サクッとわかる ビジネス教養 地政学 オールカラー の商品レビュー

奥山真司(監修)

2023/10/19

～国益のため～

地政学には、義理人情といった感情が邪魔になる。ただただ国益のために領土を奪い、権力争いを続けている。正義のためだとか、嘘偽りの都合のいい「平和」を掲げないで、「国益」の為、と正直にいって欲しい。
シーパワーやランドパワーなど聞き慣れない単語が多く登場するが、わかりやすく具体的に説明されていて、とても勉強になった！

◆中国の一帯一路構想
物流ルートを整備して貿易を促進し、経済圏をつくる構想
・（一帯）中央アジアとヨーロッパをつなぐ陸上の物流ルート
・（一路）南シナ海から地中海を結ぶ海上の物流ルート

本音
・国内で過剰になった製品を国外で売って利益を得たい
・13億人の国民に国外で仕事を与える

債務の罠・・・中国の貸付に対し、返済不能となると中国が使用権を独裁する

シーパワーとランドパワーを両立し、存続できた国家はこれまでない。先行き不透明。

◆ギリシャの財政赤字
EUは緊縮財政案を提示。ギリシャは拒否。しかし、EUは支援を実行。なぜ？ロシアの進出を防ぐためにもEUはギリシャを見捨てない。EUにとってギリシャは対ロシアの防波堤だから。

2023/10/15

分かりやすい言葉選びと多数の図で、とても分かりやすい内容だった。
地政学の基本の「き」のような内容なので、これを取っ掛かりに色々学んで行きたいと思った。

2023/10/08

「同士少女よ敵を撃て」を読んで気になったので読んでみた。陸続きの国と島国、それぞれが抱える状況がわかった。みんな平和に暮らせたらいいのに現実は厳しいしきな臭いところばかり。何とかならないかなぁ。

2023/09/25

全体的に緩く理解できた
中東あたりは国名も位置関係も全く分からないから何回か読み返したけど図多めで整理しやすいのがよかった

2023/08/12

世界情勢のうちよくニュースで見る事象がなぜ起きてしまっているのか、断片的になんとなく理解をしていた情報が本書をよんでその理論を理解し線で繋がった。
各国はな心情で行動しているのではなく(そういうこもあるだろうが)自国の利益を最大限にするために立ち回っているという観点は、ある種平和ボケしてしまっている日本にいては気づかなかっただろうと思うので、本書を読んでよかった。

2023/07/11

今まで地政学なんて考えたこともなかった。
シーパワーやランドパワーの存在も知らなかった。

世界の地政学の概要をサラッと知ることができ、良かったと思う。日本は地政学的に恵まれているなとも感じた。

2023/07/06

初めて地政学という分野を知りこの本を読みました。戦争や政治火種の背景には地政学で説明できる理由があることがわかり、とても興味深かったです。地理的に恵まれていたことが国家の発展の要因になることもあれば、地理的に不利であるために国家の発展の前に他国からの脅威に立ち向かわなければならず、うまく回らない状態にある国もあったり。性善説、性悪説などでは語りきれない、ドライな現実的な考え方で国家間のバランスはとられているのだとわかりました。また、日頃ニュースを見ているだけではわからない、世界を俯瞰的にみることができる視点を手に入れることができる学問だと感じました。

2023/07/25

難しすぎない内容が良かった。世の中の出来事を全て紐解くと人間と同じ本質に辿り着くのだと思った。これからこの本を始めとして、その他の地政学の本も読みたい。

2023/05/05

チョークポイント、シーパワー・ランドパワーなど地政学の重要な概念をベースに、世界各国の言動を紐解くなかで、直近のウクライナ情勢への理解が深まった。

2023/05/04

地政学についてわかる、非常に勉強になった。
国際政治や世界的事件、紛争など、なぜそれが起こっているのか、また起こったときに各国がなぜそのような行動を取るのかの建前ではなく本音の部分を探ることができるようになると感じた。
世の中の動きを見ていく上で、地政学上で考えるとどうかという観点を取り入れながら考えることを意識したい。