注文の多い料理小説集 の商品レビュー
それぞれ全く違う味わいの作品ですがそれそれ大変、力作ぞろいで私はかなり好きですね 概要 「料理」をめぐる極上の7つの物語 うまいものは、本気で作ってあるものだよ―― 最高級の鮨&ワイン、鮪の山かけと蕗の薹の味噌汁、カリッカリに焼いたベーコンにロシア風ピクルス…… お...
それぞれ全く違う味わいの作品ですがそれそれ大変、力作ぞろいで私はかなり好きですね 概要 「料理」をめぐる極上の7つの物語 うまいものは、本気で作ってあるものだよ―― 最高級の鮨&ワイン、鮪の山かけと蕗の薹の味噌汁、カリッカリに焼いたベーコンにロシア風ピクルス…… おやつに金平糖はいかがですか? 物語の扉をそっと開ければ、今まで味わった事のない世界が広がります。 小説の名手たちが「料理」をテーマに紡いだ とびきり美味しいアンソロジー。 【本書登場の逸品たち】 塩むすびと冷たい緑茶 ハルピンのイチゴ水 全粒粉のカンパーニュに具を挟んだ サンドイッチ きときとの富山の海の幸・ゲンゲ汁 生クリームと栗の甘煮のパンとアイスコーヒー 食堂のカレーライスと福神漬 星屑のような白い金平糖
Posted by
キャッチーなタイトルに惹かれて読んでみた。アンソロジーは読んだことのない作家さんに出会えるよい機会なので、ときどき読むようにしている。 よかった順に、「夏も近づく」、「味のわからない男」、「好好軒の犬」、「どっしりふわふわ」、「エルゴと不倫鮨」。 「夏も近づく」に出てくる料理...
キャッチーなタイトルに惹かれて読んでみた。アンソロジーは読んだことのない作家さんに出会えるよい機会なので、ときどき読むようにしている。 よかった順に、「夏も近づく」、「味のわからない男」、「好好軒の犬」、「どっしりふわふわ」、「エルゴと不倫鮨」。 「夏も近づく」に出てくる料理はどれもシンプルで美味そう。塩むすびとか、筍ご飯とか。可哀想な生い立ちの葉月くんが、叔父さんの料理で癒されていく姿が清冽でよい。 「どっしりふわふわ」は年の差20位のパン職人カップルのお話。ラスト2頁で種明かしされるミスリードについては、これがあるのとないのとでは、どれだけ読後感が違ってくるのか、オチを知ってしまった後では何ともよく分からないが、ない方が良かった気がする。
Posted by
「夏も近づく」がかなり好きだった。自然の中でできることだけをして暮らしていく姿が素敵。葉月がのびのび過ごせますように。 「しっとりふわふわ」はパンが食べたくなる。人を思う気持ちの大切さ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルで買ってしまった。 北信の湯田中の古本屋併設のフレンチのお店「やまブイブイ」。読書好きの女将さんの、おそらく読んだ本だろう。 折しも、宮沢賢治の『注文の多い料理店』という短編集を読んだところだったので、目について、思わず手に取ってしまった。きれいな古本。200円はお買い得♪ さて、誰から、どの作品から読むか? 折しも、短編集を編むなら、作品の掲載順はどうあるべきかを読み友たちと語る機会があったので、果たして順番は大切か、それとも……、という思いを確かめる意味でも、この短編集は、今、読むべきだとも思ったのだった。 結果、最初に読んだのは柚木麻子から。「エルゴと不倫鮨」 なんといっても『BUTTER』の著者、今、油の、いや、脂はこっちの字か? の乗った作者だ。そのヒット作の影響を色濃く残したような、カジマナを彷彿させる豪快な女性が食の蘊蓄を語り、男どもを翻弄していく。痛快な短篇。 次は、井上荒野。「好好軒の犬」 あまり好きな作家ではないが、ネームバリューはこの中ではある。 作品は、冷めた夫婦間の、なんともいえない機微が描かれていて面白味があった。が、これって、タイトルの「注文の多い……」ではない。「食」の話は出てくるが。 伊吹有喜の「夏も近づく」は、好きなテイストだ。 田舎暮らしの食と生活が丁寧に描かれている。が、これも「注文の多い~」というわけではない。 柴田よしきの「どっしりふわふわ」も悪くはなかったが、パンづくりは、どことなくしあわせと直結しがちな雰囲気が、安易といえば安易だったかな。 いずれにせよ、この短篇集タイトル勝ち。 「料理小説集」や「食のアンソロジー」とか、他のタイトルを付けてあったのでは、手に取らなかったろう。 宮沢賢治におんぶにだっこ? 賢治にエルゴ抱っこ紐、って感じの短編集だった(笑)
Posted by
よいーーーーー暖かな気持ち 苦かったり甘かったりピリ辛だったりほんのり優しかったりして奥深い味わいでした
Posted by
フォロワーさんの本棚から美味しそうな匂いにつられ手に取った作品。 タイトルからガッツリした料理と美味しいご飯のグルメ小説かと思いきや人間の毒や業のスパイスがピリッと効いた人間味溢れる話だった。 特に面白かったのは柚木麻子の『エルゴと不倫鮨』、高級料理で女性をつまみ食いしようとし...
フォロワーさんの本棚から美味しそうな匂いにつられ手に取った作品。 タイトルからガッツリした料理と美味しいご飯のグルメ小説かと思いきや人間の毒や業のスパイスがピリッと効いた人間味溢れる話だった。 特に面白かったのは柚木麻子の『エルゴと不倫鮨』、高級料理で女性をつまみ食いしようとした男達が、ある女性の注文によって食いっぱぐれてしまうのがなんとも滑稽でスッキリした後味が爽快! 伊吹有喜の『夏も近づく』も良かった。 拓実の優しさと美味しいご飯のセットが、葉月の心に刺さった棘の傷を癒してくれる。 まさに「心の栄養」を与えてくれる一編。 『味の分からない男』が不穏な話で後味が悪かったぶん、『どっしりふわふわ』が焼きたてのパンと美味しいコーヒーが出てきたような 最高のお口直しだった。 そして最後はまんまと「隠し味(仕掛け)」に騙されてしまった。 どの話も結構なお手前でお後がよろしゅうようで御馳走様です。和洋折中楽しませていいただきました。
Posted by
料理が出てくる本が読みたくて借りた1冊。伊吹有喜さんの『夏も近づく』で泣いてしまった。拓実も葉月も穏やかに幸せであれ。最後の柴田よしきさんの『どっしりふわふわ』はすごーく色んなパンが食べたくなった。
Posted by
柚木麻子さんのお話と出会ったのがこの一冊でした。 不倫女子が登場する、お鮨屋さんのお話。 世の中の男性陣がきっと(こうであって欲しい)と思っている女子たちの本音がいい感じに滲み出ていて、大好きなお話です。 他のお話もよかったけど、このお話が好きで柚木麻子さんのこの話しか記憶にない...
柚木麻子さんのお話と出会ったのがこの一冊でした。 不倫女子が登場する、お鮨屋さんのお話。 世の中の男性陣がきっと(こうであって欲しい)と思っている女子たちの本音がいい感じに滲み出ていて、大好きなお話です。 他のお話もよかったけど、このお話が好きで柚木麻子さんのこの話しか記憶にないくらいです。 気持ちがいい話でした。
Posted by
「料理」にまつわる、7人の作者のアンソロジー。 柚木麻子さん「エルゴと不倫鮨」伊吹有喜さん「夏も近づく」柴田よしきさん「どっしりふわふわ」が特に好きだった。 読むと、どれも丁寧に料理がしたくなる!
Posted by
料理に関する短編小説集。 どの話も美味しそうで、ストーリーにも一癖あったり味がある。 その中でも一番のお気に入りは 伊吹有喜の「夏も近づく」。 複雑な家庭の事情で、家を追い出された葉月という少年と、主人公の拓実。 ぎこちなかった彼らの関係が、 拓実の作った美味しい料理を...
料理に関する短編小説集。 どの話も美味しそうで、ストーリーにも一癖あったり味がある。 その中でも一番のお気に入りは 伊吹有喜の「夏も近づく」。 複雑な家庭の事情で、家を追い出された葉月という少年と、主人公の拓実。 ぎこちなかった彼らの関係が、 拓実の作った美味しい料理を二人で食べることで新しい人間関係が作られていく。 夏の風景の清涼感もあり、大のお気に入りとなった。 この作者の他の本も読んで見たくなった。 こういう新しい世界が広がるのも、小説集の醍醐味ですね。
Posted by
