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三体 Ⅱ(下) の商品レビュー

4.5

322件のお客様レビュー

  1. 5つ

    172

  2. 4つ

    88

  3. 3つ

    28

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    2

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2021/01/21

宇宙は黒暗森林 互いが互いを知らないので 姿を表すと滅ぼされる。 文化大革命の中国であり フィルターバブルの現代でもある。

Posted byブクログ

2021/01/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・「黒暗森林」はとてもわかりやすい理論である。宇宙じゅうの文明と文明は、文化的な違いと非常に遠い距離に隔てられているために、おたがいに理解することも信頼することもほぼ不可能である。また、どんな文明も、突然技術が飛躍的に発展する可能性がある。この二つの条件によって、もし宇宙の中に他の文明を見つけたら、たったひとつの賢明なやり方はすぐに相手を消滅させることである。この宇宙は暗い森、全ての文明は森の中に生きている狩人のような存在。位置が曝される瞬間に他の狩人に銃撃されて、消滅させられる。この理論はフェルミのパラドックスの説明にもなりうる。私たちが地球外文明を見つけられなかった理由は、文明たちが攻撃の目標にならないように自分の存在を消しているからだ

Posted byブクログ

2021/01/19

ええ??めっちゃハッピーエンドじゃないですか?! 最後、関係ない死が待ってたらどうしようと思ってずっとどきどきしてたけどほんとに良かった。 いやあ、しかし面白かった……。 冬眠から目覚め、進歩して三体世界なんて余裕っすよ!っていう社会…からの絶望、そしてそこからの展開…!これは確...

ええ??めっちゃハッピーエンドじゃないですか?! 最後、関係ない死が待ってたらどうしようと思ってずっとどきどきしてたけどほんとに良かった。 いやあ、しかし面白かった……。 冬眠から目覚め、進歩して三体世界なんて余裕っすよ!っていう社会…からの絶望、そしてそこからの展開…!これは確かに映画化待ったなし。 最終的に三体世界への好感が上がってしまうの不思議。

Posted byブクログ

2021/01/18

“わたしがおまえを滅ぼすとして、 それがおまえとなんの関係がある?” 恒星の灯に照らされて、 一人ぼっちの惑星は踊る。 暗黒の壇上で45億年。 孤独な円舞が続く。 いつか友達が欲しいと願った。 遙か遠くにいるはずの。 向こうはどう思ってるのかな。 ///// 「減速す...

“わたしがおまえを滅ぼすとして、 それがおまえとなんの関係がある?” 恒星の灯に照らされて、 一人ぼっちの惑星は踊る。 暗黒の壇上で45億年。 孤独な円舞が続く。 いつか友達が欲しいと願った。 遙か遠くにいるはずの。 向こうはどう思ってるのかな。 ///// 「減速するな」 中国発・弩級の化け物SF三体SF三部作〈発動編〉。 暗黒の世界観…いや宇宙観に触れて未知の興奮を味わう! 惑星破壊兵器並みの超展開の応酬に、もはや腰が立たない!殲滅的ディストピアに燦然と輝く妄想・希望・絶望… 3作目が待ち遠しい! 登場人物表の栞が結構役に立ちました。

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2021/01/15

今回も更なるスケールの大きさに圧倒されました。もう凄いことのてんこ盛り。一冊の中に良くもこんなに詰め込んであって、伏線がドンドン回収されていく。章北海が居なくなってしまうのは寂しいけど何か先に意味を持つのでしょうか?登場人物の未来は?次はまた羅輯みたいな新たな主人公が出てくるのか...

今回も更なるスケールの大きさに圧倒されました。もう凄いことのてんこ盛り。一冊の中に良くもこんなに詰め込んであって、伏線がドンドン回収されていく。章北海が居なくなってしまうのは寂しいけど何か先に意味を持つのでしょうか?登場人物の未来は?次はまた羅輯みたいな新たな主人公が出てくるのか?早く次を読みたいです。史強、やっぱ良い!

Posted byブクログ

2021/01/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

盛り沢山で壮大な物語、勿体なくて一気に読み終わりたくなくて、じわじわと時間をかけながら噛み締めた。 未知のものに対する純粋な恐怖を何度も感じた。分からないものは怖い。 そしてどうしても今の社会と比べてしまう。どれだけ愚かでも、ここに登場する人々の選択をジャッジする資格はない。 今の社会が理想郷と言えるのか。どんなに発展しようとも手が届かないものなのかもしれない。

Posted byブクログ

2021/01/06

映画化できるのか?という壮大すぎるスケール、置いてきぼりになる科学技術の記述、読み飛ばした部分も多くある三部作だったけれど久しぶりにページをめくる手が止められない感覚。 一巻の、史強の”虫けら”に対する発言が心に残った。次はどうなるんだ〜 映画化してテネットみたいになるのもなんだ...

映画化できるのか?という壮大すぎるスケール、置いてきぼりになる科学技術の記述、読み飛ばした部分も多くある三部作だったけれど久しぶりにページをめくる手が止められない感覚。 一巻の、史強の”虫けら”に対する発言が心に残った。次はどうなるんだ〜 映画化してテネットみたいになるのもなんだかなぁ〜

Posted byブクログ

2021/01/05

非常にハードSFながらも映画的で荒唐無稽でドラスティック。一言で言えば壮大。 ハードSFかつ舞台がとてつもなく広いので、 専門的な分からない部分&頭の中でイメージが作りにくいのがこの下巻かなと。 もう一度読んで、3部を待て!という事でしょうか。 3部がまた全く想像つかない...

非常にハードSFながらも映画的で荒唐無稽でドラスティック。一言で言えば壮大。 ハードSFかつ舞台がとてつもなく広いので、 専門的な分からない部分&頭の中でイメージが作りにくいのがこの下巻かなと。 もう一度読んで、3部を待て!という事でしょうか。 3部がまた全く想像つかないのが良いですね。

Posted byブクログ

2021/01/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

壮大なスケールの中華SF続編。400年を超えるストーリーを700頁弱のボリュームで描く。 前作で描かれた三体文明との遭遇、そしてその襲来。地球人類に与えられた時間は4世紀半。果たして三体人の目的は。地球人類はどう受けるのか。 冒頭で、前作に引き続き登場の葉文潔から紡がれる「宇宙社会学」と「猜疑連鎖」「技術爆発」と言うキーワードがあんな形で回収されるとは。 混乱に落とされた人間の悲しい性、猜疑連鎖を描きつつ、彼方も状況は似たようなもの、黒暗森林というのは色々と考えさせられる。 正直、途中やや眠くなるところもあり、徹夜本では無かったが、その壮大なストーリーは引き続き圧巻。 完結編となる続編ではどう締め括られるのか、楽しみである。

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2020/12/29

必死なのはお互い様。 むしろあっちの方が危機的状況。 既に故郷の命運は尽きてるのだから。 対してこちらは無邪気なもの。 今の状況もその無邪気さが生んでしまった。 無邪気でいられなかった人たちは、あれこれ考えた末に絶望してしまった。 破壁人とかいうけれど、彼らの存在はむしろ人類にと...

必死なのはお互い様。 むしろあっちの方が危機的状況。 既に故郷の命運は尽きてるのだから。 対してこちらは無邪気なもの。 今の状況もその無邪気さが生んでしまった。 無邪気でいられなかった人たちは、あれこれ考えた末に絶望してしまった。 破壁人とかいうけれど、彼らの存在はむしろ人類にとっての防壁となった。 よく考えれば当然だ。 この場所がなくなったら、あちらも行く場所無くなっちゃうのだから。 そして最後に残った無邪気でなかった人は、最初から絶望してたので、むしろ周りからは何も考えてないように見えてしまうのだった。 皮肉なこと。

Posted byブクログ