注文の多い料理小説集 の商品レビュー
好きな話ばかりだった 料理の描写がどのお話も目の前にあるかのよう 地元と思わせるような話もあって楽しめた
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柴田よしきさんの篇が印象に残った。 初めで読んだ柚木麻子さん、坂井希久子さんの篇も好みだったので他の物語も読んでみたい。 料理が出てくる短篇集、美味しく読めるかは結末にも左右される気がする。嫌な終わり方だとモヤモヤして食欲がなくなるからだろうか…
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個人的に凄く良かったのが、 「エルゴと不倫寿司」柚木麻子 「夏も近づく」伊吹有喜 「どっしりふわふわ」柴田よしき エルゴ〜は、純粋に出てくる料理が美味しそう。最初は、場違いすぎる〜と店に現れた母親にちょっとだけ不快感があったのだけど、あっという間になくなる不思議。この母親、あの店のなかにいたどのクソ男(暴言失礼)よりも食に関する知識もあるし、本当に美味しく食べていて気持ちがいい。ラストも、女性三人で男を置いて買えるのもとてもすっきり。 夏も近づく、は自然に囲まれた田舎の家でほぼ初対面な甥である中2の葉月と暮らすことになった叔父拓実の話。預けられた経緯も深堀して、その後の話もつけてまるまる一冊読みたいぐらいとても良かった。自分できないので、丁寧な暮らしぶりが好きだということもある。この話も出てくる、何でもない料理がとても美味しそう。 どっしり〜、は優しい恋愛小説だった。二人で開いたパン屋さんがずっと続けばいいし、二人の中も最後まで続いてほしい。パンがどれも食べてみたくて、作中の台詞「カロリーのことは忘れるしかない、って感じ。全部食べたい」に、わかる〜と。通いたい。
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料理にまつわるお話のアンソロジー。 個人的には 伊吹さんの『夏も近づく』 坂井さんの『色にいでにけり』 柴田さんの『どっしりふわふわ』がおもしろかった♪ 坂井さんのはシリーズ化して欲しいなぁって調べたらなんとシリーズものとして出たばかりっぽい?! 早速図書館にて予約しました^^ 楽しみ♪ 柴田さんはまさかのベーコンサンドのスピンオフ~♪ 料理の描写はさすが! パンが欲しいーー!^^
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料理がテーマのアンソロジー。 美味しいだけじゃない料理に纏わる数々、どれもそう来るかぁといったところ。 坂井希久子さん、初読み。 時代小説で色の話で、料理はどこに?と思っていたら、見事に目と味覚を鮮やかに刺激されました。 「居酒屋ぜんや」ってシリーズ物のようで、探して読んでみ...
料理がテーマのアンソロジー。 美味しいだけじゃない料理に纏わる数々、どれもそう来るかぁといったところ。 坂井希久子さん、初読み。 時代小説で色の話で、料理はどこに?と思っていたら、見事に目と味覚を鮮やかに刺激されました。 「居酒屋ぜんや」ってシリーズ物のようで、探して読んでみます。 アンソロジーはこんな出会いがあるから外せないですね。
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ラストのどっしりふわふわが、 意外性もあって、面白かった。 すごーく純度の高い恋愛小説。 あとは、まあまあ。
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おいしいごはんが出てくる話は面白いという法則を見つけたので、 ぴったりのアンソロジーじゃないか!と思い手に取った。 私の説は立証されたな、と確信を持った。 読んでいるととにかくお腹がすく。 前菜からデザートまで楽しめる話ばかり。 初めて知った作者さんもいて素敵な出会いのきっかけに...
おいしいごはんが出てくる話は面白いという法則を見つけたので、 ぴったりのアンソロジーじゃないか!と思い手に取った。 私の説は立証されたな、と確信を持った。 読んでいるととにかくお腹がすく。 前菜からデザートまで楽しめる話ばかり。 初めて知った作者さんもいて素敵な出会いのきっかけにもなった。 電子書籍で登録していたので、登録しなおし。(2021.8.13)
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料理をテーマにしたアンソロジー。 以下お気に入り作品。 柚木麻子「エルゴと不倫鮨」 不倫を嗜む男たちの隠れ家的鮨屋に、明らかに場違いなくたびれたおばさんが襲来する。そのおばさんはなぜかとても料理に詳しく、次々と美味しそうなオリジナル創作鮨をオーダーしはじめ…まさにタイトル通り注文...
料理をテーマにしたアンソロジー。 以下お気に入り作品。 柚木麻子「エルゴと不倫鮨」 不倫を嗜む男たちの隠れ家的鮨屋に、明らかに場違いなくたびれたおばさんが襲来する。そのおばさんはなぜかとても料理に詳しく、次々と美味しそうなオリジナル創作鮨をオーダーしはじめ…まさにタイトル通り注文の多い料理小説。ラストのオチも痛快でよい。 伊吹有喜「夏も近づく」 悠々自適な田舎暮らしをしている主人公が、兄から半ば押し付けられる形で甥っ子を預かることに。田舎の豊かな自然と触れ合うことにより2人が打ち解けていく様子が微笑ましい。伊吹有喜さんらしい、爽やかで優しいお話。 坂井希久子「色にいでにけり」 はじめましての作家さん。時代物で、美しい色彩と和菓子の融合。短編なのにキャラが立ってて、シリーズもので読みたいと思った。 中村航「味のわからない男」 岩上が脳内で原田○二に変換されて笑った。 女性作家ばっかりかなと思ったけど、中村航さんは男性かな?色んなテイストの作品が詰まっていて、美味しくて嬉しいアンソロジーでした。
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最後の柴田よしきさんのお話には、やられました。「料理」をテーマにした七人の作家のアンソロジー。柚木麻子さん以外初めて読む作家さんばかり。どの短編も味わいが違ってて面白い。 柴田さん、柚木さんは勿論、伊吹有喜さんの「夏も近づく」が好き。複雑な家庭環境にある中学生の葉月と田舎暮らしの...
最後の柴田よしきさんのお話には、やられました。「料理」をテーマにした七人の作家のアンソロジー。柚木麻子さん以外初めて読む作家さんばかり。どの短編も味わいが違ってて面白い。 柴田さん、柚木さんは勿論、伊吹有喜さんの「夏も近づく」が好き。複雑な家庭環境にある中学生の葉月と田舎暮らしの彼の叔父、拓実のお話。土鍋で炊いたご飯が食べたくなる。青竹を切ってコップにして飲む沢の水も美味しそう。
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2021/7/14 最初と最後がめっちゃよかった。 1話目読んだ後の余韻をすぐに消すのがもったいなくてしばらく置いたもの。 柚木麻子と柴田よしき。 柴田よしきはノーマークやったわ。当たりが悪くて最近読んでなかったなぁ。また読んでみようかな。 お目当ての伊吹有喜は間違いない。 後は坂井希久子さんとやら、読んでみよう。 やっぱり中村航は私は違うみたいね。
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