社から出ている。パッと見ても10種類以上もある『老人と海』のうち、どれを読むか迷った。複数の翻訳から選べるのは喜ばしいことだが、多すぎて選びづらい。2025年現在、日本語訳は数えてみると14種類もある。 どれにするか? 私はAmazonの検索で上位に出てきた4冊のサンプルを読み、冒頭の読みやすさからこの新潮文庫を選んだ。比べて選ばなかった3冊は、角川文庫、光文社古典新訳文庫、中公文庫(福田恆存/訳)だ。角川文庫と光文社古典新訳文庫は、歯切れが悪いように感じた。中公文庫も読みやすかった。古くから読み継がれている定番なので安心感はあったが、ひらがなの使用率が新潮文庫より高かったので、好みで新潮文庫にした。そういえばもう一つ、青空文庫も読んだ。これも読みやすく、しかも無料だが、紙の本で読む方が好きなので見送った。 読了後、新潮文庫版を選んだのはハズレではなかった。すべてを比べない限りベストかどうかは知りえないが、ベターではあった。解説も含め、必要十分だったと感じている。 欲を言えば、フィートや尋(ひろ)などの単位にカッコでメートル法で書かれた数字も入れて欲しかった。イメージが沸きやすいし、読書の流れを止め、その都度調べなくても済む。 「鼻から尻尾まで十八フィート」(p130) これでピンとくる日本人は少ないだろう。 18フィートは約5.4mである。 老人が格闘するカジキはこんなに大きいのだ。 『老人と海』は、本書で129ページと中編である。勢いがあるため、一気に読める。読んで損はない作品だ。学生時代に読んだ人も多いと思うが、その良さがわかるのは中年以降ではないだろうか。

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2025/11/21

とても壮大な冒険記のように感じた。実際には3日間の死闘の漁なのだが、老人の心の中での変化や人間らしさが美しく描かれていた。正直まだわたしはこの物語を面白いと言い切れるほど育っていないなとも思ったが、読み終わったあとの遥けさというような余韻は心地よいものだった。分かりやすくいうと寂...

とても壮大な冒険記のように感じた。実際には3日間の死闘の漁なのだが、老人の心の中での変化や人間らしさが美しく描かれていた。正直まだわたしはこの物語を面白いと言い切れるほど育っていないなとも思ったが、読み終わったあとの遥けさというような余韻は心地よいものだった。分かりやすくいうと寂しい悲しい気持ちになった。この本を読んだ大半の時間はヨルシカの『 老人と海』を聞いていた。漁で、カジキと進んでいるときには当てはまらないような穏やかな音楽が、読み終わったあとの余韻にマッチしているような気がした。もう一度、大人になって読みたいと思った。

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