たかが殺人じゃないか の商品レビュー
辻さんの作品は泡坂妻夫のような、 遊び心のあるものが多い。 この本もその一つだと思う。 おっとなる部分が楽しい! 昭和24年戦後の高校三年生、男女5人が巻き込まれた殺人事件を探偵那珂一兵が解き明かす。 読後感は何とも言えない気持ちになるが、 おもしろかった。
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戦後の雰囲気はよく出ているのかもしれないが、あまりピンとこない。殺人のトリックもイマイチに感じた。最後がループした点のみ、気が利いてる、かな。。
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読後感 :ジュブナイル要素が濃い 満足度:5/10 ペース:5〜6日くらいで読了 このミス〜の本!として読むと肩透かし。戦後の描写が細かく当時の雰囲気を感じられるが、主人公たちの学生生活に関わるものが多く、その分ミステリ筋が薄い印象。
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時代背景込みで楽しむシリーズ。実際には著者の作品は大量のクロスオーバーなキャラ参加がありますが、賞を受賞し注目されている本作は、一応、続編的な位置にあります。前作の登場人物が一部出てきているのですが、決して主役としてと言うわけではないのも特徴ですね。迷犬ルパンではないのです。時代...
時代背景込みで楽しむシリーズ。実際には著者の作品は大量のクロスオーバーなキャラ参加がありますが、賞を受賞し注目されている本作は、一応、続編的な位置にあります。前作の登場人物が一部出てきているのですが、決して主役としてと言うわけではないのも特徴ですね。迷犬ルパンではないのです。時代の流れと前作の登場人物が重要な役割で継続投入されるという世界観ごとの続編ってのは、空気感が引き継がれ、非常に興味深い。続くことも可能ですし、それは続編としてシリーズにしなくても脈々と繋がる感じで素敵です。
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時代背景のせいか読み難く前半はなかなか読み進められなかったが後半は楽しめた。読了後はじめのページに戻る人が多いと思う。タイトルの意味も深く昭和24年その頃の生活や高校生を感じられ読んで良かった作品。
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2022/03/13読了 #このミス作品77冊目 終戦直後が舞台の昭和ミステリ。 推理小説研究会と映画研究会メンバーが 密室殺人事件と首斬り殺人事件に 巻き込まれる。 戦後の混乱期を描くので重くなりそうな ところ青春要素もあって瑞々しい。 意外と評価低いみたいだけど 個人的には...
2022/03/13読了 #このミス作品77冊目 終戦直後が舞台の昭和ミステリ。 推理小説研究会と映画研究会メンバーが 密室殺人事件と首斬り殺人事件に 巻き込まれる。 戦後の混乱期を描くので重くなりそうな ところ青春要素もあって瑞々しい。 意外と評価低いみたいだけど 個人的には結構好きな作品だ。 前作も読んでみたい。
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うわー!最後まで読んで最初に戻った時の感情よ!タイトルの意味よ! 途中からは一気読みやった。前半は「戦後すぐの青春ミステリーかぁ」ってな感じでパラパラ細切れに読んでたんだけど、後半怒涛やった。これはすごい。辻真先先生にしか書けないんだろうな。
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物忘れがひどいんです 年齢のせいではありません 昔からです ならメモをしろ!と良く言われるんですがしません 自己分析はできています 覚える気がないんです 覚える気がないからメモもしないんです 暗記モノのテストの点数も悪くなかったので記憶力がないわけでもないんです 覚える気...
物忘れがひどいんです 年齢のせいではありません 昔からです ならメモをしろ!と良く言われるんですがしません 自己分析はできています 覚える気がないんです 覚える気がないからメモもしないんです 暗記モノのテストの点数も悪くなかったので記憶力がないわけでもないんです 覚える気がないんです だから買い物を頼まれても何を買いにきたかすぐ忘れます いや最初から聞いてないんですから忘れるもなにもありません 怒られるのは分かっていますが奥さんに電話します 何も買わずに帰ったらもっと怒られますからね 「あれ?何を買ってくんだっけ?」 『だからニンジンじゃがいも!』今日カレーかな? さて『たかが殺人じゃないか』です う〜ん、う〜ん まぁパロディだと思えば面白かったかな〜 謎解きの感じもありがちすぎて逆に良かったです 子ども騙し感がね それこそ漫画の原作に使われてそうなトリックがね 逆に あと探偵小説と推理小説の違いについても知れて良かったです いやでも言われてみるとどっかで聞いたことあったかな う〜ん評価が難しい作品だな〜 でもパロディだと思えば(それ最初に言ったやつ) (告白) 忘れたのは実はニンジンとじゃがいもではありませんでした。全然別のものです。そんなに都合のいい話しありません。本当に忘れたのは…あれ?何だったっけ?
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ものすごく語弊があるかもしれませんが、 殺人が発生する「古典部」シリーズ・戦後風味 という感じの読後感でした。 本筋とはあまり関係ありませんが、 学園祭での「春歌」による暴力ともいうべき蛮行と、 それを黙認(または奨励)するかのような大人たちの態度に、 吐き気がするほどの...
ものすごく語弊があるかもしれませんが、 殺人が発生する「古典部」シリーズ・戦後風味 という感じの読後感でした。 本筋とはあまり関係ありませんが、 学園祭での「春歌」による暴力ともいうべき蛮行と、 それを黙認(または奨励)するかのような大人たちの態度に、 吐き気がするほどの嫌悪感と憤りを覚えました。 どんな時代背景があろうと、 これが容認されるような社会は絶対に間違っている。
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戦後混乱期の日本を舞台に、抑圧されつつも常に前向きな学生達の青春とミステリーを描いた作品。殺人事件はどこかあっさりとして、学生達も浮き足立っている様子。敗戦をものともしない日本国民のひたむきさを書くためにライトな作風にしたのかとも推測できるが、御歳88歳が書いたとは思えないほど登...
戦後混乱期の日本を舞台に、抑圧されつつも常に前向きな学生達の青春とミステリーを描いた作品。殺人事件はどこかあっさりとして、学生達も浮き足立っている様子。敗戦をものともしない日本国民のひたむきさを書くためにライトな作風にしたのかとも推測できるが、御歳88歳が書いたとは思えないほど登場人物の言動は若々しい。表紙が美少女イラストになってライトノベルと言われても納得できそう。不要に感じる描写や掛け合いが多かった印象で、何も感情移入できずに終わった。謎解きに凝っているわけでもない。明治24年という舞台設定が評価されたのか。
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