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わたしたちは銀のフォークと薬を手にして の商品レビュー

4.2

284件のお客様レビュー

  1. 5つ

    105

  2. 4つ

    115

  3. 3つ

    36

  4. 2つ

    11

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2021/01/03

★3.5くらい。物語の始まりが同い年で親近感。内容は軽いわけじゃないけどさくさく読める。妹、嫌なやつかと思ってたけど(一人っ子は〜とか言うし!)案外一番理解出来るキャラクターだったかも。嫌いじゃないよ。あと飯田ちゃんの話が良かった。

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2020/12/27

私が島本理生さんの小説を読むときは、恋愛小説を読みたいモードのときなのだけど、タイトルが素敵だなと思って選んだこの小説は、複雑ながらも清々しい気持ちになれる恋愛小説だった。 仕事がらみで知り合った、30代前半の知世と年齢ははっきり書かれていないもののおそらく知世よりはひと回り以...

私が島本理生さんの小説を読むときは、恋愛小説を読みたいモードのときなのだけど、タイトルが素敵だなと思って選んだこの小説は、複雑ながらも清々しい気持ちになれる恋愛小説だった。 仕事がらみで知り合った、30代前半の知世と年齢ははっきり書かれていないもののおそらく知世よりはひと回り以上は歳上の椎名さん。 食べることが好きだという共通点のもと、たまに食事をともにするうちに静かに恋が芽生えていく。 しかし椎名さんには、あらゆることの障害になりうる、とある持病があって… 椎名さんの持病はここには明記はしないけれど、もしも自分が好きになってこの先も長く一緒にいたいと思い始めた相手からその病気について明かされたら、正直どうしようかものすごく迷うと思う。 「そんなこと全然関係ないよ」とは、おそらくすぐには言えない。 自分自身にも影響が出るかもしれないし、周りから反対されることが容易に想像できるから。 でもこの小説のあらゆる描写を読むと、すごく健全に2人の関係は育まれていく。 美味しいものをともに食べるということはこの2人の基本にずっとあって(登場する食べ物も本当に美味しそう)、映画を観たり、日帰り遠出をしたり、たまに旅行をしたり、一組のカップルのあれこれが描かれる。 その合間に、椎名さんの持病についてのエピソードが差し挟まれる。 そこに知世の友人たちや家族(主に仲の良くない妹)とのエピソードが加わる。温かな中にピリッと胸が痛むようなシーンもある。 当事者の間での理解が、周りの理解に簡単に繋がるわけではないということ。 複雑ではあるものの、希望の光が常に2人の前に見えるような素敵な恋愛小説だった。 しっくりとくる関係性、とはきっとこういうものなのだ。障害があっても、それ以上の強い結びつきがある。

Posted byブクログ

2020/12/19

立て続けに島本さんの本を読んだ。 「よだかの片思い」を読んでからの「わたしたちは…」。 椎名さんがカッコ良すぎる。 そして、知世が絶妙に魅力的。

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2020/12/18

全ての女性に元気をもらえたというかなんというか 大人になっても読み返すだろうな ご飯が美味しそう。

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2020/12/12

病気のこと結婚のこと仕事のこと、話題は重めなのにスラスラと読めた。登場人物がみんな魅力的で、主人公はなんだか自分と重なるところがあって(甘えるの苦手なとことか)恋人の椎名さんが素敵で憧れる、、、。ちょうど気になる話題のことばかりだったからか、どんどんのめり込めた。美味しい旬のたべ...

病気のこと結婚のこと仕事のこと、話題は重めなのにスラスラと読めた。登場人物がみんな魅力的で、主人公はなんだか自分と重なるところがあって(甘えるの苦手なとことか)恋人の椎名さんが素敵で憧れる、、、。ちょうど気になる話題のことばかりだったからか、どんどんのめり込めた。美味しい旬のたべものを食べたくなる。

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2020/12/02

ずっと読みたいと思ってた島本理生さん。 文章が丁寧でとても読みやすかった。 悲観的すぎない、さっぱりした主人公が好きだ。 タイトルの意味がわかったとき、「ああ素敵だな」と思った。 おいしいごはんが食べたくなる。

Posted byブクログ

2020/11/14

仕事熱心な30歳独身のOL・知世と年上でバツイチのエンジニア・椎名の恋の物語。 読み易くてサクサクと読み終えたが、リアリティを感じられず、ずっと昔のトレンディドラマが思い出された。

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2020/11/03

ちょっと想像と違う展開でびっくりしたが、心地よい物語だった。美味しいものを好きな人と一緒に食べに行きたくなった。

Posted byブクログ

2021/11/01

題名と表紙に惹かれて買った。 ごはんのシーンが素敵で、おしゃれなんだけれど、重い現実も含んでいて、読み応えがあった。 登場人物に自己投影でき、想定してた以上に今の私にしっくり来て、大好きな一冊になった。

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2020/10/24

…どこへも行ける孤独だってあるだろう。だけど、どこへも行けない孤独だってあるんだ。 切ない。そういう生き方を受け入れたのは自分だし仕方ないかもだけど。大切な人から重大な病を聞かされて一緒にいることを選ぶ主人公、その周りの親、妹、友達。そして不倫と浮気。 とりあえず流されちゃうんだ...

…どこへも行ける孤独だってあるだろう。だけど、どこへも行けない孤独だってあるんだ。 切ない。そういう生き方を受け入れたのは自分だし仕方ないかもだけど。大切な人から重大な病を聞かされて一緒にいることを選ぶ主人公、その周りの親、妹、友達。そして不倫と浮気。 とりあえず流されちゃうんだな、弱ってたらすがるものには捕まるか。と、文章はやはり女性だなという言い回しがあるけれどなんかスラスラと読める。

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