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三体 Ⅱ(上) の商品レビュー

4.2

234件のお客様レビュー

  1. 5つ

    83

  2. 4つ

    92

  3. 3つ

    32

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    1

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2022/03/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前作には劣るが面白い。下巻は前作以上に面白いそうなので期待しているけど一つだけどうしても納得できない展開がある。 羅輯と荘顔の、あの全くのめり込めないラブロマンスパートは一体……なんだったんだ……? 何を見せられているんだ……? 自分の意思とは関係なく連れてこられた場所で出会った男と恋に落ち家庭を持つ…そんな女性がこの世に存在しないとは言い切れないが、そんな女性が風貌も感性もこれまでの人生すらも主人公の思い描いた理想の女性そのものとなると、そ、そんなことある? と戸惑ってしまった。

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2022/03/26

最初の主人公葉文潔が発信した宇宙へのメッセージがきっかけでとんでもない事になっていきます。 メッセージを受けた側が、四百数十年後に地球にやってくることに。 その間、智子という、受けた側が送ってきたスーパーコンピュータに地球が監視されていることに気が付きます。 智子の監視...

最初の主人公葉文潔が発信した宇宙へのメッセージがきっかけでとんでもない事になっていきます。 メッセージを受けた側が、四百数十年後に地球にやってくることに。 その間、智子という、受けた側が送ってきたスーパーコンピュータに地球が監視されていることに気が付きます。 智子の監視を避けつつ、地球を救う方法を考えて実行する4人の面壁者を決めます。 次の主人公は、最初の主人公から宇宙に対する学問を勧められ、4人の面壁者の1人、羅輯。 彼は、面壁者の特権を使って、自分のことしかやりません。 さあ、どうなる地球。

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2022/03/26

もう本当に面白い。I巻のような目まぐるしい展開はやや落ち着くものの、時間の展開は正にSFの醍醐味。 様々な書籍などの引用も多いので、ニヤッとしてしまう部分もあるのが楽しいですね。一番クスッとさせられたのは『銀河英雄伝説』の引用があった部分ですね。(海外の作品なのに!) そして、本...

もう本当に面白い。I巻のような目まぐるしい展開はやや落ち着くものの、時間の展開は正にSFの醍醐味。 様々な書籍などの引用も多いので、ニヤッとしてしまう部分もあるのが楽しいですね。一番クスッとさせられたのは『銀河英雄伝説』の引用があった部分ですね。(海外の作品なのに!) そして、本当にどこまで考えて構想を練り上げているのかと作者に驚嘆する内容でした。 圧倒的な科学力とそれに伴う軍事力の差を持つ「三体文明」に、人類はどう対抗し、どう追い込まれるのか期待して読んだのですが、全てが遥か先を行く内容でページをめくる手が止まりませんでした。対抗策の発想がすごい!その対抗策への対抗策もすごかった!暗殺者なのかと思ったら新しい暗殺の形でびっくり!(3人目の暗殺者にはちょっと興ざめでしたが) 戦いまで450年ある時の人類と世界の進み方がとてもリアルだと感じました。長い時間がやはり色々と曇らせるだろうという予測は現実味があります。そして、そこからの急転直下の前哨戦からは怒涛の展開で、本当に良質のSFを味わえている興奮に包まれます。なぜ、かの艦は沈まなくてはいけなかったのか?一つの答えで将来の布石かと思っていたのに。とショックを受けていたら、実はそれも伏線になっていたとは!とラストの展開に驚愕させられました。 Ⅱ巻の最初に提示された公理は作品の中だけのSF的な公理ではなく、現実世界でもそうだと思えるほどで、それを考え付いて作品を作っている力量にただただ驚くばかりですし、それ故にその公理の上に構築された物語の力強さに打ちのめされて、心地よい疲労感を得られる読後でした。 Ⅲ巻、そしてこの物語の結末に期待が膨らむばかりです。

Posted byブクログ

2022/03/23

前作に比べると凪のような状態で、展開がゆっくり。理論の説明は読み飛ばしても充分楽しめる。だんだん物語に取り込まれていくのが心地よい。「地球文明の滅亡を招きかねない三体危機を前にしてもなお全人類の団結は遠い夢であることを世界に知らしめた」「この世界でもっとも鋭い武器は憎しみ」SF世...

前作に比べると凪のような状態で、展開がゆっくり。理論の説明は読み飛ばしても充分楽しめる。だんだん物語に取り込まれていくのが心地よい。「地球文明の滅亡を招きかねない三体危機を前にしてもなお全人類の団結は遠い夢であることを世界に知らしめた」「この世界でもっとも鋭い武器は憎しみ」SF世界でも、人間の醜さは変わらず…。

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2022/03/17

1部作「三体」の序章を経ていよいよ物語が本格的に動き始めた感あり。 ガラッと登場人物が入れ替わって最初はいささか混乱したけど、以後はページをめくる手が止まらない。 舞台が宇宙に飛び出すので、やはり物理学の知識があるとより楽しめるかと。

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2022/03/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おれの読書経験が少ないせいかもしれないが、小説ってひとつのアイデアをころころ転がしてストーリーにしてくものだと思ってた。 でもこの小説はひとつひとつが短編のテーマとして成立しそうなほどの、秀逸なアイデアの集合で成立しているという印象を受けた。この巻の最後の100ページの中ですら、エウロパなどに存在する水を集めて献上します、第三者に星の位置情報晒して道連れ狙います、遺伝子識別できるウイルス兵器で地下シェルターの人間狙い撃ちにします、隕石の銃弾で完全犯罪です、ってひとつくらいおれが考えたことにしたいほどの要素が散りばめられている。こんなのが次々出てきて面白くないわけがない。 しかもそれらが破綻なく一つの長編としてつなぎ合わされて巨視的なストーリー展開もちゃんと生み出してるのがやばい。

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2022/02/28

人類のありとあらゆる動きが監視され妨害される中で、三体文明との最終決戦に向け、人類側の苦肉の策(面壁計画)が主に描かれる。壮大なスケールの中で、面壁者となった4人にクローズアップされる巻であり、人間一人一人を自分と重ねることでより深く物語に入り込めると感じた。

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2022/02/28

前半つらかった。 後半に入って読むスピードが上がった。 (そもそもSF物を読んできてないから慣れないのか、あるいは自分に作品が合わないのか) この先どうなるか気にしながら最後までは読むつもり。

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2022/02/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

地球人VS三体星人の第2巻。 今回は1巻ででてきた人はほぼ出番なし。4人の面壁者(ウォールフェイサー)と宇宙海軍空母の指揮官の話がメイン。史強はでてきた。 三体生物の艦隊が襲来するまであと400年。三体文明からは智子(ソフォン)が地球に送り込まれており、智子によって地球人全員の一挙手一投足は監視されていて、全ての作戦は三体星人に筒抜けという状態になっている。しかし三体星人は地球人の心の中までは読むことはできないため、地球人はすべての計画を100%自分の頭だけで練ることのできそうな人4人を面壁者として選んだ。面壁者には計画を実行するために莫大な財産や資源のリソースが与えられ、何をしてもよいということになった。面壁者の中でも一番なぜ選ばれたかわからない学者の中国人ルオジーはなぜか最も三体星人から恐れられているらしく三回暗殺未遂にあっている。 面壁者にいきなり選ばれたことを嫌悪し面壁者としての莫大な財産を使って山奥で快適な生活を送っていたルオジーだったがその生活のなかで妻子ができた。妻子は面壁者としての活動を何もしないルオジーを奮起させるために彼に黙って三体星人との最終決戦間際まで冬眠することを選び、ルオジーは家族を守るために計画を練り始めた。 1人の面壁者が絶望の末に地球人を裏切ろうとしてそれが全世界にバレて自殺し、残りの3人の面壁者と宇宙艦隊の指揮官が冬眠に入ったところまでで上巻は終わった。 はたして次巻は冬眠明けから始まるのか、それともまた別の人がメインなのか。続きがとても気になる。

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2022/02/21

1巻と主な登場人物が入れ替わっていて、 章ごとに話の中心人物ころころ切り替わるので だんだん真相がわかってくる面白さもありながら ちょっと混乱したり、内容が把握しきれず読み返さなければならないところもありました。 要約サイトの力を借りて下巻も読み切りたいとおもいます。 いつのまに...

1巻と主な登場人物が入れ替わっていて、 章ごとに話の中心人物ころころ切り替わるので だんだん真相がわかってくる面白さもありながら ちょっと混乱したり、内容が把握しきれず読み返さなければならないところもありました。 要約サイトの力を借りて下巻も読み切りたいとおもいます。 いつのまにか冬眠前提で話が進んでたり ルオジーの理想の女性があっさり見つかったり トンデモ展開もあるけど飽きずに読めました

Posted byブクログ