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三体 Ⅱ(上) の商品レビュー

4.2

234件のお客様レビュー

  1. 5つ

    83

  2. 4つ

    92

  3. 3つ

    32

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    1

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2022/02/16

人気だからと読んでみた三体Ⅰが、固いというか難しいというか、あまり面白くなくて。続きを読むかどうか迷った末に、最後まで読むのをあきらめるかもと思いつつ続きを読んでみた。結果、読んでよかったー。続きを読むのが楽しみになった。しかし先は長いなー、この作品も、作中の年月も。

Posted byブクログ

2022/02/13

一巻のテンションで読み始めたら えっ、なんか意味わからない 難しい… なになに、これリタイアしそう、、、 えー、ヤダヤダ と思いながら頑張って読み進めました。 上巻は我慢! なぜなら下巻が死ぬほど面白いから。 どんどん風呂敷が広げられて、 10ページ読むたび パタン(...

一巻のテンションで読み始めたら えっ、なんか意味わからない 難しい… なになに、これリタイアしそう、、、 えー、ヤダヤダ と思いながら頑張って読み進めました。 上巻は我慢! なぜなら下巻が死ぬほど面白いから。 どんどん風呂敷が広げられて、 10ページ読むたび パタン(本を閉じて) 「ふー。」 「…えっ、このあとどうなっちゃうの…」 の繰り返し。 怒涛のような風呂敷の広げ方は、今までに味わったことがない体験だった。 それがどんどん畳まれる下巻。 に向けて、上巻(とくに、半分)は我慢だ!

Posted byブクログ

2022/05/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

三体三部作の2作目。 自分が三体の1冊目(以降「三体Ⅰ」)を読んだのは2020年の夏である。 ちょうど本書「三体Ⅱ黒闇森林」が2020年6月に出版されたので話題になっていた時期だった。 だがそこから本書を読むまでに1年半ほど間が空いてしまった。 なぜか?自分はどちらかと言うと三体Ⅰの前半の雰囲気やテーマが好きだったからだ。冒頭の文化大革命のシーンで紅衛兵にリンチされる葉文潔の父親、VRゲームの中の様々な科学メタファー。 これらと比べると三体世界の存在が明らかになり三体世界の地球における代行者であるEOTとの戦いに入っていく後半は「普通のSFのお話になっちゃったなぁ」と流して読んでしまったのだ。 そのため、自分にとって三体の最大限楽しめるパートは最初の現代劇の部分だったのだろうと考え、気になってはいたものの読まずに済ませてしまったのだ。 今般、2021年に三部作完結にあたる「三体Ⅲ」が出版されたこともありまとめて読んだ。面白かった。 ○下巻を含む全体の感想 ・ハイライトは水滴による虐殺 宇宙空間で太陽系艦隊2000隻がなすすべもなく水滴に蹂躙される様は圧巻 強大なエネルギーを帯びた美しく滑らかな悪魔が急旋回、急加速しながら戦艦を淡々と貫く 戦闘のたびに水滴は細長い尾を伸ばし最後には龍のような姿になる これほど美しく絶望的な宇宙での戦いをこれまでに見たことがない ・都合の良い荘顔について多くは語られない ルオジーがかつて小説家の恋人バイロンに言われて想像した理想の女 面壁者ルオジーが求めると大史はそれそのままの荘顔を見つけて連れてくる どういうわけか最初からルオジーに好意を持っている荘顔。 なろう小説かな。 作中では彼女はルオジーに仕事をさせるためにPDCが関与して彼のもとに寄越したことが明かされる。 それだけで十分なのかもしれないが、なんとなくイージーすぎる気がする ・大衆の身勝手さ 2と3で繰り返し出てくるテーマだと思う。 面壁者に対して、うまく行っている時は崇拝し、成果が出ないと取り上げる 特権を与えておきながら大衆に害が及びそうになると糾弾する レイディアスは太陽系の安寧を盾に取る交渉をしようとしたことが破壁人に暴かれると母国の民の石礫で殺害される 危機紀元200年に目覚めたルオジーは面壁者を罷免される。人類が自身を持てるだけの戦略を手に入れたから不要というわけだ そして艦隊が全滅し彼が星に放った暗黒森林の呪文が成就すると再び彼に頼る。 なんにせよ、SFエンターテインメントとして3部作ののうち本作が一番評価されるのはよく分かる。 これと比べると1は地味で、3は風呂敷を広げすぎストーリー走りすぎカルトすぎである。 物語の時間軸と空間軸のスケール、種明かし、ともによくまとまっていて置いていかれた感がない。 面壁者VS破壁人という構図、宇宙空間での戦闘、暗黒の戦い 見どころが多いがそれが全て暗黒森林のラストに向かっている。

Posted byブクログ

2022/02/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前巻と同じ時代だけど、登場人物は入れ替わる。智子による次元を超えた監視が行われる地球で、400年後の三体人との戦いの作戦を立てるのがメイン。 三体人のコミュニケーション方法が、地球人と違うということがわかり、なんとなく人間っぽいのを想像していたけど、やはり化け物なんだなと気付かされた。 立てられた作戦は読者にも知らされないままなので、この後に期待、ってくらいかな、この巻は。

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2022/02/17

2022年2月4日読了。四百年後に地球に到達する三体人の宇宙艦隊、智子によりコミュニケーションを把握され絶体絶命の人類、その命運は4人の「面壁人」に託された…。1巻で示された怒涛の前振りを全地球レベルに広げた2巻、の上巻、聞くところによるとこの広げた大風呂敷はとどまるところを知ら...

2022年2月4日読了。四百年後に地球に到達する三体人の宇宙艦隊、智子によりコミュニケーションを把握され絶体絶命の人類、その命運は4人の「面壁人」に託された…。1巻で示された怒涛の前振りを全地球レベルに広げた2巻、の上巻、聞くところによるとこの広げた大風呂敷はとどまるところを知らずさらに広がり続けるのだと…!「圧倒的な戦力で迫りくる敵に対抗する」、という状況をこんなシチュエーションで描くとは、ともかく途方も無いスケールの想像力だ…。それでいて人間讃歌というか、情緒的な部分もおろそかにしない、なんとも先が楽しみで仕方ない物語だ、ぜひWeb上のネタバレを見ないようにして下巻に臨みたい。

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2022/01/28

迫りくる恐怖というより、じわじわ迫る恐怖と不安。実際こんな世界が来るかも、というリアリティ。続きを読むのが楽しみ。

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2022/01/22

面壁者vs破壁人の戦いや、何世紀も先に向けた戦いに備えた地球での智子がある中での準備等複雑ながら面白い!続きが気になってしまう。下巻が楽しみ!

Posted byブクログ

2022/01/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

思考が不透明な敵が太陽系に逃げることは危険だ。 キャラクターの十分間の行動には、彼女の十年分の経験が反映されているのよ。 第一部 面壁者より 宇宙防衛システムの建設は大量の資源を消費するため、それによって人類の生活水準が百年ほど逆戻りしてしまう可能性が高い。 第二部 呪文 人類vs宇宙人というシンプルな設定ながらも部分的に緻密に、あるところでは粗くも感じながら楽しく読了。 思い出したのはHBO版のWATCHMEN。イカのエイリアンを出現させて人類の共通の敵を産んだ。米ソも手を組む。しかし、本作では予想通りというか、愚かにも足を引っ張り合う。NetflixのDon't Look Upも地球滅亡的なテーマだったので、作品で語られない中でも地球から脱出しようとする人々はいるのかな、と想像。 作中内、エネルギー問題は思っていたより解決していないような印象を受けて、それが設定上のことなのか、科学的な見地のもと書かれたものなのかはわかりませんが、引っ張る力のあるSF小説であることは確かでそんなものかとスルー。 本作のヒロイン?をルオジーが想像で作ろうとする過程に作家としての美学を見た気がしました。 量的にも自分にはカロリーの高い読み物なので、2023年までのシリーズ読破を目指したいと思います。

Posted byブクログ

2022/01/14

SFなのに、地球の未来を描いたノンフィクションを読んでるようなリアリティがあった。面白い! 三体文明に対抗するための壁面計画というアイディアがまず面白い。壁面者が地球のために戦略を練る中、ルオジーだけマイペースで異星人との戦争に我関せずという態度。壁面者としてルオジーが持つ使命...

SFなのに、地球の未来を描いたノンフィクションを読んでるようなリアリティがあった。面白い! 三体文明に対抗するための壁面計画というアイディアがまず面白い。壁面者が地球のために戦略を練る中、ルオジーだけマイペースで異星人との戦争に我関せずという態度。壁面者としてルオジーが持つ使命は何なのか、気になる。

Posted byブクログ

2021/12/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

物語がいくらか人の話に寄ってきて面白く読みやすくなってきているような気がする。 三体人にとって思考は隠すことができない。そして人間にはそれができるといったときにどういう対策が取りうるのか? 我々の技術的な進歩を俯瞰して長期的な視点でみたときにどのようなブレイクスルーがあってどのような見通しがありうるのか? 日本人の特攻精神に関する話も絡めて物語が進むのは興味深い。日本はこのように他国から見られているのだなと改めて思うところがある。 展開がSF 的かつスケールが大きすぎて自分の想像を超えてくるところがこれを読むときに面白さを感じる一つかなと思った。

Posted byブクログ