三体 Ⅱ(下) の商品レビュー
ホント面白い!の一言 第二部は上下巻構成で、上巻は少し退屈かも。 でも、伏線回収とオチも下巻でバッチリつくので期待して読み進めましょう。 黒暗森林の章からは一気読みになるでしょう。 良い読書体験を!
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面壁計画からは一気読み 当初は計画の狡猾さ辺りにフォーカスしてクライマックスに持っていくとイメージしていたが、三体世界に対する地球側の姿勢(捉え方?)を踏まえてのプロセスを主に描いていったイメージ 最後の表情言語の描写が素敵 科学と文化の相関というか対応関係というかについては、やはり現在僕たちが生きているこの世界のパターンしか知らずそれが全てのような気がしていたが、必ずしもそうではなく、一方が(我々から見て)非常に高度で他方については(同じく)未熟のまま止まると言ったパターンの可能性を知ることができた
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はっきり言って最高のエンタメ感!細かい科学的な内容はちんぷんかんぷんなのだけど、面壁車たちの戦略にはハラハラさせられるし、圧倒的な劣勢からの人類の攻勢にはドキドキワクワクが止まらない。一旦の終結を迎えたかに見えますが、まだもう一作控えてるとは。早く刊行されないかなー。楽しみ。
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冬眠から覚めた面壁者たちと三体人との攻防、というよりは地球人内部での葛藤がなかなかの読みどころ。2世紀進んだ人類文明は明るく、士気上々。まさかの宇宙艦隊も壮大な編成で展開され、どうしたどうした!?と思いながら意気揚々と読んでいたが、当然のようにまったく打ちのめされ絶望の淵まで落と...
冬眠から覚めた面壁者たちと三体人との攻防、というよりは地球人内部での葛藤がなかなかの読みどころ。2世紀進んだ人類文明は明るく、士気上々。まさかの宇宙艦隊も壮大な編成で展開され、どうしたどうした!?と思いながら意気揚々と読んでいたが、当然のようにまったく打ちのめされ絶望の淵まで落とされていく未来人類。SF真骨頂ではないか! そしてずーっとキーとなっているルオ・ジーがついに数字の公理に開眼する。 葉文潔の言葉は上巻にも出てきたが、ようやく下巻でその謎が明かされるシーンはぞくぞくした。ここまで読んでようやくか!ってのが正直だ。 そして第三部への橋渡しのエピローグ。第一部を読んだときはもういいかなって思っていたが、読者のレビュー見て借りてみたけど大正解!前回は物理教本だったけど、今度は娯楽本。読み応え十分でした!
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いよいよ三体世界の兵力に直面する人類。 最後の砦ともなるであろう羅輯の呪文の効力とは。 マクロスのような異文化交流も想像していたのだが、もっと現実的な展開だった。 これで物語はいったん落ち着いた感じなのだが、Ⅲではどういう展開になるのか楽しみだ。
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劉慈欣、天才すぎる。 科学的な説明をこんなにわかりやすく、しかも想像力豊かでありながらファンタジーに寄りすぎてない、全てがとても良いバランスで、最高に面白い。 メインは「フェルミのパラドックス」 (宇宙が誕生して138億年も経つのに、人類は地球外生命体を発見できていないという...
劉慈欣、天才すぎる。 科学的な説明をこんなにわかりやすく、しかも想像力豊かでありながらファンタジーに寄りすぎてない、全てがとても良いバランスで、最高に面白い。 メインは「フェルミのパラドックス」 (宇宙が誕生して138億年も経つのに、人類は地球外生命体を発見できていないという矛盾)に対する答えが、黒暗森林。 戦艦「自然選択」をハイジャックした章北海の行動にも驚かされましたが、その後、目標星系へ向かうための副艦長らの無言の会議が特に背筋がゾワッとしました。 星艦地球が、まさに宇宙文明の縮図であった、分かりやすいエピソードです。 生存は文明の第一欲求でありたえず拡張するが、宇宙における物質の総量は常に一定。 羅輯が思い出す文潔が言った言葉をヒントに、謎が解き明かされていきます。 文潔はとっくに気付いていて、それでも沈黙し人類を見限った事を考えると、人類の自業自得としか言えない。 面白すぎて、最近頭の中が宇宙に漂ってます。 3部作の3作目「三体III 死神永生」 来年の春頃出るらしいので、今から楽しみで仕方ないです!
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4.3 テイラーとレイ・ディアス、二人の面壁者が破壁者によって亡き者とされた後、200年の時を経て人工冬眠から目覚めたルオジー。 世界は前巻の絶望から一転… 半世紀にわたる人類最大の不況「大峡谷時代」を乗り越え、核融合炉等テクノロジーの進歩を成し遂げ、宇宙国家・三大艦隊を誕生させ...
4.3 テイラーとレイ・ディアス、二人の面壁者が破壁者によって亡き者とされた後、200年の時を経て人工冬眠から目覚めたルオジー。 世界は前巻の絶望から一転… 半世紀にわたる人類最大の不況「大峡谷時代」を乗り越え、核融合炉等テクノロジーの進歩を成し遂げ、宇宙国家・三大艦隊を誕生させていた。 勝利を確信した人類は面壁計画の中止を決定し、ハインズと、ルオジーは全ての権限を剥奪される。 一方、 信念の為なら殺人さえも厭わない、鉄の意思を持つ生粋の軍人・ジャン・ベーハイは未来増援の人工冬眠から目覚め、亜細亜艦隊の巡洋艦・自然選択の執行艦長に任命される。 そして三体文明の探査船の拿捕を目指し三大艦隊の戦艦2000隻が集う木星基地へと向かうのだった。 その探査船とは… ルオジーが冬眠前に呪文(87J3X1という星系の位置情報)を宇宙に向け発信する計画を提出したまさにその日、三体艦隊から放たれたものだった。その意味するところは… 亜細亜艦隊の戦艦・自然選択に乗り込んだベーハイは、何と艦をハイジャックし狼狽する艦長以下を尻目に艦隊作戦を無視し独自の行動を取り始める。 一足先に三体文明の放った探査船(以下・水滴)と接触したディン・イーは、その、あまりの美しさと想像を絶する完成度に驚愕するが…それも束の間、彼等を皮切りに人類が誇る2000隻にも及ぶ戦艦の全ては一瞬の内に破壊され尽くすのだった… そう、ベーハイの操艦する自然選択、そして位置的幸いによって逃走に成功した数艦を残して。 だが、そこからは、無間地獄へと誘う 「猜疑心」という名の片道切符… ベーハイの自然選択を含め生き残った艦は、暗黒森林の真理そのままに、たった一艦を残し宇宙の塵と化す。 地球艦隊全滅の衝撃により人類の崩壊が加速する中、なんと200年前にルオジーの放った「呪文」により187J3X1星系が破壊された事が観測され、ルオジーは初めて世界の賞賛と信頼を得て面壁者へと復帰する。 図らずも証明された、他の宇宙文明との共存を完全否定する二つの真理、 ◯猜疑連鎖 ◯技術爆発 水滴はジャミングにより以降の呪文を封印し、人類はもはや万策尽きたかに見えた。 再び地に堕ちた英雄ルオジーは、人類の落胆と嘲笑の中、保有する全ての水爆の爆発によって出来る油膜により三体艦隊の航跡を探知する計画を進めるが… そこに隠された驚天動地の秘策とは・・
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最高でした、最高に面白かった! 三体文明に立ち向かう為に孤独な戦いを余儀なくされる面壁者達のキャラクターやストーリーも魅力だし、幅広い知識に裏打ちされた(と読める)近未来の姿は緻密で想像しやすい。構成する文章は繊細で詩的で、心揺さぶるストーリーの起承転結や山場もきちんとある。文句...
最高でした、最高に面白かった! 三体文明に立ち向かう為に孤独な戦いを余儀なくされる面壁者達のキャラクターやストーリーも魅力だし、幅広い知識に裏打ちされた(と読める)近未来の姿は緻密で想像しやすい。構成する文章は繊細で詩的で、心揺さぶるストーリーの起承転結や山場もきちんとある。文句なしに100点でした。ネトフリのオリジナルドラマ、楽しみ。
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上巻から一気に200年進んだ未来の話。こうなってそう、というリアルな描写が凄い。 前半は人類はこんなに発展したからもう大丈夫!みたいな感じだったので、三体世界にボコボコにされるフリなのか?と思ったほど。まぁ、案の定でしたが。水滴の攻撃後はどうやって人類が巻き返すのか?ルオ・ジーの呪文はどうなったのか?と言う疑問と期待を見事に回収してくれるラストも秀逸。広げた風呂敷が畳まれていくようで気持ちが良い。 ここで終わっても良さそうなくらい綺麗に終わってるので、逆に続編の存在が気になるところ。
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迫り来る三体艦隊。しかしその到達は4世紀後。 その間地球は揺れに揺れる。 宇宙艦隊が組織されるが敗北主義と勝利主義が対立する。装備の性能差ではなく感情が戦いに耐えられるか。 三体世界に対抗するため選ばれたウォールフェイサー。そしてそれに対抗するウォールブレイカー。 三体世界との最初の接触になる、偵察機との接触。それは絶望の始まりだった。 壊滅する宇宙艦隊。生き延びた艦が取った手段は「共食い」だった。 地球を守る艦隊もなく、その艦隊を一機で壊滅に追い込んだ偵察機が地球に迫る。 「標的はウォールフェイサーの僕だ…」と悟った主人公は偵察機の直撃を受ける時に被害が波及しないように市街から離れた場所で待つが偵察機は飛行進路を変え太陽に強力な磁場を発射し始める。 それを見た最後のウォールフェイサーとなった主人公が取った策とは… 長いがなかだるみのないストーリー。好編。
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