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三体 Ⅱ(下) の商品レビュー

4.5

318件のお客様レビュー

  1. 5つ

    172

  2. 4つ

    85

  3. 3つ

    28

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    2

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2020/07/22

この終わりかたは、意外だった。今回の上下巻は、かなりひねりの効いた戦略ゲーム的なアイデアが、たっぷり入っていた。なかなかの力作。 でも、ふと小松左京は、もっとすごいなあと改めて思うのです。

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2020/07/22

もうね、スケールがね、誰も追いつけない。残りページが少なくなるにつれ、読了後の三体ロスが恐怖でならなかった。傑作。

Posted byブクログ

2020/07/18

結局、呪文は何で、なぜ愛が救ったのか?ようわからん。黒暗森林の宇宙の中、猜疑連鎖を逆手にとって、位置情報を発信することと、三体をも愛することなの?

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2020/07/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み終わってしまいました。 黒暗森林は3部作のうち2部にあたり、訳者あとがきによると、3部は来年の春に刊行らしい。 ら、来年の春!?と頭を抱えた。 でもキリの良いところで終わってくれたので良かった。 これまでで一番つらかった場面、章北海が亡くなった後のシーンは、なにも叙情的な言葉はなく淡々としているのに文明存続というものの過酷さに思わず涙が出た。 章北海は作中人物にとってだけでなく読者にとっても心の支えだった。でも彼を上回る判断力のある存在がこちら側にいるということが慰めにもなる。 合議の意思決定において、実際はこんな風にいくかな?と疑問に思う部分もある。例えばレイ・ディアスの地球を人質に取った作戦を聞いた途端、世界が激昂したがわたしは別に良い作戦だったと思う。それが投石されて亡くなるとは……。 しかし人間の想像力というのは本当に貧相なので、人の気持ちは分からないのだ。粛々と読んだ。 相変わらずの史強の安心感!史強が大丈夫と言うなら信じてみようという気持ちになる。3部にも登場してほしいな。 やはり第1部のワン・ミャオは既に亡くなっていた。どこかで救世主のように登場するかと期待していたので残念だった。 タイトルの黒暗森林とはずっと地下世界を指していると思っていたが、後半で全く別の意味に変わった。表紙もミスリードを意図しているように思う。

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2020/07/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いっぺん読んで、オモロかったけど色々読み飛ばしてる気がしてもう一回「三体Ⅰ」から通して読んだらやっぱりだいぶ読み飛ばしてたわ。あれだけ最強に見えた三体人を最後交渉の場に引きずり出すとか人類もまだ捨てたもんやないとか、とはいえ進化の方向というか宇宙の真理ってそっちなの?って暗くなったりいろいろ忙しい。

Posted byブクログ

2020/07/14

SF小説ってそんなに読んでないのかもしれないが、映画とか含めて、今まで自分がみたり読んだりしたSF作品のなかで1番面白いと感じた! 黒暗森林って何のことだろうって読みながら思ってたけど、そういうことか!! 自分も宇宙社会の真理がそうだとしか思えなくなってきたw 未来の文明、すごす...

SF小説ってそんなに読んでないのかもしれないが、映画とか含めて、今まで自分がみたり読んだりしたSF作品のなかで1番面白いと感じた! 黒暗森林って何のことだろうって読みながら思ってたけど、そういうことか!! 自分も宇宙社会の真理がそうだとしか思えなくなってきたw 未来の文明、すごすぎ。想像力をかきたてられまくった。IOTと合成生物学が発達したら、あんな感じなのかもな。個人的にはサイボーグ化とかもしてるような気がする。 それでも、あくまで量子世界とかのことは分からないままでの技術。量子世界だったり、重力場だったり、時間を理解できるようになったら、どんな世界になるんだろう。自分が生きてるうちは無理なのかな。とか考えて勝手にちょっと寂しくなったw 終わり方めっちゃ好き、1作目をはるかに越す面白さでびびった。前作が本当に序章に過ぎなかったんだってことがよくわかった。

Posted byブクログ

2020/07/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

I は最初から最後まで終始「何が起こっているんだ」と頭を抱えながらジェットコースターのような気分で読み続ける感覚があった。それに比べると、何が起きているのかはある程度見えてしまい、ミステリ的要素を失った II は、個人的には比較的単調に感じた。興奮できたのは最後の3割ぐらいで、それ以外はそこまででもない、という具合。もちろん全体の構成上、最後までカタルシスを温存して、それ以外の部分は長大な「溜め」の部分なので致し方ない。 結末は非常に面白くて、フェルミのパラドックスをゾクゾクする形で持ってきてくれたし、こうなるとは予想外だった。まさか終末決戦を待たずして、三体世界との決着がついてしまうだなんて。地球も三体世界も、読者さえもペテンにかけて、2つの文明を人質に脅迫を行なった羅輯は、まさに面壁者そのものだった。 不満もいくつかあって、1つがその面壁者に対する作中での扱い。面壁者のことは表面的な振る舞いから評価してはならないはずが、結局その原則が貫かれたのは最初に羅輯が「面壁者をやめる」と言ったときだけだった。彼が何も仕事していないように見えたり、一見意味のわからない「呪文」を送ろうとしても、少なくとも国連だけは彼を嘲笑ったり、軽視したりするべきじゃなかっただろう。面壁者計画を自分たちで考えていながら、その本質を自分で理解できていなかったかのような国連メンバーの言動は疑問でしかなかった(クライマックスへの「溜め」だとは理解しているが)。 もう1つが二世紀経過時点における、人類の楽観。あのレベルの技術発展で、なぜ三体文明を駆逐可能と人類は楽観できていたのかが腑に落ちない。章北海と東方のやり取りからも察せられる通り、人類の危機意識というものが二世紀の間に欠如してしまったんだろうか。先の国連の件とあわせ、どうも人間の心理に対する描写には説得感を感じない部分が大きかった。 さて、三体世界の脅威に怯えていたかと思いきや、それ以上の脅威が宇宙に存在することが明らかになったわけだが、ここから III では何が描かれるのか、まったく予想できなくなってしまった。スケールはさらに大きくなるとのことなので、期待して待ちたい。

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2020/07/11

待望の続編。 大変面白く、今回も一気読み。 スケールの大きさに圧倒。 が、しかし、やらかしてしまいました。 三体の3部作の II は、上下二巻あります。 あろうことか、下巻から読んでしまいました。orz あーなんと勿体ないことをしたんだろう。 きっと上巻も凄く面白か...

待望の続編。 大変面白く、今回も一気読み。 スケールの大きさに圧倒。 が、しかし、やらかしてしまいました。 三体の3部作の II は、上下二巻あります。 あろうことか、下巻から読んでしまいました。orz あーなんと勿体ないことをしたんだろう。 きっと上巻も凄く面白かったんだと思うのですが、シリーズ第二作目の結末を知ってしまっているいま、遡って上巻を読んでも楽しめるのだろうか?? これから三体を読む方がいらっしゃいましたら、何卒ご注意ください。 三体の II は、上下二巻あります!

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2020/07/09

難しかったが、楽しかったと言う矛盾してるような感想。 あまり普段SFを読まないので、SFのお決まりや、物理理工、宇宙の定義基本みたいのがあまり分かっておらず、おまにけに超文系種族だから読んでいて『ひぃ〜!!どゆこと??』となる事が多かった。 1巻でもそうだったけど設定が凄く細かく...

難しかったが、楽しかったと言う矛盾してるような感想。 あまり普段SFを読まないので、SFのお決まりや、物理理工、宇宙の定義基本みたいのがあまり分かっておらず、おまにけに超文系種族だから読んでいて『ひぃ〜!!どゆこと??』となる事が多かった。 1巻でもそうだったけど設定が凄く細かく書き込まれてるだけあってその説明描写が長い長い… 正直登場人物なんて誰でも何でも良くて、結果的に黒暗森林の意味とどうしてこの宇宙には地球外生命体がいないのか、またなぜ地球人はその事に気づかないのかと言う研究結果を小説と言う形で読むと言う感じ。 でもなぜ地球外生命体がいないのかと言う結論を読んだ時にはうわっ!!となる面白さと怖さがあった。 佳境になるまでが大変だけど、最後の怒涛の伏線回収までくれば一気に進むはず。

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2020/07/08

読むほどに予想を超えるスケールで話が展開していく。広大だが、話の筋はしっかり掴める。早くも次が待ち遠しい!

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