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わたしたちは銀のフォークと薬を手にして の商品レビュー

4.2

281件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2020/07/30

椎名さんがとてもいい。 複雑なのに温かい。 キュンとして、ご飯が食べたくなって、恋したくなる。 出てくる人物の生き方がそれぞれ様々に描かれていてとても面白かった。

Posted byブクログ

2020/07/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久しぶりに島本理生さんを読んだ。やっぱりすきだな。 "漢字じゃなくてひらがなで、こうふく、と書きたくなるような日々。" という表現がとても島本理生さんらしいと思った。わたしにも訪れる事があったらいいのに。すきなひとたちに逢っておいしいごはんとおいしいお酒が飲みたい。箱根に行きたい…直島行ってみたい。 どうして人生には、結婚以外の正解が用意されていないのだろう。 八十歳とかまで生活も信頼もセックスもぜんぶ一人に背負わせるとかが大前提になってることが、よく考えたらむちゃくちゃなんだよ。

Posted byブクログ

2020/07/27

描写が美しく、知世と椎名さんの関係が素敵でした。 ところどころぐっときて、何度か涙が込み上げました。また恋がしたいな。もうきっとしないだろうけど。 嫌な奴だと思っていた知夏が、知夏側からの視点で物語をみるとそうでもなくて、彼女の気持ちに共感できる部分も多々あり面白かった。 読み終...

描写が美しく、知世と椎名さんの関係が素敵でした。 ところどころぐっときて、何度か涙が込み上げました。また恋がしたいな。もうきっとしないだろうけど。 嫌な奴だと思っていた知夏が、知夏側からの視点で物語をみるとそうでもなくて、彼女の気持ちに共感できる部分も多々あり面白かった。 読み終わったあと、みんなが幸せになっているといいなと思えた一冊でした。

Posted byブクログ

2020/07/22

知世と椎名さんの関係が素敵だった 大人の恋愛は難しいと言うことを感じさせられたけど、描写がすべて美しかった! 好きなものを好きな人とおいしいと言いながら食べられることがどれだけ幸せか感じた レモンサワーと焼き鳥を一緒に楽しめる相手とできない相手とわかれる、と言うところが心に残って...

知世と椎名さんの関係が素敵だった 大人の恋愛は難しいと言うことを感じさせられたけど、描写がすべて美しかった! 好きなものを好きな人とおいしいと言いながら食べられることがどれだけ幸せか感じた レモンサワーと焼き鳥を一緒に楽しめる相手とできない相手とわかれる、と言うところが心に残っている 知夏とお母さんがずっと腹立たしかったけれど、知夏は知夏で悩んでいたんだとわかって最後は団地を出られて良かったと思う スルスル読めておもしろかった!

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2020/08/12

すごい良かった。 スルスルとよめ、知世や茉莉、知夏にそれぞれ共感できる部分があった。 知世の妹の知夏はなんて意地悪な!と思ってたけど彼女目線の短編を読むと、彼女は彼女で当たり前のように考えてる事があってあー、そうか彼女のこの部分はわかるなと思えたり、それぞれの岐路を垣間見れ体験で...

すごい良かった。 スルスルとよめ、知世や茉莉、知夏にそれぞれ共感できる部分があった。 知世の妹の知夏はなんて意地悪な!と思ってたけど彼女目線の短編を読むと、彼女は彼女で当たり前のように考えてる事があってあー、そうか彼女のこの部分はわかるなと思えたり、それぞれの岐路を垣間見れ体験できた気がしてよかった。 にしても、椎名さんカッコいいなー

Posted byブクログ

2024/01/25

「君と食べるとご飯が美味しい」 なんてとびっきりのアイラブユーなのだろう。 美味しいご飯とお酒が出てきて、 お腹も空くけど心は満たされる。 こんな恋がしたいわ。

Posted byブクログ

2020/06/30

知世を取り巻く友達や妹の恋物語が短編で綴られる本。 椎名さんが優しいな〜大人だわ〜 出てくる食べ物がどれも美味しそう。 30越えると若い頃のような恋は出来なくなる。

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2020/06/28

島本理生は大昔に「ナラタージュ」とその近辺の1〜2冊を読んで、あまりのじめじめ感に耐えられずその後は読む気が起きませんでした。年月を経て私が大人になったからか、たまたまの相性なのか、この本はとてもすんなりと私の中に入ってきました。 訳ありなおじさんと、若くて真面目で頑張り屋さん...

島本理生は大昔に「ナラタージュ」とその近辺の1〜2冊を読んで、あまりのじめじめ感に耐えられずその後は読む気が起きませんでした。年月を経て私が大人になったからか、たまたまの相性なのか、この本はとてもすんなりと私の中に入ってきました。 訳ありなおじさんと、若くて真面目で頑張り屋さんのアラサー女子との優しい恋愛。 おいしい食事もよかったです。 ごちそうさまでした。 キャラクターの違う女性の 別視点からの話もよかったです。 そうよね、こっちにはこっちの世界が ちゃんとあるのよね。と思いました。 訳あり部分については、もう少し踏み込んで 葛藤や焦りや諦観といったものを 覗いてみたい気もしましたが、 このお話の中で男性はすでに乗り越えたもの という扱いで、詳しくは触れられませんでした。 想像するしかないですね。 綺麗で、優しくて、暖かいお話でした。

Posted byブクログ

2020/06/26

大人の恋だ〜 友達や妹にもスポットライトが当たって、ひとりは自分と少し似てるかも?と思える人物がいる。 側から見たら「嫌な奴」も、その人物なりにいろいろな考えているのか。

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2020/06/20

「ファーストラヴ」や「Red」といったドロドロねっとりした島本理生のイメージを一層した本。透明感が半端ない。中途半端な30代という年齢や妹ばかりが可愛がられたという生い立ちのコンプレックスなど、主人公の中でしこりのように凝り固まっていたものたちが、一人の男性によって解きほぐされて...

「ファーストラヴ」や「Red」といったドロドロねっとりした島本理生のイメージを一層した本。透明感が半端ない。中途半端な30代という年齢や妹ばかりが可愛がられたという生い立ちのコンプレックスなど、主人公の中でしこりのように凝り固まっていたものたちが、一人の男性によって解きほぐされていく過程が読んでいて心地よかった。また、近づきたいという恋愛的欲求とエイズに対する恐怖の間で立ちすくむ彼女と、それを急かさずにゆっくりと待っている彼がゆっくりと歩み寄っていく過程が切なくも温かい。食べ物、景色、台詞、全ての描写がセンスフルで、島本理生の天才的文筆センスに感動した。

Posted byブクログ