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告解 の商品レビュー

3.9

80件のお客様レビュー

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2024/09/03

もし自分の家族がひき逃げに合って、生きたまま引きずられて息絶えたとして、更生したなんて言われても一生許さないですが、こうやって小説として書かれると価値観が揺さぶられます。そして自分の思考の方向性と違う本を読む事で、自分の精神の垢を落としていく事はとても大事な事です。

Posted byブクログ

2024/08/29

加害者の親であったなら、どう感じただろうか 10年近く前、自転車に乗っていた息子がバイクとぶつかった 相手は近所の人 幸い、息子にはかすり傷ひとつなく何事も無かったが、被害者(側の家族)であっても、加害者(側の家族)であってもいたたまれない そんなテーマでした ただ、みんな...

加害者の親であったなら、どう感じただろうか 10年近く前、自転車に乗っていた息子がバイクとぶつかった 相手は近所の人 幸い、息子にはかすり傷ひとつなく何事も無かったが、被害者(側の家族)であっても、加害者(側の家族)であってもいたたまれない そんなテーマでした ただ、みんなみんなが(この加害者や被害者家族のように)苦しみ、悩みするわけではないのを思うと… 免許取得の課題や更新時の課題として読んで欲しいと思った (酷い事故の映像を見るように、人の心の部分も学んで欲しい)

Posted byブクログ

2024/08/04

自分が犯した事に正直に告白出来ず、浮かばれない事にいたたまれない気持ちが続き滅入ってきた。表面的な対応をする友人たちの言動にさらにいたたまれない気持ちになった。寄り添ってくれる人がいたり、一番罪の意識を感ぜずにいられない人に自分の気持ちをわかってもらえた事で逃げずに前に進め、最後...

自分が犯した事に正直に告白出来ず、浮かばれない事にいたたまれない気持ちが続き滅入ってきた。表面的な対応をする友人たちの言動にさらにいたたまれない気持ちになった。寄り添ってくれる人がいたり、一番罪の意識を感ぜずにいられない人に自分の気持ちをわかってもらえた事で逃げずに前に進め、最後は気持ちが少しでも晴れた。

Posted byブクログ

2024/07/31

ひき逃げをした加害者と被害者家族の事故後を描く。 いつ自分に起こってもおかしくないようなことだと思いながら読んだ。

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2024/07/03

とても重たい作品で、読了後もしばらくは抜け出せなくなりました 過失であれなんであれ人を殺すという行為は してみた人にしかわからない思いがある この思いは、やはりやったことがない人は絶対に理解できない そんな難しい作品をよくぞここまで作り上げた、という感じ いつもミステリばっか...

とても重たい作品で、読了後もしばらくは抜け出せなくなりました 過失であれなんであれ人を殺すという行為は してみた人にしかわからない思いがある この思いは、やはりやったことがない人は絶対に理解できない そんな難しい作品をよくぞここまで作り上げた、という感じ いつもミステリばっかりで犯罪となれば 殺害トリックだの、初動捜査だの、殺害動機だのって そんなことばっかりだった私なので こんなにもヒューマンというか、人間の心情をメインとしたストーリーは本当に久しぶりで ラストが良かったと思いつつも ちょっと物足りなさもあり 頭のなかでやっぱり なんだかんだでも 「飲酒運転のひき逃げは、いやいや、やっぱアカンよ」 と冷静に思う自分がいるので う~~ん、もやもやがちょっと残るかな? もうちょっとライトな薬丸岳さん体験してみたいと思います

Posted byブクログ

2024/03/26

大学生の翔太は飲酒運転で死亡事故を起こしてしまう。加害者とその家族、そして被害者遺族の三つの視点で進んでいく。一瞬にして崩れ落ちる日常。壊れてしまうのは本当にあっという間。転がり落ちていくことのほうがとても容易なことだ。親の子への思い、子の親への思い、一気読みでした。

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2023/04/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

こんな加害者と被害者遺族の関係って、現実にあるのかな? 主要人物の誰にも共感する事が難しかった。 最後まで疑問だったのは、なぜ大学生が飲酒運転をさらりと選択したのかということ。父親が教育関係の有名人で姉が結婚間近で、何かあれば(飲酒運転だけでも)マイナスに事が運ぶと思い至らないのはやばい。未成年飲酒を(外で迷惑をかけなければと)親が容認していた事がその答えなのかな…法律は守らないと。 そして『告解』の意味。戦争が終わればその行為は殺人。国の被害者であり加害者でもある旦那さんの魂が奥さんの命と引き換えに救われたように思えて非常に複雑です。

Posted byブクログ

2023/04/05

罪を憎んで人を憎まず。 自分が被害者となった時にそう思えるだろうか? また、自分が加害者となった時に真っ当な人に戻れるだろうか? 色々考えさせられる話だった。 久々に涙腺を刺激させられた。

Posted byブクログ

2023/03/20

被害者、加害者、双方の家族等の思いや罪の意識などを考えさせられた。 自分の立場をそれぞれに当てはめて考えると小説の内容のように着地するのが理想ではあるが、中々難しい部分もあると感じた。

Posted byブクログ

2023/02/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

二三久さんが戦争の事を話し出した時、いやいやそれとこれとは話が違い過ぎるよ、と思ったけどその話が辛すぎて、経験してない私はなんも言えないなと思った。 でももし、自分が飲酒運転の挙げ句ひき逃げされた遺族の立場だったら、何年経っても「もういいよ」 なんて優しい言葉はかけられないと思うし、「もうう許してあげてください」なんて言う綾香も許せない。

Posted byブクログ