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三体 Ⅱ(下) の商品レビュー

4.5

305件のお客様レビュー

  1. 5つ

    166

  2. 4つ

    80

  3. 3つ

    26

  4. 2つ

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2024/06/02

科学的な記述が多く、まさに王道のSFという感じで、水滴とかの描写はまさに未知の科学力との戦いだなと感心したけど、何よりも民衆の感情の描き方が秀逸だなと思った。 客観的に読むと、人類は無意味に楽観的で無責任で残酷に映るけど、戦争を知らない世代の想像はそんなもので、群集心理の残酷さ...

科学的な記述が多く、まさに王道のSFという感じで、水滴とかの描写はまさに未知の科学力との戦いだなと感心したけど、何よりも民衆の感情の描き方が秀逸だなと思った。 客観的に読むと、人類は無意味に楽観的で無責任で残酷に映るけど、戦争を知らない世代の想像はそんなもので、群集心理の残酷さも残念ながらこうなるよねって腑に落ちる。 かなりのページ数を割いて積み上げてきた呪文が、全く無意味になるっていうところもリアリティーがあったけど、紆余曲折あって最後にまとめる手法もすごく良かった。

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2024/05/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

下巻もめっちゃ面白かった〜!1巻より壮大な話になってるのにこんなに面白いなんてすごい! 大好きな史強さんが戻ってきて、しかも相変わらずのかっこよさで嬉しかった……。 章北海さん、上巻では得体のしれない雰囲気で怖い印象だったんだけど、下巻で好きになった。 水滴が攻撃をはじめたシーンがめっちゃ怖かった!しかも下巻の後半にこのシーンが来たのもすごいと思った。

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2024/05/31

購入から4年、やっと読了。下巻は一気。フェルミのパラドックスに対する一つの答えとして物語のカギを握る「黒暗森林」理論、その根拠となる「猜疑連鎖」に戦慄。「水滴」が圧倒的な破壊力を見せる壮絶シーンは、ある意味痛快というか…。ネトフリで映像化されれば見応えありそう。前作よりエンタメ性...

購入から4年、やっと読了。下巻は一気。フェルミのパラドックスに対する一つの答えとして物語のカギを握る「黒暗森林」理論、その根拠となる「猜疑連鎖」に戦慄。「水滴」が圧倒的な破壊力を見せる壮絶シーンは、ある意味痛快というか…。ネトフリで映像化されれば見応えありそう。前作よりエンタメ性が強く、スケールアップしていて面白かった。続編「死神永生」は間もなく刊行の文庫版で。

Posted byブクログ

2024/05/03

三体Ⅱ下巻、やっと読み終えた。 半年以上かかったんじゃないか?と思えるほど頁が進まない。言葉が難しすぎる、内容が複雑すぎる。 だけど読後の感想としては凄く面白かった。 舞台は前作より2世紀後の世界。 200年後に三体文明が来るという世界。 人類は宇宙艦隊を配備し、200年前には...

三体Ⅱ下巻、やっと読み終えた。 半年以上かかったんじゃないか?と思えるほど頁が進まない。言葉が難しすぎる、内容が複雑すぎる。 だけど読後の感想としては凄く面白かった。 舞台は前作より2世紀後の世界。 200年後に三体文明が来るという世界。 人類は宇宙艦隊を配備し、200年前には想像もつかない進歩を遂げている。誰もが200年前の人類が抱いた絶望から解放されており、その進歩の歩みの中で心穏やかに生活している。 そこに三体文明からの「水滴」 「水滴」による地球の誇る宇宙艦隊の大量破壊、三体文明への脅威、それにより地球人の混沌と絶望、凄い展開だった。 SFなのだが何故かリアルさが漂う。 最期の展開だけが自分にはチープに感じさせられた。ここまで怒涛の複雑さで圧倒的に畳み込まれてきたのに最期はこの展開?なんかしっくりとこない。 「三体III」では更に200年後とかが描かれていくのだろうけど続けて読むのはもういいかな?と感じている。 非常に疲れるようなしんどい読書だった。 面白いのだが、読む事に疲れを伴ってしまう。自分の理解力がついてこない為内容の半分以上理解できていない気がしている。読みながら頭の中ではストレスを感じてしまう。 暫くは三体文明から離れて暮らしたい。今現在この作品は自分にとって「三体文明」みたいな存在になってしまっている。 2世紀とはいかないが間を空けてまた「三体III」に挑戦したい。

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2024/04/26

やっと読み終えた! いろいろ興味深い本なんだけど、 難しすぎて全然進まなくて、時々眠くなる。 やっぱりもうここでやめようかな、、と思うんだけど 続きが気になる。 相反する気持ちが行ったり来たりする、 不思議な作品。

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2024/04/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

200年後の世界からやっと面白くなってきた。 地球の繁栄から面壁者が不要→ 水滴により壊滅的状況→一発逆転! 内容は難しいが話の展開がオーソドックス。 それがスーッと入ってきた。 また200年での言葉の変化など、よく考えられていると思う。 ただ、会話の中で出てくる例えが博識すぎて なんか、昔の文豪小説みたいで好きになれない。 なので評価は⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎には至らず⭐︎⭐︎⭐︎。

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2024/04/01

面白いんだけど…どうしても読むのに時間かかってしまう。 難しい話だからあまり頭に入ってこないのも原因なのかも。 先が気になる展開で…Ⅲも楽しみ。

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2024/03/30

ぐっとスケールが拡がって、どうなるのかと思いましたが、最後は愛でした。 〈黒暗森林理論〉が気になっていたので、読めて満足です。 続きを読んでいきたいと思います。

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2024/03/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

北海が実は敗北主義者であったこと、水滴に一気に殲滅させられるところ、読む手が止まらない。冬眠後の世界で、状況が変わってると思わせてからの殲滅が物語として面白い。羅輯の呪いが最後に効いてくるのもうまい。展開がうまかった。

Posted byブクログ

2024/03/20

三体シリーズ全体を通してみると今回は起承転結の転であった。 ダイナミックに話が展開されて正直今回だけで終わりでもいいぐらいの結末だった。 それだけにこの後の2巻で何が起こるか怖くもあり楽しみである。

Posted byブクログ