たかが殺人じゃないか の商品レビュー
うわー!最後まで読んで最初に戻った時の感情よ!タイトルの意味よ! 途中からは一気読みやった。前半は「戦後すぐの青春ミステリーかぁ」ってな感じでパラパラ細切れに読んでたんだけど、後半怒涛やった。これはすごい。辻真先先生にしか書けないんだろうな。
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物忘れがひどいんです 年齢のせいではありません 昔からです ならメモをしろ!と良く言われるんですがしません 自己分析はできています 覚える気がないんです 覚える気がないからメモもしないんです 暗記モノのテストの点数も悪くなかったので記憶力がないわけでもないんです 覚える気...
物忘れがひどいんです 年齢のせいではありません 昔からです ならメモをしろ!と良く言われるんですがしません 自己分析はできています 覚える気がないんです 覚える気がないからメモもしないんです 暗記モノのテストの点数も悪くなかったので記憶力がないわけでもないんです 覚える気がないんです だから買い物を頼まれても何を買いにきたかすぐ忘れます いや最初から聞いてないんですから忘れるもなにもありません 怒られるのは分かっていますが奥さんに電話します 何も買わずに帰ったらもっと怒られますからね 「あれ?何を買ってくんだっけ?」 『だからニンジンじゃがいも!』今日カレーかな? さて『たかが殺人じゃないか』です う〜ん、う〜ん まぁパロディだと思えば面白かったかな〜 謎解きの感じもありがちすぎて逆に良かったです 子ども騙し感がね それこそ漫画の原作に使われてそうなトリックがね 逆に あと探偵小説と推理小説の違いについても知れて良かったです いやでも言われてみるとどっかで聞いたことあったかな う〜ん評価が難しい作品だな〜 でもパロディだと思えば(それ最初に言ったやつ) (告白) 忘れたのは実はニンジンとじゃがいもではありませんでした。全然別のものです。そんなに都合のいい話しありません。本当に忘れたのは…あれ?何だったっけ?
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ものすごく語弊があるかもしれませんが、 殺人が発生する「古典部」シリーズ・戦後風味 という感じの読後感でした。 本筋とはあまり関係ありませんが、 学園祭での「春歌」による暴力ともいうべき蛮行と、 それを黙認(または奨励)するかのような大人たちの態度に、 吐き気がするほどの...
ものすごく語弊があるかもしれませんが、 殺人が発生する「古典部」シリーズ・戦後風味 という感じの読後感でした。 本筋とはあまり関係ありませんが、 学園祭での「春歌」による暴力ともいうべき蛮行と、 それを黙認(または奨励)するかのような大人たちの態度に、 吐き気がするほどの嫌悪感と憤りを覚えました。 どんな時代背景があろうと、 これが容認されるような社会は絶対に間違っている。
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戦後混乱期の日本を舞台に、抑圧されつつも常に前向きな学生達の青春とミステリーを描いた作品。殺人事件はどこかあっさりとして、学生達も浮き足立っている様子。敗戦をものともしない日本国民のひたむきさを書くためにライトな作風にしたのかとも推測できるが、御歳88歳が書いたとは思えないほど登...
戦後混乱期の日本を舞台に、抑圧されつつも常に前向きな学生達の青春とミステリーを描いた作品。殺人事件はどこかあっさりとして、学生達も浮き足立っている様子。敗戦をものともしない日本国民のひたむきさを書くためにライトな作風にしたのかとも推測できるが、御歳88歳が書いたとは思えないほど登場人物の言動は若々しい。表紙が美少女イラストになってライトノベルと言われても納得できそう。不要に感じる描写や掛け合いが多かった印象で、何も感情移入できずに終わった。謎解きに凝っているわけでもない。明治24年という舞台設定が評価されたのか。
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※このレビューにはネタバレを含みます
終戦から4年後の昭和24年の愛知県を舞台に、新制高校3年生の男女が2つの殺人事件に巻き込まれる。 誰が犯人?ということより、なぜ殺人をしたのか?というホワイダニットの方に多くの伏線がはられていた。 タイトルの「たかが殺人じゃないか」というのも、戦中はより多くの敵兵を殺すことを命題に課されていた日本人が、終戦を迎えた途端に「殺人は悪だ」という価値観を受け入れざるを得なくなり、それを受け入れられなかった人間のセリフ。 「たかが殺人じゃないか」という印象的な言葉には、人の命を軽々しく扱った時代の後遺症というか、そういう悲しさを感じた。 犯人が誰かというのは、おそらく多くの読者が第2の殺人の時点で気づくのではないかな。個人的には、「実はまだ死んでなかった」というお決まりのパターンを想像していたけど、「死んでいたけど解体されていなかった」というオチだった。 どちらの場合だとしても、犯人は自ずと絞られてしまう。 この本では、戦後日本の教育、風俗の混沌が背景に描かれている。 著者の辻真先さんは1932年生まれの御年89歳(2022年1月時点)。 今なお現役の作家さんだ。 戦争をリアルタイムで経験した作者だからこそ書けた当時の日本の現状なんだろう。 自分が生まれ育った国の、たかが数十年前の出来事を全く知らないわたし。まだまだ知らないことはたくさんある。だから本を読むのは面白い。
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時代が違うから入り込むのに時間がかかった あと、あだ名と名前がごちゃごちゃでそこは読みにくかった トリックまでは分からんかったけど 内容は予想通りでそこに対して驚きはなかった でも最後の文章で あーそういえばそうやった、ってにやけてしまった(笑) あと、タイトルに対してなるほ...
時代が違うから入り込むのに時間がかかった あと、あだ名と名前がごちゃごちゃでそこは読みにくかった トリックまでは分からんかったけど 内容は予想通りでそこに対して驚きはなかった でも最後の文章で あーそういえばそうやった、ってにやけてしまった(笑) あと、タイトルに対してなるほどなというか その時代ならではというか "たかが"ってところ考えさせられるなと思った
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その時代背景がよくわからないので読みづらく、非常に時間がかかった。半分までは我慢して読む。後半解決編は面白く読めた。
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2020.1.18 読了 時は戦後、昭和の名古屋。 時代のギャップがあるものの、 読み進めるにつれて引き込まれる。
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昭和24年の推理小説、と銘打ってるだけあって古臭いし読みにくかった。 設定的に逆に新しいかと思ったけどやはりそんなことはなかった。温故知新ならず。
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これを執筆された時、作者は88歳でしょうか。すごいバイタリティです。 実際にこの時代を生きた方にしか書けないであろう作品でした。ミステリというよりはその時代の青春群像的な物語として楽しめました。
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