サクッとわかる ビジネス教養 地政学 オールカラー の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
日経を読み始めて国同士の関係性に疑問を持ってました。この本はランドパワーとシーパワーで説明しているのがとても分かりやすい。アメリカ・EU・NATO、ロシア・中国の立ち位置と、関係性が歴史から学べて本当に分かりやすいです。図も可愛くて好きです。
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地政学的なものの見方、ランドパワーとシーパワーに分けて考えることのインパクトが大きい。あまりに複雑な国際情勢を概観するには良いツール。 各国が水面下で他国の領土を欲していることがよく分かる。その理由も論理的に解き明かせる。多面的に、冷徹に考えたい。
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「どのような状態が世界平和なのか」という世界観は、国や人、民族、宗教などによって大きく異なる。ゆえに、平和を求めること自体が争いのタネになる。 レトリックが冴えわたっている。 世界平和が定義できないから、戦争が起こるのか… 省略されてわからなかった部分があるので他の著書も読み...
「どのような状態が世界平和なのか」という世界観は、国や人、民族、宗教などによって大きく異なる。ゆえに、平和を求めること自体が争いのタネになる。 レトリックが冴えわたっている。 世界平和が定義できないから、戦争が起こるのか… 省略されてわからなかった部分があるので他の著書も読みたいなあ。
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世界各国の問題を話題に、各国の歴史と思惑などの背景をわかりやすく知ることができる本でした。 非常に勉強になりました。 世界で起こっていることを俯瞰して見たい方にぜひおすすめです。
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ロシアとしては北方領土を日本に返還すると、北方領土に米軍の基地を建設される恐れがあるため絶対に維持しようとする。p.37 ミサイル配備に適した場所。世界中ほぼ全ての大都市を射程に入れることができる絶好の場所。第1位ロンドン、第2位沖縄。p.41 横須賀にある大型軍艦・空母の修...
ロシアとしては北方領土を日本に返還すると、北方領土に米軍の基地を建設される恐れがあるため絶対に維持しようとする。p.37 ミサイル配備に適した場所。世界中ほぼ全ての大都市を射程に入れることができる絶好の場所。第1位ロンドン、第2位沖縄。p.41 横須賀にある大型軍艦・空母の修理拠点(ドライドック)。その技術力はアメリカ本国よりも高い。p.44 中国が海へ出るために欲しい拠点は尖閣以外に、与那国島、宮古島、石垣島。p.49 日本が輸入する石油の9割は、ホルムズ海峡を通り、マラッカ海峡を通って日本にやってくる。そのルートを守っているのは米海軍。ホルムズ海峡では石油タンカーがよく襲撃される。p.53 他国に「よくわからない国」と思わせ、自分たちの要求を通しやすくするのも戦略。北朝鮮など。p.57 米でシェールオイルが発見され、中東への依存が低下。米としては、中東に割いていた戦力をアジアに回して中国をけん制したい。本音では中東から早く手を引きたい。p.71 米がロシアをけん制する際に重要な国はトルコとポーランド。p.75 ロシアはソ連崩壊後の独立国を「失った国土」と捉えている。p.81 ロシアはウクライナ、とくにクリミアをおさえ、黒海ルートを確保したい。ウクライナを西側との緩衝地帯にしたい。p.85 中国屈辱の100年。アヘン戦争で英に敗北、日清戦争で日に敗北、国土を分割され半植民地状態に置かれた。リベンジに燃える。p.115 東南アジア。中国陣営(カンボジア・ラオス・ミャンマー)。アメリカ陣営(ベトナム・シンガポール)。p.127 相手国が構造的にコストをかけざるを得ない部分のコストを増大させる(コスト・インポージング)戦略。米は、ソ連が伝統的に自国内に攻め込まれることを非常に嫌がることを突き止め、巡航ミサイルなど低空からソ連内に侵入する兵器をロシア周辺に配備。ソ連は米に攻め込まれないように防空システムにコストをかけざるを得なくなった。しかもソ連の国境線は非常に長いため防衛コストは急増。財政的に窮地に追い込まれた。米は中国にも同じ作戦を仕掛ける。p.157
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なぜアメリカが大国たり得るのか理解できた。 この本をきっかけに地球儀を何度も見ることになった。 毎日のニュースの理解度が上がるきっかけになる本。
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アメリカがなぜ世界の警察となったのか、中東問題、北方領土等、世界の様々な問題について、地政学にて解き明かして、わかりやすく解説してくれています。 「中東はいつも争いが起きてるなー」や「中国が南シナ海に人工島作ってるのかー、アジアを牛耳りたいのかなー」等、自分が何となーく雰囲気で...
アメリカがなぜ世界の警察となったのか、中東問題、北方領土等、世界の様々な問題について、地政学にて解き明かして、わかりやすく解説してくれています。 「中東はいつも争いが起きてるなー」や「中国が南シナ海に人工島作ってるのかー、アジアを牛耳りたいのかなー」等、自分が何となーく雰囲気で捉えていたものに明確な答えを提示してくれました。 2020年出版の本ですが、出版後に始まったロシアとウクライナの戦争、ガザ地区の戦争についてもなぜ起きてしまったのか理解できます。 社会人になると自分で情報を仕入れていかないと、世界で何が起きているのか、なぜ問題が起きたのか全くわかりません。 とても勉強になりました。
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audibleにて読了。 読めば、世界の見え方が変わる。 各国の狙いや思惑が分かるので、思考のベースになる。
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・地政学とは、筆者いわく「国際政治を冷酷に見る視点やアプローチ」。ランドパワー国家とシーパワー国家がそれぞれの国益のために領土・権力争いを繰り広げ、交互に力を握ってきた歴史をマクロな視点で読み解きながら近年の主要国の動きの理由を説明してくれている。今現在、アメリカと中国の新冷戦の...
・地政学とは、筆者いわく「国際政治を冷酷に見る視点やアプローチ」。ランドパワー国家とシーパワー国家がそれぞれの国益のために領土・権力争いを繰り広げ、交互に力を握ってきた歴史をマクロな視点で読み解きながら近年の主要国の動きの理由を説明してくれている。今現在、アメリカと中国の新冷戦の時代だったということを知らなかった。普段の生活の中では理想論や感情論による世論の動きの大きさを感じるが、そういった大波に流されず、ニュースを地政学的な視点で見聞きして、各国の動きの背景にある思惑を見極めながら自分の意見を持ちたいと思う。 ・タイトルに「サクッとわかる」とあるように、本当に大まかな概観を軽く掴めるようになっている。まとめのページサクッとわかったあとの補足説明のページは内容が薄いと感じるかもしれない。具体的な情報は別の本で補完したい。
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ランニング中にaudibleで。 図が大切なので、audibleで聞くには向かない本でしたが、地政学的な考え方を知ることができ、世界史で起きてきたこと、今世界で起きていることを少し理解できた気がします。
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